KAIGAN

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『ボウリング・フォー・コロンバイン』を観た

2004-09-17 18:35:53 | View
先日の木曜日、午後9時よりテレビ東京「木曜洋画劇場」にて放送された
マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』を見た。
作品自体の存在は前から知っていて、いつか見てみたいと思っていた映画だ。
今回、初めての地上波での放送ということで幸運だった。エメラルドは我慢して、映画を観た。

アメリカ人は幼稚で、傲慢だと思った。
もちろん全てのアメリカ人がそうという訳ではないが、全体としてそういう印象を受ける。
アメリカはエンターテイメントの国だ。娯楽に重点が置かれている。
だから銃犯罪などの恐怖を主眼に置いたニュース番組の方針も納得出来た。
だがその仕組みは大変危険なものだ。一種の情報操作であると私は考える。
本来放送されるべき、注目されるべきニュースが流れないとなると恐ろしいことになる。
マスメディア、報道関係者の姿勢はおかしいと言わざるを得ない。
気付かぬうちに政治の駒に、選挙に勝利するための報道にはなっていないだろうか。

別に僕はアメリカ人じゃない。アメリカに住んだこともなければ、旅行したこともない。
アメリカ人の友人など一人もいない。英語の教師がアメリカ人だったくらいだ。
その程度しかアメリカとの接点はないから、特にアメリカのことが詳しいわけじゃない。
でも一人の日本人として、アメリカという国を客観的に見ることは出来る。

ご存知の通り、アメリカは銃社会だ。
この映画の中でアメリカ人は黒人による白人対する犯罪や暴動を恐れているとあった。
やはりそれは妄想だと思う。黒人を含む多くの人類が望んでいるのは平和や博愛だろう。

アメリカには銃の神話があると思われる。
銃は強い。銃により自分で自分の身を守るんだと。
だが、その銃に頼る心は弱いんじゃないか。
銃なしでは生きられないアメリカ人。凄く悲しい存在だ。

映画では、アメリカ国内の銃犯罪による年間の死亡者は12000人程だと言っていた。
その数字が多いのが少ないのか僕にはよく分からない。そこでちょっと考えてみた。
単純計算で1日に33人くらい死んでいることになる。アメリカが50州だとすると、
1日に1つの州で人が1人死ぬか死なないかぐらいだ。これって意外と少ないんじゃないか。
アメリカは犯罪多発地帯だ。銀行強盗も良く起こる。麻薬中毒者もいる。
もっと人が死んでいてもおかしくないと思う。年間10万人くらいが妥当なラインか。
自殺者数、交通事故死亡者数と比べても、12000人という数字は少ないだろう。
銃がどこの家庭にあるのだとしても、それだけ銃による抑止力が効いているからなのか。

日本人留学生が射殺されたハロウィーンパーティー「FREEZE!」事件を良く覚えている。
あの過ちを繰り返してはいけない。アメリカは銃社会から脱却すべきだ。
そのためには産業構造を変化させなければいけない。となれば、
兵器産業は黙っちゃいないだろう。政治家に圧力をかけることは目に見えている。
そこから先はアメリカ人の資質、そして真価が試される時だ。
他の国を見るなりして、現状を否定し、行動を起こす必要がある。
少なくとも子供が簡単に銃に触れられる環境はすぐにでも是正すべきだ。

マイケル・ムーアって人は凄いな。この映画の編集は良く出来ている。
サウスパークのアニメを挿入したことはよかった。分かりやすく面白かった。
彼がやっていることは、内部告発みたいなものだろうか。
命を狙われ、暗殺の危険もあるんじゃないか。
とりあえず彼には防弾チョッキの着用を義務付けたい。

この映画を観て、俄然『華氏911』を見たくなってきた。
はっきり言って、次期の大統領にブッシュはごめんだ。彼には資質がない。
ブッシュを大統領に選んだことをアメリカ国民は恥じるべきだ。真実を見抜け。

もう行く時間なので、ここで文章を終わりにする。
まとまりのない文章になったが容赦して欲しい。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (デスノのアフロファン)
2004-09-17 20:16:22
初めまして。

色々なトピックの文章に楽しませていただいております。



いくつかコメントしたい箇所があったのですが

recently comments機能が無いようなのでまとめてここに書かせていただきます。





>以上よりドラゴンボール初期の段階では、

>スーパーサイヤ人の構想はなかったと考えられます。

>(というより、10巻までということは

>少年期の悟空までしか描く予定がなかった?)



失礼ですが、わざわざ書く事でも無いほど当たり前の話だと思うのですが・・。

そもそも17巻以降の超常バトル路線も、よく言われるJ編集部お得意の"延長工作"によるものなのは

「もうちびっとだけ続くんじゃ」のセリフなどからも明らかですし、

普通に考えても27冊分の構想を初めから練っているはずがありません。

あたかも真面目に考察しているように書くのはナンセンスだと思いました。





>ブレイドよりプリキュアが面白い

本 気 で す か ?

大人にもウケがいい要素を考えて作っている平成ライダーよりも

5,6つ位の少女向けに作られている変身少女アニメの方が好きなのですか?

確かにブレイドの評判は最初の方はあまり芳しくなかった様ですし、

後半からは急速に盛り上がってきた模様(?)なので今はそう思っていないかもしれませんが、

プリキュアにも劣るとホントに考えてらっしゃるのなら正直引きます。

私もたまに(プリキュアを)見る事がありますが、あまりにベタな展開に

セーラームーン(アニメ)の毎週の怪人退治と同じ退屈さを感じさせられます。





>銃社会から脱却すべき

すぐに実行してしまうと却って犯罪が増えてしまうと思います。

裏で流通する事が防げない以上、銃で「守る」事が出来ない事の方が多くなってしまうからです。

ただ、いつの事になるかわからないけれど、いずれは脱却してほしくはありますよね。
返信する
初めまして (タツヤ)
2004-09-18 00:41:06
コメント、ありがとうございます。

最新のコメントを表示する欄は向かって左側にございます。



>失礼ですが、わざわざ書く事でも無いほど

>当たり前の話だと思うのですが・・。

4月27日のエントリーは前日の記事『ランチの正体!?』の

追加説明であり、あくまでも補足に過ぎません。

コミックス5巻での鳥山明先生のコメントを引用し(ここが重要)、

初期の段階において超サイヤ人の構想がなかった事を裏付けたまでです。



>本 気 で す か ?

個人的な感想にコメント頂いても反論のしようがありません。

その時の放送を見て“ブレイドよりプリキュアが面白い”と思っただけです。

ちなみに今はプリキュアを見ていません。

(正確には裏番組のようこそ先輩を見てます)。

ブレイドは録画してまで見てます。映画も見に行く予定。

ちなみにプリキュアのターゲット層ですが、

必ずしも5,6歳の少女向けということはありません。

制作側の公式見解ではしっかりと成人男性も対象に入っています。

ソースに関しては以下のサイトをご覧下さい。

http://gyroz.hp.infoseek.co.jp/2004/08/0830/200408300001.jpg



>すぐに実行してしまうと却って犯罪が増えてしまうと思います。

すぐに銃社会から脱却しろとは言っていません。

直ちに実行に移せば犯罪も増えるでしょうし、

例え刀狩的な政策を図っても応じる人は少ないでしょう。

ただスタンスとして、銃に頼らない社会を目指すべきだと私は思います。

少しずつでもこの問題が進展していくことを望みます。
返信する
Unknown (デスノのアフロファン)
2004-09-18 10:57:02
こんにちは。レスどうもです。



>最新のコメントを表示する欄は向かって左側にございます。

(´Д`)・・・申し訳ありません。目が節穴だったようです。





>成人男性も対象に・・・

既にその画像は見ておりますですよ~・・

というか「女児のみならずアニメファンにも強力にアピール!!」

って明らかにヲタの事だろ!!と突っ込むようなものとして

ネタ画像として紹介されてるブログが多かったと思うのですが・・。(笑

私も萌えアニメを見ない、エロゲはしない、アニメのコレクションはしない、

程度の範囲でヲタ属性はあると思うので別にオタクは逝ってよしとか思う訳じゃないですけど

もし「俺はアニメファンだからプリキュアは勿論見るよ」とか言われると流石にアレです。

飽くまでもネタやスタッフの技量の観察として見るのが自然だと思います。



それはともかく、「その時」(5月)の両番組を見た限りでのご感想ならば、

実際にそうなのかもしれませんね。私もそう思うのかもしれません。

(日曜の朝はプリキュア!!とあるので今も見ておられるかと思いました)



ちなみにブレイドは私も映画を見に行くつもりです。

でももう半分くらいネタバレ知ってしまったのディス!!(OwO)



それでは。
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