「殺人の追憶」「グエムル 漢江の怪物」「母なる証明」「スノーピアサー」
韓国映画は凄い。
ポン・ジュノ監督は凄い。
「スノーピアサー」はハリウッド制作だったが…ポン・ジュノが監督。
「海にかかる霧」は「殺人の追憶」で脚本を担当したシム・ソンボが監督デビューを果たしたサスペンス。
制作総指揮はポン・ジュノである。
2001年に韓国で実際に起こった「テチャン号事件」が下地になっている。
不況にあえぐ貧乏な漁村。
漁船チョンジン号の船長チョルジュは、中国人の密航者を乗船させるという違法な仕事に手を出してしまう。
船員たちの生活と自分の生活と…それを守るための苦渋の選択。
2001年9月25日。
この日、峰山洞のある喫茶店で、ある契約がまとまる。
最初は、密航者を中国船から乗り換えさせて麗水まで運ぶだけで100万ウォンという話。
10月6日午前1時、真っ暗な海上で2つの船(中国船とテチャン号)は遭遇。
サーチライトを3回点滅させることで密航者60人は大急ぎでテチャン号へと移される。
密航者を乗せたテチャン号はすぐに麗水へ。
麗水へ近づくにつれ、密航者たちは人目につかないようにしなければならない。
テチャン号はそもそも8人の船員が乗る船。
しかし密航者を含めるとそのとき68名が乗っている勘定で積載違反。
海洋警察の取り締まりにより危機的状況に陥ったテチャン号は密航者たちを2つに分け、25人を魚を収蔵する船倉に、35人を水槽タンクに隠すのである。
蓋の上には重い漁網が載せられ通気性が少しはあった水槽タンクの35人はかろうじて生き延びる。
密閉された魚用の貯蔵に押し込められた25人は窒息死。
沖合で密航船と合流し、密航者たちを乗り換えさせて陸まで運ぶという簡単な仕事のはずだった…
海上警察の捜査や悪天候に阻まれ、それが思いもよらない事態へと発展していくのだった。
「美しき野獣」
「タチャ イカサマ師」
「ファイ 悪魔に育てられた少年」
「チェイサー」「哀しき獣」の実力派キム・ユンソクが船長を演じている。
韓国映画の凄さ。不幸さ。
出だしは少し単調だが、それを覆すように中盤からは船の上(閉塞状況)で歯車が、狂い始める。
人間の恐ろしさと獣性を芯から感じるのは主演のキム・ユンソクの演技力と存在感である。
彼は存在感だけを遺憾なくかんじさせる俳優であると思う。
虚無感、寂寥感、無力感 様々な感情で脳みそが揺れて…3回に分けて見た。
見ている私にもエネルギーが求められる作品であった。
疲れた。
映画で疲れたのは何年振りだろう。
重量感のある映画だったのだと思う。
ふぅっ。
韓国映画は凄い。
ポン・ジュノ監督は凄い。
「スノーピアサー」はハリウッド制作だったが…ポン・ジュノが監督。
「海にかかる霧」は「殺人の追憶」で脚本を担当したシム・ソンボが監督デビューを果たしたサスペンス。
制作総指揮はポン・ジュノである。
2001年に韓国で実際に起こった「テチャン号事件」が下地になっている。
不況にあえぐ貧乏な漁村。
漁船チョンジン号の船長チョルジュは、中国人の密航者を乗船させるという違法な仕事に手を出してしまう。
船員たちの生活と自分の生活と…それを守るための苦渋の選択。
2001年9月25日。
この日、峰山洞のある喫茶店で、ある契約がまとまる。
最初は、密航者を中国船から乗り換えさせて麗水まで運ぶだけで100万ウォンという話。
10月6日午前1時、真っ暗な海上で2つの船(中国船とテチャン号)は遭遇。
サーチライトを3回点滅させることで密航者60人は大急ぎでテチャン号へと移される。
密航者を乗せたテチャン号はすぐに麗水へ。
麗水へ近づくにつれ、密航者たちは人目につかないようにしなければならない。
テチャン号はそもそも8人の船員が乗る船。
しかし密航者を含めるとそのとき68名が乗っている勘定で積載違反。
海洋警察の取り締まりにより危機的状況に陥ったテチャン号は密航者たちを2つに分け、25人を魚を収蔵する船倉に、35人を水槽タンクに隠すのである。
蓋の上には重い漁網が載せられ通気性が少しはあった水槽タンクの35人はかろうじて生き延びる。
密閉された魚用の貯蔵に押し込められた25人は窒息死。
沖合で密航船と合流し、密航者たちを乗り換えさせて陸まで運ぶという簡単な仕事のはずだった…
海上警察の捜査や悪天候に阻まれ、それが思いもよらない事態へと発展していくのだった。
「美しき野獣」
「タチャ イカサマ師」
「ファイ 悪魔に育てられた少年」
「チェイサー」「哀しき獣」の実力派キム・ユンソクが船長を演じている。
韓国映画の凄さ。不幸さ。
出だしは少し単調だが、それを覆すように中盤からは船の上(閉塞状況)で歯車が、狂い始める。
人間の恐ろしさと獣性を芯から感じるのは主演のキム・ユンソクの演技力と存在感である。
彼は存在感だけを遺憾なくかんじさせる俳優であると思う。
虚無感、寂寥感、無力感 様々な感情で脳みそが揺れて…3回に分けて見た。
見ている私にもエネルギーが求められる作品であった。
疲れた。
映画で疲れたのは何年振りだろう。
重量感のある映画だったのだと思う。
ふぅっ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます