そして歯医者へ・・・(DQIIIのサブタイトルっぽく) -ボクは決してLoserではない-

ボクの悲愴が伝わるかどうか。

それは先週の金曜日に遡る。
とある公園で、ボクはビスケットを食べていた。
ビスケットといっても、普通のビスケットとは少し違う。
健康を意識して、穀物入りのハードタイプを選んだのだった。

噛んでは飲み込み、咀嚼(そしゃく)を繰り返す。
だが次の瞬間、ボクは妙な違和感を口内で感じたのだ。
硬い。明らかに硬い。アミラーゼでは到底分解不可能だ。
唾液の出る幕じゃない。硬い何かが確実に存在している。
ボクはその正体を確かめるべく、自らの指を現場に向かわせた。

「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きているんだ!!」

容疑者、無事確保致しました。
大きさは約5mm。白色の鋭利な凶器を保持してます。










って、それはボクの歯じゃないか(T_T)

この光沢、この質感。間違いなく肌。いや、歯だ。
何故ここに歯がある。どうしてボクの歯は欠けた？

まずは情報分析だ。舌で口内を探索してみる。
“SOS”の救助信号を求めて。デブリに満ちた漆黒の世界を進む。
やがて舌は破損箇所に辿り着いた。ここだ。右上の奥歯に空席が1つ...orz
それは日常が非日常に変わる瞬間。まさに悲劇としか言いようがない。
とりあえず神経系の痛みはない。それだけは救いだ。

気を取り直して、欠けた歯を観察してみる。
あ、ちょっと黒い。これは虫歯ではないか。虫歯なのではないか。
繰り返す自問自答。でもやっぱり答えは“YES”だったする...orz

徹夜して体力弱ってたところに、インフルエンザウイルスが。そして感染。
ってパターンによく似ている。虫歯に蝕まれていたことにより、歯が弱体化していたのだ。
ボクの歯は、Windows並みの脆弱性(バルネラビリティー)を備えていたのか。
もはやセキュリティ・ホールの深刻度は「緊急」レベル。早くウイルス対策ソフトを
インストールしなければ・・・。現在の危機的な状況を思うと、ボクは無性に悲しくなった。

かつては歯科優良児として表彰されたこともあるのに。
いつからボクはミュータンス菌(虫歯の原因菌)と交際を開始したのだろう。
毎日歯は磨いている。デンタルフロスも液体歯磨きも使ってるんだけどなぁ。
やっぱりあれか。冬なのにアイス食べてるからか(ガリガリ君狂騒曲他を参照のこと)。
それとも磨き方が下手だからか。特に奥歯周辺部や歯周ポケット辺りなんかが(-_-;)
これからは、こまめに歯ブラシを交換することにしよう。ケチっちゃダメだ。

我が身に起こった不幸を理解できた僕は、口に水を含み、ビスケットを胃に流し込んだ。
理想と現実の間で揺れ動くアイデンティティ。理想我に翻弄されたボクの次なる目的地は・・・。

というわけで、上記の理由により本日歯医者に行って参りました。
何歳になっても歯医者の空気って緊張しちゃうよね。歯を削る音が苦手なの！
しかも、唾液スプラッシュ。あたかもTDLのアトラクションの如き飛沫-SHIBUKI-。
歯科衛生士さん、ホントごめんね。来週もお世話になりますm(__)m
現在、仮詰めの段階なので奥歯に違和感ありまくりです。HELP ME!!
再生医療とか、ホント頑張って欲しい。せめてトカゲは超えたい。

さよなら、ボクの歯。
ボクのエナメル質と象牙質は悲しい旋律を奏で崩れ去りました。
このエントリーは彼らに捧げるレクイエムです。
グッバイ、若き日の自分。そして青春の日々。

※よい子のみんなは、ちゃんと歯磨きするんだゾ。お兄さん(with虫歯)とのお約束だ(^_-)-☆