硝子の少年 予感

写真に写っている物体が何だか分かりますか。

灰皿だと思われた方。ご自分の想像力のなさを悔やみなさい。
氷の器だと思われた方。夢があっていいと思います。大切にして下さい。
ガラスのコップの底の部分だと思われた方。おめでとう、正解です。

ガラスのコップが割れる。それは不吉なことだと言われる。
なぜ割れたガラスのコップの底の部分があるかというと、それはガラスのコップが割れたからだ。

事件の始まりはこうだった。
いつものように２リットルＰＥＴ爽健美茶をパルコのコップに注いでいた自分。
ほぼ満タンまで入れる。容積はだいたい２５０ｍｌくらいだろうか。
いざコップを持ち上げて、飲もうとした瞬間。

ザバババー、ビッチャー、ゴンッ！

一体何が起こったのか、全く理解できなかった。
テーブルの上に広げた地図が水浸しだ。テレビとＭＤデッキのリモコンも同様。
目の前に広がっている大洪水を見て、ようやく状況が掴めた。

コップが割れたんだ。あり得ない割れ方をしている。底近くにの部分が斜めにスパッと。
石川五右ェ門の斬鉄剣で斬ったかのような切り口だ(トリビア：斬鉄剣はこの世に２本存在する)。
もちろん余計な握力などは一切加えていない。コップも劣化したものではない。一体、なぜ？

何か不吉な出来事でもあったのだろうか。
一つ、思い当たる節がある。

まもなく電話のベルがなった。
そして、思った通りの結果になってしまった。

やがて空虚が僕を包んだ。
これからのことを考えてみたけど、どうすればいいか僕には分からない。
とにかく大きな節目であることは間違いない。
発信されるメッセージを確実に受け取らなきゃいけない。
それが今の僕に出来る最大の償いであり、最高の恩返しなのだと思う。

結論。突然ガラスのコップが割れると不吉な予感がするのは本当だ。
普通に怖かった。背筋がゾクゾクした。これがエマージェンシーなんだ。間違いない。

　　
普通のガラスのコップに見える。　　 ところが、斜めに割れているのだ。切り口は鋭くて危険。

せっかくだから、割れたコップでちょっと遊んでみた。
　　
作品名『ピサの斜塔』　　　　　　　　　作品名『かぐや姫』

ちなみにピサの斜塔はイタリアのトスカーナ州にある。
ガリレオ・ガリレイの落下の法則(物体の自由落下の速度は物体の質量に依存しない)が
実験された場所としてピサの斜塔は有名だ。しかしながらその実験は、ガリレオの弟子
ヴィンチェンツォ・ヴィヴィアーニ(Viviani)の創作で、実際には行われていないそうだ。
なんだったんだ、ガリレオ。君を信じていたのに。激しく裏切られた気分だ。
とにかくピサの斜塔の傾きは不同沈下によるものだそうだ。関空と一緒か(-_-;)

(ピサの斜塔、ガリレオ・ガリレイ　いずれもWikipediaより)

【追伸】
ここで紹介したハルカリのウェブサイトが、今日のDPZのトピックスにて紹介されている。
下から3番目だ。先日の山内さんとのシンクロに続き、またしてもやっちゃった(^_^)ｖ
紹介して下さった法師丸さん、ありがとう！こうなったらハルカリのＣＤ買うっきゃないっ！？

前回予告した、人類の絶滅の危機について記事は明日以降に更新します。