人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

超えることは在ること

2021-06-19 09:01:43 | 哲学・思想
自己は、自己のみからは自己を知ることは出来ない
考える自己は、考える自己を超えることが出来ない
自らは考えることを断ずることが出来ないのだから...
超えるということは、正に考える自己を超えることではなかろうか?
しかし、自己自らは超えることは出来ない
自己の限界を超えたもの、超えせしむるもの~超越者によらなければ...
そのものが何であるかは、考える自己は当然知ることが出来ない
それが何ものかである、と予め決められたものは、すべて考えられたものにすぎない
自己が自己を超えられるのは、超越者自らが臨むことによる
それは、考えることが断じられることによって知られる
それは、当然考える自己が知ることではない
超越者によって、超えせしめられたことによって...
しかし...誰がそれを知り得ようか?
考える自己を知るものは誰か?
そこに自己と対象~超越者との別は在るだろうか?
何がここに在るのだろうか?...と、自己の他に在るものを求められるだろうか?
それは、ただ、在るのではないだろうか?
そう、考えることではない...ただ在る、現存している...
現に実存している...
ここに自己の存在根拠があるのだろうか?
存在根拠を知るのだろうか?
一体、誰がi?
存在根拠のこととか、真の自己のこととか、神の実在のこととか...
それは、一体何のことだったのか?
誰が知りたがっていたのだろうか?
知ろうという欲求はもう起きてこない
私のすべての生は安らいでいるのだから...



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「超越と実存」を読む | トップ | 何かが解かれる? »

コメントを投稿

哲学・思想」カテゴリの最新記事