ダブル授乳とハンター試験

夕方、この時出会った子猫に会いたくて、民家までやってきた。
しかし、残念ながらそこに子猫の姿はなかった。
仕方がなく、いつものお寺まで移動。
(実は民家とお寺の距離は１０ｍくらい)。
お寺にはいつも見かける猫たちがいた。そして子猫の一家もそこにいた。
自動車の下で、ちょうど母猫が子猫にお乳を与えていた(トップの写真)。
授乳と言えば、子猫(黒)の事例を思い出す。やっぱり普通は人目につかない場所でやるよね。
それはそうと、今回の授乳シーンは衝撃的だった。なんと２匹同時授乳。
手前の茶ぶちの子猫はノーマルな飲み方だが、
もう一匹のキジぶちの子猫はややアクロバティックだ。
上からお乳を吸っている。はっきり言って、これは凄い体勢だと思う。
その姿勢は疲れきったサラリーマンのようにも、
飛び込む瞬間の水泳選手のようにも見える。子猫なのに。
きっとお母さんのことが大好きなんだね、君は。思いっきり甘えるといいよ。
とりあえず僕はその光景はずっと見守っていた。
母親はこちらの気配に気付いていたのだが、特に気にかけている様子はなかった。
実は、母猫とは初対面じゃない。僕のことを覚えているとは到底思えないが、
危害を加えるような人間じゃないっていうのは伝わってるらしい。それがちょっと嬉しかった。

こちらをのぞきこむ母猫。
母猫はここら辺じゃちょっと有名な美人猫だ。
彼女の上目遣いに胸キュンな猫多数との噂。

「ねこじゃらし～。」
ここで猫大好きアイテム、ねこじゃらしを使っちゃおう♪
授乳が終わったようなので、エネルギー満タンの子猫と遊ぶことにした。
(ちなみに子猫とのねこじゃらし遊び、母親公認ですので安心して下さい。
事前に母猫ともねこじゃらしで遊んだので、許可は取ってあります(^_^)

ねこじゃらしを使って誘い出す。すると早くも反応。
子猫の視線は、ねこじゃらしの先端部分(穂)に釘付けだ。
そして次の瞬間、飛びかかった！！！！！
僕はねこじゃらしを左右にコントロール。子猫に取られてなるまいぞ。
子猫は執拗にねこパンチを繰り出す。早業だ。そして、

ねこじゃらしをくわえる子猫。
じっとこちらを睨んでいる。ハンターの表情そのものだ。
ねこじゃらしの喉元に噛み付いたまま、決して離そうとしない。
尖らせたままの爪。下方向に傾いたままの耳。
うん、君はハンター試験合格だ。素質は十分。期待しているゾ。