やはり触れないわけにはいかないだろう。
簡単にではあるが、感想を述べたいと思う。
Yahoo!ニュース - 2004年参院選
毎日新聞 参院選
各党の獲得議席数を以下に示す。
自 49
公 11
民 50
共 4
社 2
他 5
まず触れたいのは投票率について。
今回の参院選の投票率は56.57%(前回比+0.13%)。
低い。(気持ちは最大サイズのフォント)
期日前投票が導入され、投票方法が簡素化されたのにこの結果は低すぎる。
6割にも満ちていない。有権者の約半数は選挙に行ってない計算になる。
その結果、どうなっただろう。
自民党は確かに敗北した。だが、大敗は喫してない。小泉首相も続投を宣言した。
民主党は議席を12伸ばして、大躍進したことは間違いない。
だが、与党の数的有利な状況は変わらず、
政権交代の可能性が実感できる程の印象は受けない。
民主党が躍進したことで、二大政党制の動きは加速したと言える。
一方で共産、社民、その他は厳しい結果を突きつけられたことになる。
特に共産党は大幅に議席を減らしてしまった。
参議院において定数削減を行ったことも一理あるだろうが、
やはり多くの有権者(特に無党派層)に対するアピールが不足していたことは否めない。
無党派層の多く(4割前後)は民主党になびいたようで、
共産党は無党派層の関心を集めることに完全に失敗した。
今回の結果は、そのまま共産党のに対するマイナスイメージの大きさを表すように思う。
やはり多くの有権者にとって、共産党は選択肢にさえなり得てなかったのではないか。
事実、ほとんどの選挙区では自民と民主の候補の実質的な一騎打ちであった。
共産党の候補は票を集めることが出来ず、選挙区での獲得議席はゼロだ。
比例区で4議席を確保したに留まった。この結果は私の思ってた以上に酷かった。
有権者の関心を集められないようでは、もはや党存続の危機と言っていいだろう。
今後の共産党の進む方向性について、大きな転換期がやって来たことは間違いない。
その舵取りに注目が集まるのは必至と思われる。
やはり改名も視野に入れて話し合った方がよいのではないか。
有権者の選択肢の幅が広がる意味でも、今後の共産党の改革に期待したい。
はっきり言って、今回の参院選の結果にはがっかりした。
やはりそれは振るわなかった投票率に起因しているのだろう。
残念ながら、今までと同様、質の悪い選挙だったと言わざるを得ない。
投票率が数%でも上がっていれば、結果は大きく異なっていたと思う。
自民党の獲得議席数を少しでも減らせていれば、小泉内閣の退陣も十分に考えられた。
次回の国政選挙は3年後だ(個人的には、どこかで衆議院の解散が起こると思っている)。
政治を変えたいと願っているならば、今回の参院選、
我々はそのチャンスを逃してしまったと言える。その事実を、各人が胸に刻むべきだ。
そして、今回投票に行かれなかった方は、
自分の取った行動に対して本当に正しかったのか、自問自答して欲しい。
さもなくば、より一層の政治腐敗を招くことは避けられない。
各政党もマスメディアも我々も、政治的無関心が
広がることに対して、今まで以上の危機感を募らなければならなくなった。
それが今回の参院選で改めて浮き彫りになった事実である。異論はないだろう。
国を悪くしている張本人は政治家であるが、その政治家を“選択”したのは有権者だ。
選挙へ行って投票したことも、しなかったことも同じ“選択”という行為である。
有権者である以上、その掟から逃れることは出来ない。
そうであるならば、消去法でもいい、きちんと政党名及び候補者名を書こう。
判断材料は我々の想像以上に示されているはずだ。積極的に利用していこう。
以上が私が今回の参院選挙に抱いた感想である。これ以上は何も言うまい。
【追記】
いくつかのサイト様においても、今回の参院選について言及している記事があります。
政治的関心を高める意味でも、ぜひ参照して欲しいと思います。
大切なのは物事を多角的にとらえ、分析する姿勢。以下に紹介します(敬称略)。
★TBN http://tbn.to/
★- BlackAsh - http://blackash.net/
簡単にではあるが、感想を述べたいと思う。
Yahoo!ニュース - 2004年参院選
毎日新聞 参院選
各党の獲得議席数を以下に示す。
自 49
公 11
民 50
共 4
社 2
他 5
まず触れたいのは投票率について。
今回の参院選の投票率は56.57%(前回比+0.13%)。
低い。(気持ちは最大サイズのフォント)
期日前投票が導入され、投票方法が簡素化されたのにこの結果は低すぎる。
6割にも満ちていない。有権者の約半数は選挙に行ってない計算になる。
その結果、どうなっただろう。
自民党は確かに敗北した。だが、大敗は喫してない。小泉首相も続投を宣言した。
民主党は議席を12伸ばして、大躍進したことは間違いない。
だが、与党の数的有利な状況は変わらず、
政権交代の可能性が実感できる程の印象は受けない。
民主党が躍進したことで、二大政党制の動きは加速したと言える。
一方で共産、社民、その他は厳しい結果を突きつけられたことになる。
特に共産党は大幅に議席を減らしてしまった。
参議院において定数削減を行ったことも一理あるだろうが、
やはり多くの有権者(特に無党派層)に対するアピールが不足していたことは否めない。
無党派層の多く(4割前後)は民主党になびいたようで、
共産党は無党派層の関心を集めることに完全に失敗した。
今回の結果は、そのまま共産党のに対するマイナスイメージの大きさを表すように思う。
やはり多くの有権者にとって、共産党は選択肢にさえなり得てなかったのではないか。
事実、ほとんどの選挙区では自民と民主の候補の実質的な一騎打ちであった。
共産党の候補は票を集めることが出来ず、選挙区での獲得議席はゼロだ。
比例区で4議席を確保したに留まった。この結果は私の思ってた以上に酷かった。
有権者の関心を集められないようでは、もはや党存続の危機と言っていいだろう。
今後の共産党の進む方向性について、大きな転換期がやって来たことは間違いない。
その舵取りに注目が集まるのは必至と思われる。
やはり改名も視野に入れて話し合った方がよいのではないか。
有権者の選択肢の幅が広がる意味でも、今後の共産党の改革に期待したい。
はっきり言って、今回の参院選の結果にはがっかりした。
やはりそれは振るわなかった投票率に起因しているのだろう。
残念ながら、今までと同様、質の悪い選挙だったと言わざるを得ない。
投票率が数%でも上がっていれば、結果は大きく異なっていたと思う。
自民党の獲得議席数を少しでも減らせていれば、小泉内閣の退陣も十分に考えられた。
次回の国政選挙は3年後だ(個人的には、どこかで衆議院の解散が起こると思っている)。
政治を変えたいと願っているならば、今回の参院選、
我々はそのチャンスを逃してしまったと言える。その事実を、各人が胸に刻むべきだ。
そして、今回投票に行かれなかった方は、
自分の取った行動に対して本当に正しかったのか、自問自答して欲しい。
さもなくば、より一層の政治腐敗を招くことは避けられない。
各政党もマスメディアも我々も、政治的無関心が
広がることに対して、今まで以上の危機感を募らなければならなくなった。
それが今回の参院選で改めて浮き彫りになった事実である。異論はないだろう。
国を悪くしている張本人は政治家であるが、その政治家を“選択”したのは有権者だ。
選挙へ行って投票したことも、しなかったことも同じ“選択”という行為である。
有権者である以上、その掟から逃れることは出来ない。
そうであるならば、消去法でもいい、きちんと政党名及び候補者名を書こう。
判断材料は我々の想像以上に示されているはずだ。積極的に利用していこう。
以上が私が今回の参院選挙に抱いた感想である。これ以上は何も言うまい。
【追記】
いくつかのサイト様においても、今回の参院選について言及している記事があります。
政治的関心を高める意味でも、ぜひ参照して欲しいと思います。
大切なのは物事を多角的にとらえ、分析する姿勢。以下に紹介します(敬称略)。
★TBN http://tbn.to/
★- BlackAsh - http://blackash.net/
今回は年金など、身近な争点があったように思いますが、伸びませんでしたね、投票率。
「何だかんだ言っても、今のままでいいんだ」と思ったのか、「どうせ何をしても無駄」と思ったのか。
個人的には、選挙に行かなかった人から罰金とってもいいと思いますけどね。かなり暴論ですが。これで集まったお金を社会保障に使えば一石二鳥^^ まぁ、本当は強制されるべきもんでもないですが。
そうですね、年金問題を始め身近でかつ重要な争点が
あったにもかかわらず、投票率が伸び悩んだことはとても残念でした。
>「何だかんだ言っても、今のままでいいんだ」と思ったのか、
>「どうせ何をしても無駄」と思ったのか。
おそらく大半は後者でしょう。
投票に行かないという行為が何を意味するのか、
一度考えて欲しいと思います。
>個人的には、選挙に行かなかった人から罰金
>とってもいいと思いますけどね。かなり暴論ですが。
これはどうでしょうか。少なくとも私は支持できません。
無理に有権者を選挙に参加させれば、選挙の質は落ちてしまいます。
もし新たな制度を導入するとすれば、
投票率がある一定の割合に満たなければ、
強制的に選挙のやり直しをしてはどうかと思います。
やり直せば余計に税金や資金を投入するわけで、
もし国政が滞ってしまう事態に突入してしまうと分かったら、
危機感を感じた多くの有権者は投票に行くようになるのではないでしょうか。
それ以前に、与党を始め国会及び内閣が魅力ある政治を
展開していくことが必要不可欠なのは言うまでもありません。
>>「どうせ何をしても無駄」と思ったのか。
>おそらく大半は後者でしょう。
大半は、単に政治に関心がないのだと思います。
というか、投票に行った人がみんな政治に関心があるのかというと、そんなこともない。
政治に関心を持たない人がなんとなく選挙に参加して投票率が上がるよりは、
政治に関心のない人は投票に行かない現状の方が、
遥かに正確に民意を反映していると思います。
それをシステム的な方策によって投票率を上げようとするのは、民主主義の理念に反しているのではないでしょうか。
選挙に行かれなかったということですが、
まぁそれはDEATH VOTEという事情がありますので、考慮しましょう。
ハンバート・ハンバートさんのご意見ですが、
私が1つ前のコメントで述べた選挙の“質”と同じものだと思います。
詳しくはお馴染みSimpleの日記、
http://umi.no-ip.com/simple/pd200311.html#2003-11-10
を参照して下さい。
残念ながら、有権者として適さない人物がいることは明らかです。
個人的には、投票率8割が望ましいと思っています。
もちろん無理矢理投票率を上げることは
民主主義の理念に反することにつながるでしょう。
ただ、現在の低い投票率では与党有利な情勢に傾きすぎています。
より多くの民意を反映させるためには、投票率の上昇は必要だと考えます。
投票率UPが見込める具体的な案を、
議員が提示するなりして、国会において立法して欲しいです。
おそらく与党はやりたがらないでしょうが。
今回はイラクと年金があったから、私個人でも今までで一番関心が持てた選挙でした。^^;
もっと自民党が議席を減らすかなぁ?とも思いましたが、やっぱり自民党も公明党も基盤があると言うか・・確実に票が入りますね。それは改めて感じましたよ。
罰金は確かに行きすぎですね^^; 失礼しました。
投票率は無理やり上げる必要はないというご意見も分かります。しかし、自分の国の将来を真剣に考える一つの契機として、「形から入る」というのも悪くないかな、と思ったのです。
もちろん、魅力ある前向きな政策が大前提ですけどね。
本文以上のこと言うつもりはありません。
ただ、有権者にとっての関心事は色々とあったのに、
低投票率で終わったことは、やはり残念としか言いようがありません。
自公はやはり支持基盤がありますね。
期日前投票に参加した方も、自公が
支持政党だという方が多かったと思います。
直前の曽我さんジェンキスさん再会の件もやはり影響したでしょう。
自民党にはマスメディア等から逆風が吹いていることは確かですが、
低い投票率による追い風も
吹いていることも我々は認識しないといけません。
今の選挙制度は問題があると考えているので、
ぜひ法改正を進めていって欲しいと思っています。
マスメディアにも政治的関心を高めるような努力をして欲しいです。
実際、努力してる方は大勢いるのでしょうが、
有権者、とくに無党派層の方々にそれは伝わっては無いんだと思います。
確実に伝わっていたとしたら、投票率はもっと伸びていたでしょう。
政治と有権者の関係は、多くの場合
マスメディアによって結び付けられていると言ってよいでしょう。
その関係性は双方的であることが望ましいですが、
国民の多くが政治に関心を持てない今、マスコミが
一方的にでも強力に情報を発信していく必要性はあると思います。
インターネットによるコミュニケーションもそうです。
一人一人が意識して、世論を高めていく必要があります。
そのことは決して無駄じゃないし、非常に価値があることだと判断します。
わたしは罰金付きの選挙制度も再考に値すると考えています。現に、オーストラリアではこの選挙制度がとられています。投票に値するしないという切り口で人を判断するのはナチズムの二の舞にもなりかねない危険な発想ですし、どの政党にもどの候補者にも投票したくなのいのであれば、すくなくとも投票所に自らの脚で出向いて、白票を投じるべきでしょう。それくらいの自負心と権利意識をもたずして、なにが民主政治なんでしょうか。ごめんさない、ちょっと熱くなりました(^^;) でも、それ以外の点では、基本的にこの記事の趣旨には賛成です(^^)。
生意気書いてごめんなさい。
しかし、ナチスは90%ぐらいの高投票率の男女普通選挙で政権をとっているわけだから、
投票率を上げれば、ナチスの二の舞にならないとはいえないと思います。
頭が悪い人に選挙権を与えるべきではないという意見はもちろん、政治に関心がない人には罰則を設けてでも、無理やり投票に行かせるべきだという考え方もおかしいと思います。
憲法や法律でさまざまな権利が保障されていますが、
被選挙権や信教の自由などほかの権利は行使を強制すべきだというような意見が出てこないのに、
選挙権だけがなぜ行使を強制するような意見が出てくるのか不思議でなりません。
強制されるのなら、もはや権利とはいえないと思います。
前のイラクや北朝鮮は強制させて投票率100%で、到底民主的とはいえないわけですから。