孕み(はらみ)と言えばカルビ。
焼肉屋でも関西圏はすべからく美味しい。
名店と言われる店のカルビは美味しかった。
ほどよい油と柔らかさと価格の安さ。
はらみ…と言って注文する。
焼肉の本場関西…大阪鶴橋。
“鶴一〟に行ったことがある。
鶴一(つるいち)は冷凍肉を使わない。
生肉のみで銘店であった。
今もそうだと思う。
つぶれたという話は聞かない。
みのの特上。ハラミ。センマイの味噌和え。上ロース。生レバー。
どの肉も吟味されていて、舌の上でトロリトロリと溶けていくような感じがした。
それから歳月が過ぎて、うん十年。
自然食。玄米食。といっても経済的には無理がある。
有機農法の野菜や果物。卵、菜種油。とかく、有機栽培の物はバカ高い。
日常何とか出来るものは、友人、知人のお世話で手に入る味噌。醤油。くらいである。
それと…お米は息子のおかげでなんとかなっている。
野菜も……又。
有難いことである。
万物の神と息子に感謝している。
亭主(主人)のお蔭です。と言えるものはない。
なに一つない。
まんまるには息子は二人いるが、亭主(主人)はいない。
居候の合歓はいる(息子二人の父親ではある)が…あくまでも居候である…何のつもりかは知らないが生活の上で足を引っ張るだけの存在。
仲間内のやさしさの上で胡坐をかいている。
日本人の中でインテリと言われる階級は日帝時代の日帝残滓(にっていざんし)
日本による朝鮮統治時代に、日本から朝鮮半島に伝わった文化・文物の総称。
「残滓」とは文字通り「残り滓(かす)としての捨て去るべき廃棄物」「屑」という意味であり非常に差別的なニュアンスを含む。
主として韓国ではマスコミや日常会話でも使われるポピュラーな言葉であり、多くが日本由来の文物に対しての一方的な人種差別的な揶揄と排斥の意味で使われた事。
日本のエリート(選良)はその事に対する慙愧の念を抱いている。
私の父もそうであったし、私の友人、知人もそうであるし私も又そうである。
その事に対しては疑いはないし、彼らは日本人の良心である事にも何らの疑念はない。
只、私の連れ合い(連れ合いと言う言葉でも表現できないのだが…お荷物)の合歓に関しては疑念が祓えない。
子供の父親だといっても、合歓には複数人の子がいる。
その子等の母親は合歓を恨んでいると思うのである。
恨みがつらみになる。
つらみと言えば顔(頬肉)顔の筋肉で最も動きが激しい頬の肉…つらみは固いけれども味が濃厚で噛みごたえがある。
噛みごたえはあるが噛みきれないし咀嚼できないほどの…歯の強さ…恨みを感じる。
この所を……痛切に感じる。
私(まんまる)の中の諍い女がそう嘆く。
呟く。
諍い女(いさかいめ)は日常時折顔を出す。
合歓さん…このどうしようもない、益体もない者。
恨みがつらみになって、孕んでいく。
孕んだ恨みは…病巣になって癌になる。
恨まれている者は焼き場へはなかなか行かない。遠い。
私が先に逝きそうで…その事が怖い。
神様。
どうか、彼よりも後でお召しくださいませ。
南無。
阿弥陀仏。
焼肉屋でも関西圏はすべからく美味しい。
名店と言われる店のカルビは美味しかった。
ほどよい油と柔らかさと価格の安さ。
はらみ…と言って注文する。
焼肉の本場関西…大阪鶴橋。
“鶴一〟に行ったことがある。
鶴一(つるいち)は冷凍肉を使わない。
生肉のみで銘店であった。
今もそうだと思う。
つぶれたという話は聞かない。
みのの特上。ハラミ。センマイの味噌和え。上ロース。生レバー。
どの肉も吟味されていて、舌の上でトロリトロリと溶けていくような感じがした。
それから歳月が過ぎて、うん十年。
自然食。玄米食。といっても経済的には無理がある。
有機農法の野菜や果物。卵、菜種油。とかく、有機栽培の物はバカ高い。
日常何とか出来るものは、友人、知人のお世話で手に入る味噌。醤油。くらいである。
それと…お米は息子のおかげでなんとかなっている。
野菜も……又。
有難いことである。
万物の神と息子に感謝している。
亭主(主人)のお蔭です。と言えるものはない。
なに一つない。
まんまるには息子は二人いるが、亭主(主人)はいない。
居候の合歓はいる(息子二人の父親ではある)が…あくまでも居候である…何のつもりかは知らないが生活の上で足を引っ張るだけの存在。
仲間内のやさしさの上で胡坐をかいている。
日本人の中でインテリと言われる階級は日帝時代の日帝残滓(にっていざんし)
日本による朝鮮統治時代に、日本から朝鮮半島に伝わった文化・文物の総称。
「残滓」とは文字通り「残り滓(かす)としての捨て去るべき廃棄物」「屑」という意味であり非常に差別的なニュアンスを含む。
主として韓国ではマスコミや日常会話でも使われるポピュラーな言葉であり、多くが日本由来の文物に対しての一方的な人種差別的な揶揄と排斥の意味で使われた事。
日本のエリート(選良)はその事に対する慙愧の念を抱いている。
私の父もそうであったし、私の友人、知人もそうであるし私も又そうである。
その事に対しては疑いはないし、彼らは日本人の良心である事にも何らの疑念はない。
只、私の連れ合い(連れ合いと言う言葉でも表現できないのだが…お荷物)の合歓に関しては疑念が祓えない。
子供の父親だといっても、合歓には複数人の子がいる。
その子等の母親は合歓を恨んでいると思うのである。
恨みがつらみになる。
つらみと言えば顔(頬肉)顔の筋肉で最も動きが激しい頬の肉…つらみは固いけれども味が濃厚で噛みごたえがある。
噛みごたえはあるが噛みきれないし咀嚼できないほどの…歯の強さ…恨みを感じる。
この所を……痛切に感じる。
私(まんまる)の中の諍い女がそう嘆く。
呟く。
諍い女(いさかいめ)は日常時折顔を出す。
合歓さん…このどうしようもない、益体もない者。
恨みがつらみになって、孕んでいく。
孕んだ恨みは…病巣になって癌になる。
恨まれている者は焼き場へはなかなか行かない。遠い。
私が先に逝きそうで…その事が怖い。
神様。
どうか、彼よりも後でお召しくださいませ。
南無。
阿弥陀仏。