…山路(やまみち)を登りながら、こう考えた。
智(ち)に働けば角が立つ。
情(じょう)に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安い所へ引き越し(ひっこし)たくなる。
どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩(うた)が生れて、画(え)が出来る。
人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。
やはり向う三軒両隣りにちらちらするただの人である。
ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。
あれば人でなしの国へ行くばかりだ。
人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。
ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。…
100年以上前…夏目漱石氏のいうところの「非人情」の世界を描いた名作。
「草枕」の冒頭部分…原文のままで()は私。
実力の無いものが(情)で動くと 自分自身がストレスで病になる。
結果 家族にも 友人にも迷惑をかけるばかりと痛感している今日この頃の年明け。
めでたさは少しもない。
連れ合いのねむは 「困ってる者はきたらええ」「嫌なら出て行ったらええんや」
常に二本立て。
棺桶に入るまで変わりそうにない性格。
無責任この上ないが、責任という言葉を知らない人間なので会話ができない。
住居と仕事…その他諸々…地域住民の感情 風来坊がのほほんと生きられるほど甘い時代ではない。
先立つものが無ければ生きていけない。
食べて眠るだけと言っても誰かのお世話になるしかない。
居候が長くいると 親切が仇になっていく。
かかわる他人は すべからく¨いい人¨なのだ。
いい人は調子がいい。
その場限りの励ましと少しだけのプレゼント(冬服 食料等)だけで善人の条件を手に入れる。
当てのない居候は カットバンの様な優しさに依存して益々長尻になっていく。
さて 人の私がする事は何か。
嫌な役回りばかり回ってくる。
運命なのか ❔
天命なのか ❔
その両方か
久々に冬らしい雪の積もった日。
智(ち)に働けば角が立つ。
情(じょう)に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安い所へ引き越し(ひっこし)たくなる。
どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩(うた)が生れて、画(え)が出来る。
人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。
やはり向う三軒両隣りにちらちらするただの人である。
ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。
あれば人でなしの国へ行くばかりだ。
人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。
ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。…
100年以上前…夏目漱石氏のいうところの「非人情」の世界を描いた名作。
「草枕」の冒頭部分…原文のままで()は私。
実力の無いものが(情)で動くと 自分自身がストレスで病になる。
結果 家族にも 友人にも迷惑をかけるばかりと痛感している今日この頃の年明け。
めでたさは少しもない。
連れ合いのねむは 「困ってる者はきたらええ」「嫌なら出て行ったらええんや」
常に二本立て。
棺桶に入るまで変わりそうにない性格。
無責任この上ないが、責任という言葉を知らない人間なので会話ができない。
住居と仕事…その他諸々…地域住民の感情 風来坊がのほほんと生きられるほど甘い時代ではない。
先立つものが無ければ生きていけない。
食べて眠るだけと言っても誰かのお世話になるしかない。
居候が長くいると 親切が仇になっていく。
かかわる他人は すべからく¨いい人¨なのだ。
いい人は調子がいい。
その場限りの励ましと少しだけのプレゼント(冬服 食料等)だけで善人の条件を手に入れる。
当てのない居候は カットバンの様な優しさに依存して益々長尻になっていく。
さて 人の私がする事は何か。
嫌な役回りばかり回ってくる。
運命なのか ❔
天命なのか ❔
その両方か
久々に冬らしい雪の積もった日。
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