
先日、東京シティサイクリングに参加して来ました。
参加者数はおそらく1000人超。今年で5回目を迎える、
自転車で都会を走ろう!っていうイベントでございます。
などと説明していますが、実は初参加です。
しかも、単独応募!(笑)
井の中の蛙大会大海を知らずと申しましょうか、
へな猪口サイクリストの僕が参加して、果たして大丈夫なのでしょうか。
と、過剰な不安を煽ったところで、僕の辿った軌跡をご覧頂きたく思います。
9月18日、大会当日の東京は晴天に恵まれました。
ここ1週間、週間天気予報が気になって仕方がなかったのだけれど、
気象予報士のお姉さんの「日曜は絶対晴れ」という言葉を信じてました。
なんていうか、これはもう愛の力ですよね。と、とにかく晴れてよかった!!
※2年前に開かれた2003年大会は、雨天中止(順延も×)だったそうな。
集合場所は新宿、東京都庁舎前・都民広場。
僕はというと、「所さんの目がテン!」をのんびりと見ていたことに加え、
忘れ物をしてしまう(スポドリとグローブ)というハプニングが発生したため、
受付終了時刻の8時30分に間に合うかどうか微妙な情勢に。やばいってばよ!!
ここまで読んで頂けたら、読者のみなさんにはきっと察して頂けたことでしょう。
ハイ、遅刻しましたニャン☆
うん、もうね。素直に罪は認める。間に合いませんでしたー。
日曜日の東京は、交通量こそ平日に比べて少ないとはいえ、
信号機はバリバリ現役稼動中。僕はSTOP&GOの繰り返しでした。
結果、新宿区に進入した時点で悟った、諦めた、開き直った!!!
覚悟を決めたからには、スローペースで安全走行を心がけます。
あ、新宿で若干道に迷ってしまったことは内緒です(笑)。ちょっと焦りすぎだってばよ!!
でも、神は僕を見捨てませんでした。Thank God!
約5分現場に遅刻した結果、項垂れたまま受付テントに向かう僕。
しかし、目の前には長蛇短蛇の列が。なんと、同志がいたのです。
もうこうなったら、「横断歩道 みんなで渡れば怖くない」理論が
適用されちゃうじゃないですか。誰だって遅刻くらいしますよね(笑)。
というわけで、悠然と受付を済ませ、大会参加選手用ゼッケンを受け取った僕。
改めて集合会場を見渡してみると驚きました。ここはもしかして阿鼻叫喚地獄!?

東京都庁舎前、都民広場にサイクリストが大集合。
自転車男と自転車女がいっぱいだ(笑)。
否が応でもサイクリストの血が騒ぐってばよ!!
この世に桃源郷、ユートピアがあるとしたら、ここに違いない。
カタログでしか見たことがないような高級自転車がいっぱい。
そりゃ、忌野清志郎さんも自転車盗られちゃう訳だよなー。
だって、ここにある自転車、全部盗みたくなっちゃうもん♪
※窃盗は犯罪です。絶対にやめましょう。
自転車及びパーツ類はお金を稼いで自分で買って下さいね。
あちこちで自転車談義に花を咲かせている参加者の皆さん。
もちろん僕は単独行動です。独り寂しく他所様の自転車を眺めてました。
でもね、にんげん、ひとりぼっちじゃないんだよ。にんげんだもの(by みつを)。
孤独なサイクリストにもスタートという名の輝かしい瞬間が平等に訪れるのです。
スタート時刻の午前9時を向かえ、続々とスタートを切るサイクリストたち。
9時20分、いよいよ僕達のグループの番です。心臓の鼓動が高鳴ってきました。
タツヤ、行きまーす!
ホワイトベース都民広場に別れを告げ、僕は宇宙道路へと旅立っていきました。
ゴール地点であるジオン軍本拠地夢の島公園・競技場を目指します。GO!!!!!!!!!!
新宿中央公園の緑が眩しい。ところが、やがて隊列は停止してしまいました。
基本的に車道の脇を一列走行+赤信号停止義務が課せられているからです。
あ、都庁前で俳優の水谷豊さんを見かけましたよ。ドラマの撮影でしょうか。
新宿大ガードをくぐり、靖国通りを東に進みます。
外苑西通りに入ると、スムーズに走行出来るようになってきました。
新宿御苑を右手に見ながらの緩やかな下り坂は、本当に心地よかったです。
国立競技場が左手に見えたら、まもなく神宮外苑サイクリングに到着します。
ここはコース周回が可能ですので、体力が有り余っている方は、何十周でも
お好きなだけどうぞ(笑)。もちろん木陰で小休止して頂いても構いません(^_^)

神宮外苑銀杏並木。中央に見える建物は、国会議事堂ではなく絵画館。
写真の場所は、ドラマのロケ地としても有名な神宮外苑イチョウ並木。
休日は全面車両通行禁止となっていますので、憩いの場所として最適です。
って、お時間の方が差し迫って参りました。ここからは早足でお送り致します。
青山通りを東に進んだ後は、外堀通りを反時計回りに走行。
ところが、溜池山王付近で再び(自転車の)渋滞に巻き込まれてしまいます。

いつのまにか背後に東京タワー。
日本の中枢、霞ヶ関に入ったということは、
皇居前パレスサイクリングまであと少しってことです。

皇居前パレスサイクリングに到着。開放感がありますね。
パレスサイクリングに突入した途端、速度を上げるサイクリスト達。
僕も負けてられません。最高速で毎日新聞社前の折り返し地点を目指します。

折り返せば、遥か向こうに東京タワー。
再び、東京タワーが視界に入ってきました。
けど、今回は港区方面には行かないんだよねー。

サイクリスト猛ダッシュ。背景は丸の内オフィスビル群。
ひたすらゴール地点を目指す人。芝生の上で休憩する人。
暢気に写真を撮ってる人(僕です)。烏合の衆といった光景でしょうか。

ここは中央区。石川島公園でしたっけ。
マンションなどの開発が進む中央区は、よく整備されていた土地でした。
でもそれは歩行者にとってであって、自転車乗りにはちと厳しいかもしれません。
路面がタイルで敷き詰められ凸凹していても、歩道だから仕方がないんですけどね。
バリアフリーの考え方を適用するなら、自転車の走行に適してないってことはつまり、
同じく車輪を採用している車椅子の方にもやや不親切なのかなという印象でしょうか。
そういう観点からも、行政には早急に然るべき対応を取ってもらいたいと思いました。
幾多の橋を越え、江東区へ。このアップダウンに体力削られました。
せっかくの下り坂も、直後に赤信号停止じゃ意味がないもんなー。
東京湾岸道路に合流すると、まもなくゴール地点の夢の島公園。
しかしながら、夢の島は通過して、オプションコースの若洲サイクリングロードへ。
体力に自信のある猛者たちは、+15kmの過酷な試練に自ら挑んでいくのです。

新木場緑道公園。対岸は葛西臨海公園。観覧車が見えますね。
潮風を浴びながらの新木場緑道公園。左手に葛西臨海公園、
右手に東京へリポートを見ながら、細い道を直進して行きます。

若洲サイクリングロード。東京湾を臨みます。
若洲の南端まで来ました。オーシャンビューが最高ッス!
堤防付近では海釣りを楽しんでいる方が多数いらっしゃいました。
若洲海浜公園をすり抜け、新木場の貯木場を右手に眺めながら進めば、
JR京葉線新木場駅に到着します。ゴールの夢の島公園は目と鼻の先だ。

時刻は午後1時5分。ついにゴールです。やったぜ!!!
ついにゴールしました。でも、順位とかタイムとかはありません。
まだ体力には余裕がありますが、若干お尻が痛いです(笑)。

参加賞はバナナ2本とVAAM(200ml)2本。
ゴール地点の受付場所で参加賞を貰いました。VAAM、冷えてるといいんだけどなぁ。
それと、10月5日発売の東京中日スポーツ紙に完走者の氏名が掲載されるそうです。
ちなみに抽選会(ジャンケン大会)では、多数の商品が用意されているにもかかわらず、
1つも商品を獲得出来ませんでした。ジャンケン弱いです、自分。自転車欲しかったなぁ。
最後までエキサイティングな展開を見せた2005東京シティサイクリング。
名前も知らないサイクリスト達と場の空気を共有し、得られた一体感、達成感。
それは何事にも変えがたいものでありました。都会を疾走した今日、プライスレス。
僕はこのエントリーで今大会の参加者を“サイクリスト”と呼称しましたが、
実のところ、たった6文字のカタカナで総称出来るほど甘いもんじゃなかったです。
参加者の主体は20代30代の男女だったかもしれません。でも、もっと多様なんだよなぁ。
家族連れ、初老の紳士、おばあちゃん、プロ選手!?、小さな子供、身体障害者の皆さんetc.
数え切れない多くの人が同じ道を駆け抜けました。僕自身、学ぶものが非常に多かったです。
僕がいくつか遭遇した感動的なシーンをご紹介しましょうか。
幼子と目が合うんですよね。母親の自転車の後部座席に座っている、
4歳ぐらいの女の子と。その視線はもちろん僕に向けられたものではなく、
後ろを追走している彼女の父親に向けられたものなんですけどね(苦笑)。
きっとお父さんのことが気になって、応援したいという心持ちなのでしょう。
女の子が何回もこちらをちらっちらっ見るので、ドキドキしちゃいましたよ。
※当然のことながら、当方はロリコンではございませんので。悪しからず。
それから、障害者の方と一緒に走った時に起きたある事件。
信号待ちの影響を受けて、彼はグループの先頭になってしまったのですが、
なんと道順が分からないという緊急事態に。いや、これは参加者誰しもが通る関門なのですよ。
僕も思わず先頭に飛び出したことがありまして、「これはヤバイ!」とすぐスピードを落としました。
それでT字路に差し掛かった時、彼はこう言ったのです。僕について来ても責任取れないからね。
集団のピンチに、自ら率先して冗談を飛ばすリーダーシップ。僕はあなたに一生ついて行きます!!
周囲には彼をサポートする役の人もいらっしゃって、僕は不意に温かい空気に包まれたのでした。
自転車という一つのアイテムをキーに繋がる気持ち。
それは屈強なチェーンのように、一生切れることはないでしょう。
参加者の皆さんが所有する自転車も多種多様で楽しかったですね。
ロードレーサーを始め、クロスバイク、スポルティフ、MTB、折りたたみ自転車、
リカンベント、ホイールチェアレーサー(障害者用自転車)、果てはママチャリまで!(笑)
走ってて飽きませんでした。自転車の多様性は、昆虫の多様性に匹敵するかもしれません。
最後に今大会を支えて下さったボランティアスタッフの皆さんに感謝したいと思います。
素晴らしい大会を開催し下さって、本当にありがとうございました。最高に楽しかったです。
以上が、2005東京シティサイクリングの全記録になります。
僕が味わった興奮と感動が少しでも皆様に伝ったのであれば幸いです。
ちなみに、この記事は完成直前で一度消えています(涙)。それでも書き上げた僕を誰か褒めて下さい。
★2005東京シティサイクリング(東京新聞)
普段あまり自転車に乗らない方も、地方にお住まいの方も、学生さんも、
この東京シティサイクリングを一度体験なさってみてはいかがでしょうか。
やや距離があるので不安だという方、きっとそれは杞憂に終わることでしょう。
子供も参加していますし、なにより大勢で走ってると楽しいです。集団走行、万歳!!
サイクリングを通して、新しい東京、そして新しい自分を発見出来るかもしれません。
機会があれば、ご家族と、恋人と、ご友人と、ぜひ東京の街を走ってみて下さいね。
閉会式及び抽選会が終われば、各自帰路につきます。
さようなら、2005東京シティサイクリング。また来年も参加するよ。
そして僕は進路を東に。東京湾岸橋を渡って、葛西を目指したのでした。

多くの家族連れで賑わう葛西臨海公園。だって日曜日だもん♪
せっかく葛西まで来たのに、ちょうど満潮時刻と重なり、生物観察は出来ませんでした。
うーん、ちょっと残念。でも、海水と戯れたりして、心身ともにリフレッシュ出来ましたワン!
そろそろ日も傾いてきたのでお家へ帰りたいと思います。荒川サイクリングロードを北上だ!!

日が暮れます。今日はとてもいい天気でした。Thank you !!
まもなく迎える日没時刻。夕陽が目に沁みます。
本日の走行距離は約70km。流石にちょっと疲れました。
この度はご清聴、誠にありがとうございました。
関連記事 :中秋の名月
参加者数はおそらく1000人超。今年で5回目を迎える、
自転車で都会を走ろう!っていうイベントでございます。
などと説明していますが、実は初参加です。
しかも、単独応募!(笑)
井の中の蛙
へな猪口サイクリストの僕が参加して、果たして大丈夫なのでしょうか。
と、過剰な不安を煽ったところで、僕の辿った軌跡をご覧頂きたく思います。
9月18日、大会当日の東京は晴天に恵まれました。
ここ1週間、週間天気予報が気になって仕方がなかったのだけれど、
気象予報士のお姉さんの「日曜は絶対晴れ」という言葉を信じてました。
なんていうか、これはもう愛の力ですよね。と、とにかく晴れてよかった!!
※2年前に開かれた2003年大会は、雨天中止(順延も×)だったそうな。
集合場所は新宿、東京都庁舎前・都民広場。
僕はというと、「所さんの目がテン!」をのんびりと見ていたことに加え、
忘れ物をしてしまう(スポドリとグローブ)というハプニングが発生したため、
受付終了時刻の8時30分に間に合うかどうか微妙な情勢に。やばいってばよ!!
ここまで読んで頂けたら、読者のみなさんにはきっと察して頂けたことでしょう。
ハイ、遅刻しましたニャン☆
うん、もうね。素直に罪は認める。間に合いませんでしたー。
日曜日の東京は、交通量こそ平日に比べて少ないとはいえ、
信号機はバリバリ現役稼動中。僕はSTOP&GOの繰り返しでした。
結果、新宿区に進入した時点で悟った、諦めた、開き直った!!!
覚悟を決めたからには、スローペースで安全走行を心がけます。
あ、新宿で若干道に迷ってしまったことは内緒です(笑)。ちょっと焦りすぎだってばよ!!
でも、神は僕を見捨てませんでした。Thank God!
約5分現場に遅刻した結果、項垂れたまま受付テントに向かう僕。
しかし、目の前には
もうこうなったら、「横断歩道 みんなで渡れば怖くない」理論が
適用されちゃうじゃないですか。誰だって遅刻くらいしますよね(笑)。
というわけで、悠然と受付を済ませ、大会参加選手用ゼッケンを受け取った僕。
改めて集合会場を見渡してみると驚きました。ここはもしかして阿鼻叫喚地獄!?

東京都庁舎前、都民広場にサイクリストが大集合。
自転車男と自転車女がいっぱいだ(笑)。
否が応でもサイクリストの血が騒ぐってばよ!!
この世に桃源郷、ユートピアがあるとしたら、ここに違いない。
カタログでしか見たことがないような高級自転車がいっぱい。
そりゃ、忌野清志郎さんも自転車盗られちゃう訳だよなー。
だって、ここにある自転車、全部盗みたくなっちゃうもん♪
※窃盗は犯罪です。絶対にやめましょう。
自転車及びパーツ類はお金を稼いで自分で買って下さいね。
あちこちで自転車談義に花を咲かせている参加者の皆さん。
もちろん僕は単独行動です。独り寂しく他所様の自転車を眺めてました。
でもね、にんげん、ひとりぼっちじゃないんだよ。にんげんだもの(by みつを)。
孤独なサイクリストにもスタートという名の輝かしい瞬間が平等に訪れるのです。
スタート時刻の午前9時を向かえ、続々とスタートを切るサイクリストたち。
9時20分、いよいよ僕達のグループの番です。心臓の鼓動が高鳴ってきました。
タツヤ、行きまーす!
ゴール地点である
新宿中央公園の緑が眩しい。ところが、やがて隊列は停止してしまいました。
基本的に車道の脇を一列走行+赤信号停止義務が課せられているからです。
あ、都庁前で俳優の水谷豊さんを見かけましたよ。ドラマの撮影でしょうか。
新宿大ガードをくぐり、靖国通りを東に進みます。
外苑西通りに入ると、スムーズに走行出来るようになってきました。
新宿御苑を右手に見ながらの緩やかな下り坂は、本当に心地よかったです。
国立競技場が左手に見えたら、まもなく神宮外苑サイクリングに到着します。
ここはコース周回が可能ですので、体力が有り余っている方は、何十周でも
お好きなだけどうぞ(笑)。もちろん木陰で小休止して頂いても構いません(^_^)

神宮外苑銀杏並木。中央に見える建物は、国会議事堂ではなく絵画館。
写真の場所は、ドラマのロケ地としても有名な神宮外苑イチョウ並木。
休日は全面車両通行禁止となっていますので、憩いの場所として最適です。
って、お時間の方が差し迫って参りました。ここからは早足でお送り致します。
青山通りを東に進んだ後は、外堀通りを反時計回りに走行。
ところが、溜池山王付近で再び(自転車の)渋滞に巻き込まれてしまいます。

いつのまにか背後に東京タワー。
日本の中枢、霞ヶ関に入ったということは、
皇居前パレスサイクリングまであと少しってことです。

皇居前パレスサイクリングに到着。開放感がありますね。
パレスサイクリングに突入した途端、速度を上げるサイクリスト達。
僕も負けてられません。最高速で毎日新聞社前の折り返し地点を目指します。

折り返せば、遥か向こうに東京タワー。
再び、東京タワーが視界に入ってきました。
けど、今回は港区方面には行かないんだよねー。

サイクリスト猛ダッシュ。背景は丸の内オフィスビル群。
ひたすらゴール地点を目指す人。芝生の上で休憩する人。
暢気に写真を撮ってる人(僕です)。烏合の衆といった光景でしょうか。

ここは中央区。石川島公園でしたっけ。
マンションなどの開発が進む中央区は、よく整備されていた土地でした。
でもそれは歩行者にとってであって、自転車乗りにはちと厳しいかもしれません。
路面がタイルで敷き詰められ凸凹していても、歩道だから仕方がないんですけどね。
バリアフリーの考え方を適用するなら、自転車の走行に適してないってことはつまり、
同じく車輪を採用している車椅子の方にもやや不親切なのかなという印象でしょうか。
そういう観点からも、行政には早急に然るべき対応を取ってもらいたいと思いました。
幾多の橋を越え、江東区へ。このアップダウンに体力削られました。
せっかくの下り坂も、直後に赤信号停止じゃ意味がないもんなー。
東京湾岸道路に合流すると、まもなくゴール地点の夢の島公園。
しかしながら、夢の島は通過して、オプションコースの若洲サイクリングロードへ。
体力に自信のある猛者たちは、+15kmの過酷な試練に自ら挑んでいくのです。

新木場緑道公園。対岸は葛西臨海公園。観覧車が見えますね。
潮風を浴びながらの新木場緑道公園。左手に葛西臨海公園、
右手に東京へリポートを見ながら、細い道を直進して行きます。

若洲サイクリングロード。東京湾を臨みます。
若洲の南端まで来ました。オーシャンビューが最高ッス!
堤防付近では海釣りを楽しんでいる方が多数いらっしゃいました。
若洲海浜公園をすり抜け、新木場の貯木場を右手に眺めながら進めば、
JR京葉線新木場駅に到着します。ゴールの夢の島公園は目と鼻の先だ。

時刻は午後1時5分。ついにゴールです。やったぜ!!!
ついにゴールしました。でも、順位とかタイムとかはありません。
まだ体力には余裕がありますが、若干お尻が痛いです(笑)。

参加賞はバナナ2本とVAAM(200ml)2本。
ゴール地点の受付場所で参加賞を貰いました。VAAM、冷えてるといいんだけどなぁ。
それと、10月5日発売の東京中日スポーツ紙に完走者の氏名が掲載されるそうです。
ちなみに抽選会(ジャンケン大会)では、多数の商品が用意されているにもかかわらず、
1つも商品を獲得出来ませんでした。ジャンケン弱いです、自分。自転車欲しかったなぁ。
最後までエキサイティングな展開を見せた2005東京シティサイクリング。
名前も知らないサイクリスト達と場の空気を共有し、得られた一体感、達成感。
それは何事にも変えがたいものでありました。都会を疾走した今日、プライスレス。
僕はこのエントリーで今大会の参加者を“サイクリスト”と呼称しましたが、
実のところ、たった6文字のカタカナで総称出来るほど甘いもんじゃなかったです。
参加者の主体は20代30代の男女だったかもしれません。でも、もっと多様なんだよなぁ。
家族連れ、初老の紳士、おばあちゃん、プロ選手!?、小さな子供、身体障害者の皆さんetc.
数え切れない多くの人が同じ道を駆け抜けました。僕自身、学ぶものが非常に多かったです。
僕がいくつか遭遇した感動的なシーンをご紹介しましょうか。
幼子と目が合うんですよね。母親の自転車の後部座席に座っている、
4歳ぐらいの女の子と。その視線はもちろん僕に向けられたものではなく、
後ろを追走している彼女の父親に向けられたものなんですけどね(苦笑)。
きっとお父さんのことが気になって、応援したいという心持ちなのでしょう。
女の子が何回もこちらをちらっちらっ見るので、ドキドキしちゃいましたよ。
※当然のことながら、当方はロリコンではございませんので。悪しからず。
それから、障害者の方と一緒に走った時に起きたある事件。
信号待ちの影響を受けて、彼はグループの先頭になってしまったのですが、
なんと道順が分からないという緊急事態に。いや、これは参加者誰しもが通る関門なのですよ。
僕も思わず先頭に飛び出したことがありまして、「これはヤバイ!」とすぐスピードを落としました。
それでT字路に差し掛かった時、彼はこう言ったのです。僕について来ても責任取れないからね。
集団のピンチに、自ら率先して冗談を飛ばすリーダーシップ。僕はあなたに一生ついて行きます!!
周囲には彼をサポートする役の人もいらっしゃって、僕は不意に温かい空気に包まれたのでした。
自転車という一つのアイテムをキーに繋がる気持ち。
それは屈強なチェーンのように、一生切れることはないでしょう。
参加者の皆さんが所有する自転車も多種多様で楽しかったですね。
ロードレーサーを始め、クロスバイク、スポルティフ、MTB、折りたたみ自転車、
リカンベント、ホイールチェアレーサー(障害者用自転車)、果てはママチャリまで!(笑)
走ってて飽きませんでした。自転車の多様性は、昆虫の多様性に匹敵するかもしれません。
最後に今大会を支えて下さったボランティアスタッフの皆さんに感謝したいと思います。
素晴らしい大会を開催し下さって、本当にありがとうございました。最高に楽しかったです。
以上が、2005東京シティサイクリングの全記録になります。
僕が味わった興奮と感動が少しでも皆様に伝ったのであれば幸いです。
ちなみに、この記事は完成直前で一度消えています(涙)。それでも書き上げた僕を誰か褒めて下さい。
★2005東京シティサイクリング(東京新聞)
普段あまり自転車に乗らない方も、地方にお住まいの方も、学生さんも、
この東京シティサイクリングを一度体験なさってみてはいかがでしょうか。
やや距離があるので不安だという方、きっとそれは杞憂に終わることでしょう。
子供も参加していますし、なにより大勢で走ってると楽しいです。集団走行、万歳!!
サイクリングを通して、新しい東京、そして新しい自分を発見出来るかもしれません。
機会があれば、ご家族と、恋人と、ご友人と、ぜひ東京の街を走ってみて下さいね。
閉会式及び抽選会が終われば、各自帰路につきます。
さようなら、2005東京シティサイクリング。また来年も参加するよ。
そして僕は進路を東に。東京湾岸橋を渡って、葛西を目指したのでした。

多くの家族連れで賑わう葛西臨海公園。だって日曜日だもん♪
せっかく葛西まで来たのに、ちょうど満潮時刻と重なり、生物観察は出来ませんでした。
うーん、ちょっと残念。でも、海水と戯れたりして、心身ともにリフレッシュ出来ましたワン!
そろそろ日も傾いてきたのでお家へ帰りたいと思います。荒川サイクリングロードを北上だ!!

日が暮れます。今日はとてもいい天気でした。Thank you !!
まもなく迎える日没時刻。夕陽が目に沁みます。
本日の走行距離は約70km。流石にちょっと疲れました。
この度はご清聴、誠にありがとうございました。
関連記事 :中秋の名月
トラックバックありがとうございました。
写真の取り方が上手いですね~。
参考になります。
文章も楽しく読ませて頂きました。
ほんとこの日は暑い1日でした。
ところで、自転車はやはりロードレーサーに乗られているのでしょうか?
いろんな自転車を拝見出来るというのもこのイベントの魅力ですよね。
あ!・・・バナナ2本ですか??
私は1本でしたよ(T_T)
ヴァームは500ml1本でした???
冷えていると良かったんですけどね・・・
今後もよろしくお願いします~。
私もバナナ2本でした。自転車乗りに「うちわ」なんて配らないで....お願いだから!って感じでしたが。
3回目の参加ですが,毎回楽しく走っています。
こちらこそ初めまして。
参加賞のバナナは一人2本貰えるはずだったのですが、
係員によって対応がマチマチだったのかもしれません。
現在、自転車はMTBに乗ってます。かなりボロいです。
きちんとメンテナンスしてあげなきゃいけませんね(笑)。
そして、いつか必ずロードレーサーの所有者になります!!
▼ぺんぎんさん
初めまして、こんばんは。
参加賞、自転車関連イベントの招待券などが入っていて
意外と充実していましたね。確かにうちわは余計でしたが。
ぺんぎんさんのコルナゴ号、非常に羨ましいです!(笑)
去年、今年の2度参加しましたが、今回はめずらし系の自転車が少なかったみたいで、ちょっと寂しい(^-^;)。
来年もぜひ参加したいですネ!!
充実のレポですね~。
自分とは違った視点からイベントを振り返ることができて、楽しく読ませていただきました。
ちなみに参加賞ですが、早めに着いた私はバナナ2本、VAAMが500mlと200mlを1本ずつでした。
ずいぶんみなさん違うんですね(笑)。
私もバナナ2本、バーム200㍉2本でした。
トートバックくれるのだったら、背負えるものにしてくればいいのになぁ・・・。
湾岸は東京シティサイクリングでしか走った事がないのですが、気持ちいいですよね。今度改めてまた走りに行こうと思っています。オススメコースなどあれば教えてください。
TBどうもですm(__)m
写真とレポートを見ると・・・やっぱ参加したかったですね・・・(涙)
高級自転車の数々・・・見てみたかったです・・・w
またよろしくですm(__)m
トラックバックありがとうございます。
私も初参加でしたが、とても楽しく走れました。
一週間たった今日はこんな天気で、先週がこんな風じゃなくて良かった~~と思います。
来年までもうちょっと体力つけて、できたらもっとかっこいい『サイクリスト』になって参加したいです!
余裕がある走りっぷりが羨ましいです。
私達は神宮を過ぎたあたりから自転車達がどんどん減っていってしまって、「ホラ貝の音」がいつ来るかと怯えながら走っていました。
でもとても楽しかったので、来年も参加したいです。
ちなみに参加賞はバナナ1本とVAAM500ミリ1本でした。
どなたかも言われていましたが、写真が綺麗ですね。
ウチのデジカメは大きめなので、今回は持たずに携帯撮りで済ませましたが、やはりこのくらいの画像が欲しいと思いました。
なんせ携帯で撮った画像の半分以上がボケてて使い物になりませんでしたから・・・。
ところで、バッグをどうやって持ち帰ったのでしょうか?
私は中身を消費したのち、小さく畳んでハンドルと一緒に握って帰りました。
ちなみにVAAMはありがたかったのですが、大会最初にくれればもっと良かったのにとみんなで話していました。
また遊びに来ます。