平成26年和泉市教育委員会第8回定例会が8月14日に開催され、和泉市の学校給食の民間委託をめぐって、「和泉市の学校給食をよくする会」や和泉市職労などが教育委員会に出した、民間委託方針を白紙に戻し、9月市議会に委託に向けた予算・条例(案)を上程ないことを求めた請願について審議され、全教育委員の反対で請願は否決されました。
また、同日、請願審議後に教育委員会事務局が提案した一般会計補正予算(案)に平成27年度より石尾中学校と北池田中学校の委託費が盛り込まれていることについて審議がされましたが、簡単な質疑応答で採択され、9月議会で提案されることになりました。(結果的には、その後教育委員会が民間委託計画を1年先送りすると表明し、補正予算案は議会に提案されていませんが・・・)
これらについての会議録が和泉市のホームページで公開されています。
憲法に保障された国民の請願権にもとづいて請願書が5人・団体から出されましたが、請願の主旨は正面から受け止められず、教育委員会からの「反論」にもとづいて審議がすすめられた様子がよくわかります。これが民主主義と言えるものなのかどうか、国民主権の立場から、行政から独立して教育をすすめるために特別の権限を持つ教育委員会のあり方としてふさわしいのか疑問があります。
学校給食調理業務の民間委託方針を決めた第5回定例会とあわせて会議録を見てください。会議録へのリンクはこちらから→(第5回定例会)http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/60/kyouimmting_h2605.pdf /(第8回定例会)http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/60/kyouimeetinng_h2608.pdf