沈黙の螺旋‥いじめるな いじめられるな

これは　私が思う事だが、虐(いじ)めには種類がある。

大きく分けると３種類だ。

ひとつは‥社会環境で抑圧されたものが(自分自身を)守るために自分より弱い者、抵抗できない者をさらに抑圧していく。
その最低の有様(構造)が、児童及び幼児虐待であると思うが、これは相手に逃げ場も選択の余地もない。
虐めを超えた犯罪である。
介護虐待というのもある。
介護される側と介護者の関係性と軋轢があるので情状酌量もありうる‥犯罪とばかりいえない面がある。

ふたつ‥生まれつき自尊心が低い人。
羨望が嫉妬に変わり悪口が日常になる。
本人が知らずに(罪の自覚がないまま)虐めに加担してしまう。
ネット右翼に代表される。
顔を見せないので最も性質(たち)が悪い。

みっつ‥権力のある者が支配するために利用する虐め。
階級差を設けて互いをけん制させる。
民衆の力が一つにならないように分断する。




キャタピラは不燃物でも引き取り不可。燃やせばダイオキシン。
４枚もある。
氏が考えた再利用は‥　猪除け？キツネ除け？魔除け？

遊び心と余裕を感じる。
何とも可笑しい。
「もっと　色ずけしたい」という事でカラースプレーを仕入れに行く。

虐めが日常化している人間は余裕がない。

顔の表情筋が動かない。
心が閉じてしまって、愛も涙も熱(ねつ)も感じられなくなっている。

反対に虐められる事に慣れてしまうと、眼が虚ろか又は焦点がさだまらず怯えてばかりで痛々しい。

すぐに謝ったり、薄っぺらい紙のような会話ばかりだったり、大袈裟な表現が多くなって興ざめするばかり。

国会でも大学でも銀行でも企業でもこの国はどこもかしこも嘘ばかりが横行している。
嘘は虐めの始まり。
多数の声は少数の人間を圧倒する。
沈黙の螺旋がはじまる。

虐めを見て見ぬふりは、同調圧力に抗する力がなく、孤立する事が怖いと言う心理から起こるのだと思う。

どんな世界にも道理があるはずだ。
物事の正しいすじみち。
また、人として 行うべき正しい道。

そうは言っても理性よりも情に流されて、道から外れることはある。
その時は謝るしかないのだ。
ひたすら頭を下げるのだ。
弱い自分自身に。
それしかない。

そして身を慎む。
虐める事もいじめられる事も嫌だ。

生まれながらに所与の物としてその事を知っている。

学びながら知る。

経験として苦しみながら知る。

どんな　わかり方でもいい。

まずは知る事。

そして多数に騙されない自分を創る。

騙されて沈黙している事も罪なのである。


台所の窓から灯りがとんでいるのが見えた。蛍だ。

宵闇の外に出てみる。

竹林の上　田の畔　川のほとり　今年も蛍がとんでいる。

なんだか　ほっとする。