まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

予告犯

2016年03月05日 | 日記&映画
息子に勧められて見た。
インターネット動画投稿サイトで犯行予告動画を投稿する謎の男。
彼の名前は“シンブンシ”
予告された事件が起こる…!
高度に情報化された現代のテロリズムを描く、サスペンススリラー開幕!!

ネットを利用した犯罪。
サイバーテロ。

生物学的に拒否反応が起きる。
興味が持てない…半分はそう思う。

残り半分は、ちょっとだけ見てみよう…若いもんの感性につきあってみるか。
いやいや …若いもんが私に付き合ってくれてるんだろう。
よしよし…頭なでなで。
そんな気持ちで見た。
みはじめて三十分…引き込まれていく。

扇子を折り畳んでいく …くいくいといくようなメリハリがきいた…展開。
「勘違いするな 俺は自分の為にやってるわけじゃない」
「何がしたいかって?まあ黙って見てろよ」
“明日の予告を教えてやる”
主演の生田斗真のセリフ。

新聞紙で作った袋をかぶって…目だけくりぬいている犯人。
その犯人は複数人いるのがわかりはじめる。
職がない“派遣社員”・友だちがいない・未来がない・女性と付き合ったことがない・
自分以外もじぶんすらも信用出来ない…ないないないづくしの犯人達が、社会の理不尽に対して予告と制裁を繰り返していく。

エンタメの部分も…社会性の部分も…現在のネット文化もすべからく網羅している…

濱田岳ちゃんの存在が気になる。

最後まで惹きこまれてみた。
目頭が熱くなったりした。
泣けた。

監督が気になる。

エンドロールに目を凝らす。
中村義洋監督。
岳ちゃんは端役でも必ず顔を出す。

納得した。
アヒルと鴨のコインロッカー・ジャージの二人・フィッシュストーリー
ゴールデンスランバー・ちょんまげぷりん・映画 怪物くん
みなさん、さようなら・奇跡のリンゴ・白ゆき姫殺人事件

それぞれの映画が心の“奥シネマルーム”で記憶の欠片として残っている。
映画ってええねぇ。

そう思う。
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