まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

洞窟の中

2014年12月11日 | 日記
12月になって例年よりも早めの雪が降った。
室内が冷蔵庫の様で、薪ストーブを燃やしても燃やしても追いつかない。
寒い。
毎年、同じ事を思い、繰り返しながら、もう二十年もこの土地で生きている。

南国生まれの私にとって“雪,は鬼門である。
好きになれない。
いつまでたっても慣れない。

車で街に出るのが怖いとすら思う。
そんな思いとは関係なく雪景色は美しい。

巷は総選挙である。

「損をかぶるのは、いつも無名人(ノーバディ)
セレブは必ず勝ち組に回る」

何百億もの国費をつぎ込んで無駄な事をしている。

テレビ局は消費増税10%への引き上げ延期の報道を繰り返す。
しかし、大企業の65%以上が法人税すら払っていないという現実は、決して報道されない。

我々大衆(ノーバディ)に求められているもの。

明晰よりも軽薄。

内省よりも盲従。

反芻よりも隷属。

批判よりも同調。

個性よりも等質。

成熟よりも退廃。

娯楽番組やスポーツ中継などで現実は遮閉される。

空から落ちる雪の中。

洞窟の中にいると、投影された影を自分の本体だと思ってしまう。

雪かき…しながら汗をかく。

汗ばんでいく身体と道路脇に盛り上げられた雪。

才能もなく、一片の自負もない私だが、身体を動かすと楽しい。

家の周りの雪がすっかりと…かたずいた。
寒い日が続いている。

この調子で明日もまた。














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