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『どらえもん プラス』を読んで

2005-03-26 20:53:33 | View
先日、書店にて『どらえもん プラス』第1巻を購入。
もちろん買ったのは初回限定スペシャルパックの方。
理由は特製フォトフレームキーホルダーが欲しかったから。
+90円で特典が付いてくるとなれば、選択の余地はなかった。

『ドラえもん』の新刊が出る、というニュースに心躍らせた人も多いだろう。
私もその1人である。新刊発売は、てんとう虫コミックス45巻以来、実に9年ぶりこと。
さらに今回の『プラス』は、未収録作品を多数集めたということでも話題になっている。
パラパラとめくって読んでみた感想を、今日は少しだけ書き記してみたい。

まずは表紙折り返し部分。
藤子・F・不二雄先生の写真にハッとさせらた。
ここには“作者のことば”がコミックス第1巻より引用されているのだが、
短い文章ではあるものの、マンガ『ドラえもん』に対する藤子・F・不二雄先生の思いが詰まっており、
少しジーンときてしまった。『ドラえもん』が生まれた背景には学ぶべきものがあると思う。
物語を創り出すクリエーターとしての藤子・F・不二雄。その姿勢に強く共感した。

名作「ぼくを止めるのび太」、
衝撃的な絵が飛び出す「ゾウ印口べに」、
最後に特別ゲストが待つ「不運は、のび太のツヨーイ味方!?」etc.
ブラックユーモアに溢れる作品の数々に、ついつい笑ってしまった。
もちろんドラえもんと野比のび太の友情も見逃せない。胸が熱くなった。
今回も数多くのひみつ道具が登場するのだが、私が一番欲しいと思ったのは、
「おこのみフォト・プリンター」である。過去の失敗作もこれで不朽の名作に!?
毎回のことではあるが、便利な道具に対する想いは“素直に羨ましい”である。

“未収録作品”と言ってもアニメ化されたものもあるので、過剰な期待は禁物。
しかしながら、仮にストーリーを知っていたとしても、アニメと原作コミックを比較できるので、
逆に新鮮な感覚を味わうことが出来る。脚本や演出、構成の違いなどに注目するとよいだろう。

『ドラえもん プラス』を読んでみて、改めて藤子・F・不二雄先生の偉大さを感じました。
斬新な発想、創造性。そしてマンガを描き続けたことに対して深く敬意を表します。

ドラえもん どんどんプロジェクト

4月25日には『もっと!ドラえもん』が創刊予定。
オリジナル・フィギュア付とのことなので、ファンは絶対ゲットかもw
個人的には、2006年3月中旬発売予定のNo.5が気になってます。
シークレットフィギュアはドラミちゃんなのか。それとも、モテ杉!?

関連記事:「ドラえもんに休日を?!

ドラえもんの最終回
『プラス』に関連して、『ドラえもん』の実質的な最終回と言われる作品を読んでみました。
第6巻収録の「さようなら、ドラえもん」と、第7巻収録の「帰ってきたドラえもん」の2作品です。
この2つのエピソードは98年春に映画化されているので、ご存知の方も多いと思います。
読んでみて印象に残ったのは、のび太の精神的な強さ、そして人に対する優しさ。
しずかちゃんが嫁ぐのも無理もないなぁと思ってしまいましたよ。ちくしょうっ!
※詳細については、ドラえもん最終回解説(藤子不二雄atRANDOM)へ。


【NEWS】ズーニーさんがテレビに出演!!
山田ズーニー女史がNHKの新番組「知るを楽しむ」シリーズの木曜日を担当致します。
番組タイトルは「日本語なるほど塾」。「相手に伝わる言葉の使い方」を4回シリーズで
徹底的にレクチャーして下さるそうです。となると、録画したビデオは永久保存版確定かもw
テキスト(NHK出版)も同時購入すれば、もう完璧。4月からの新社会人生活も怖くない!(笑)

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TB (さね)
2005-03-31 09:59:36
はじめまして

TBさせて頂きました.

話題騒然「ドラえもんプラス」面白かったですねぇ(^^)/



> 短い文章ではあるものの、マンガ『ドラえもん』に対する藤子・F・不二雄先生の思いが詰まっており、

> 少しジーンときてしまった。『ドラえもん』が生まれた背景には学ぶべきものがあると思う。

ですねぇ. 私はクリエータではありませんが, 「名作は仕事で作っている方も 楽しくて仕方がない」というのが良く伝わってきました. この精神は 全ての職業に通じるものだと思います.
返信する
こちらこそ、初めまして (タツヤ)
2005-03-31 19:45:46
さねさん、こんにちは。

『ドラえもん』がなぜ面白いか。

それは作者自身が楽しんでかいたから。

この原理って当たり前のように思われてますが、

本当に実践できる人って意外と少ないと思います。

事実、現代の漫画家には愚痴をこぼす方がいらっしゃいますよね。

読者として、そういう言動を見てしまうと非常に残念に思います。



商業主義に走った結果、作家が本来希望する内容と異なったり。

ある程度は仕方がないとしても、改善することは出来ないのでしょうか。

解決への鍵は『ドラえもん』にあるように思います。



純粋に楽しく。

「ドラえもん哲学」とも「藤子哲学」とも言うべき姿勢を、

『プラス』の続刊等から引き続き学んでいきたいと思います。
返信する
おひさしぶりです! (314)
2005-04-01 23:02:45
私ももちろん買いましたよプラス。

まさかここにきてF氏の(ある意味)新刊が読めるなんて!と大興奮で買ってしまいましたよ。

ドラえもんは圧倒的に原作派な私ですけど、やっぱりいいですよね。F氏の言語感覚とかコメディのセンスとか絵とか大好きなので読んでる間幸せでした。

こんな気持ちになれるのもきっと作者自身が作品を愛してたからなんでしょうね。

改めてやっぱりすごい作家だなあ!

私も「おこのみフォトプリンター」欲しい…
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待ってました! (タツヤ)
2005-04-02 02:03:47
314さん、こんばんは。

“冬眠”を真似されて、ちょっと恨んでます。

いや、ウソです。今日はエイプリルフールですから(笑)。



『プラス』は面白かったですよね。

しずかちゃんのパンチラもいっぱいで大興奮!!

フォトプリで発覚したスネ夫の本性もウケました。

ドラえもん、今度はカラー作品集を購入予定。

初期作品が多数収録されている貴重な1冊だとか。



日々のちょっとした出来事だとか、小さな発見だとか。

お互いマイペースでBLOG LIFEを楽しんでいきましょうネ!

これからも末永くよろしくお願いしますm(__)m
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