「信仰の光に照らされていた魂が、神様に絶望して虚無を選んでしまったら、造物主のどんな恩寵も受けることができないようになってしまうんだ。それに、もし虚無がありうるとするなら、それは自殺のために作り出されたんだ。...ところが突然の啓示によってお前が救われたことが分かった。お前は知力を失ったからだ」(シャルル.ノディエー19世紀に活躍した、主に幻想文学で知られるフランスの小説家ー「リディ、または復活」牧神社刊.ノディエ選集第3巻所収)
恩寵。それに与るということは、幸福に与ることに等しいことでしょう。
それは神の寵児のような特別な人間に与えられるものでなく、人間に本来から与えられたものでしょう。
それの無い人生など考えられません。それは全くもって私自身のことです。
どうして多くの人はこのことに気付かないのでしょうか?...驚いたことに、宗教やスピなどに関わっている人間ですら、このことをスルーしてしまう者も居るのです。
そして、どうやったら悟りを開けるとか、救われるとかいったことが問題になる...どうやるも、こうやるも恩寵無くしてそうなりようが無いではありませんか?
こちら側が方法とかを考えて、自分の努力とかで目指すものを獲得したり、達成したり出来ると思うらしい。だから気付くことが出来ないのでしょう。
思われた自分が、思われたままで生きてゆけるのなら、恩寵など必要ないのでしょう。
思われた自分が、悟りの道に大きく立ち塞がる、その自分の思いというものを超えよう、無くそうと、とどのつまり自分を無くそうとするならば、おそらく虚無に至るでしょう。
しかし、大概はどこかで"思いが自然と超えられてしまう"ことになって、自分の限界というものを思い知らされ、その恩寵の消息に気付かされるのが普通だと思います。
虚無の道は自らの思いによって赴かされるのでしょう。しかし、その思いの根底には、人生への絶望という思いが強くあるのかもしれません。
又、たとえ一端は恩寵によって思いを超えられたとしても、"戻ってきた"時に、だんだんとその自死に等しい思いへと自らを駆り立ててしまうこともあるかもしれません。人間は思いによって死の道を選ぶことが出来るのです。
確かに、生きることはツライ、苦しいことでいっぱいです。
でも...だからこそなのでしょう。自然とか至るところに、自分では思いもしなかったような奇跡のような摂理がいっぱいあるi
突然風が吹いたり、風向きが変わっただけで、思いの向きが変わってしまうことなどが思いがけないことなのですi
生きるということは、自分の思いだけで生きられないということが、ごくごく自然に感じられます。
人間は誰しもが寵児に違いないでしょう。
恩寵。それに与るということは、幸福に与ることに等しいことでしょう。
それは神の寵児のような特別な人間に与えられるものでなく、人間に本来から与えられたものでしょう。
それの無い人生など考えられません。それは全くもって私自身のことです。
どうして多くの人はこのことに気付かないのでしょうか?...驚いたことに、宗教やスピなどに関わっている人間ですら、このことをスルーしてしまう者も居るのです。
そして、どうやったら悟りを開けるとか、救われるとかいったことが問題になる...どうやるも、こうやるも恩寵無くしてそうなりようが無いではありませんか?
こちら側が方法とかを考えて、自分の努力とかで目指すものを獲得したり、達成したり出来ると思うらしい。だから気付くことが出来ないのでしょう。
思われた自分が、思われたままで生きてゆけるのなら、恩寵など必要ないのでしょう。
思われた自分が、悟りの道に大きく立ち塞がる、その自分の思いというものを超えよう、無くそうと、とどのつまり自分を無くそうとするならば、おそらく虚無に至るでしょう。
しかし、大概はどこかで"思いが自然と超えられてしまう"ことになって、自分の限界というものを思い知らされ、その恩寵の消息に気付かされるのが普通だと思います。
虚無の道は自らの思いによって赴かされるのでしょう。しかし、その思いの根底には、人生への絶望という思いが強くあるのかもしれません。
又、たとえ一端は恩寵によって思いを超えられたとしても、"戻ってきた"時に、だんだんとその自死に等しい思いへと自らを駆り立ててしまうこともあるかもしれません。人間は思いによって死の道を選ぶことが出来るのです。
確かに、生きることはツライ、苦しいことでいっぱいです。
でも...だからこそなのでしょう。自然とか至るところに、自分では思いもしなかったような奇跡のような摂理がいっぱいあるi
突然風が吹いたり、風向きが変わっただけで、思いの向きが変わってしまうことなどが思いがけないことなのですi
生きるということは、自分の思いだけで生きられないということが、ごくごく自然に感じられます。
人間は誰しもが寵児に違いないでしょう。
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