09月11日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. 希望という名の光 / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" 8月10日発売ニュー・アルバム
2. SEPTEMBER RAIN / FRANKIE VALLI "TIMELESS" '68
3. SOONER OR LATER / THE GRASS ROOTS '71
4. IT'S ALL OVER NOW / ANNETTE SNELL '77
5. KEEP THAT SAME OLD FEELING / SIDE EFFECT "WHAT YOU NEED" '77
6. BARBIE / KENNY & THE CADETS '66
7. いつか / 山下達郎 "ライド・オン・タイム" '80
8. 白いアンブレラ / 山下達郎 "ソノリテ" '05
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■内容の一部を抜粋
・近況
全国6ヶ所で行われたシアターイベント「Joy 1.5 ~ THE MOVIE」が終わり、7月下旬の雑誌取材からはじまったニュー・アルバム『RAY OF HOPE』のプロモーションが終わったそうだ。今週は人間ドックに行って、来週から今月末までまりやさんのレコーディング、そのあとはツアーのスケジュールに突入するとか。
・棚からひとつかみ+リクエスト
先週に引き続いて今週もレギュラー・プログラムの「棚つか」と、夏の間に届いたリクエストに応えるプログラム「棚からひとつかみ+リクエスト」。
・希望という名の光
達郎 : 本日は9月11日。今から10年前にアメリカの同時多発テロが起こりまして、ちょうど10年になります。それから3月11日の東日本大震災からちょうど半年という不思議な巡り合わせでございます。10年前の事件のときにはですね、やはりこの番組で鎮魂プログラムみたいなことをやった覚えがあります。あれから10年。相変わらず世界中いろんなところで動乱、戦乱が起こっております。少しでも平和な世の中になっていくことを願わずにはおられません。翻って日本でも震災から半年が経ちますが、なかなか復興、復旧、思うように進まないところもございます。未だに仮設住宅で不自由な暮らしをなさってる方たちもたくさんいらっしゃいます。ひとつ政権も変わったことですし、政治家のみなさんもがんばってやっていただきたいと思いつつ、今日もこの曲を聴いていただきます。
中略
台風(12号)も大変でしたね、ホントに。特に近畿地方、大変だそうです。被害に合われた方々、心よりお見舞い申し上げます。引き続きがんばってください。そういういろいろな思いを込めまして、今日もこの一曲お馴染みの「希望という名の光」。
・SEPTEMBER RAIN
この季節の定番、フランキー・ヴァリの1968年のアルバム『TIMELESS』から前年にシングルのB面としても発表された「SEPTEMBER RAIN」。秋の雨になぞられて去っていった恋を歌う名曲。
・所有するギターの本数
リスナーからの質問で「達郎さんはギターを何本持ってるのですか?」。
使ってるギター以外は全部処分したので全部で10本ちょっとくらいだとか。
・SOONER OR LATER
グラス・ルーツのリード・ヴォーカルのロブ・グリルも先日亡くなったそうだ。グラス・ルーツのバブルガム・ポップ然とした、いちばんいい時代1971年のベストテン・ヒット、全米9位の「SOONER OR LATER」、邦題は「恋はすばやく」。
・レコーディング
リスナーからの質問で「『俺の空』のようにフェイドアウトする曲は編集でそうされたと思いますが、実際のところすべて最後まで演奏なさってるのですか?」。
当然ですと達郎さん。レコーディングに関しては「俺の空」と「街物語」はバンドと一緒にレコーディングしていて、「NEVER GROW OLD」と「プロポーズ」は上物がコンピューターでドラムだけレコーディング。曲によってはベースを別々にやるとかケース・バイ・ケース。最近は選択肢が多いのでいろいろ。バンドでレコーディングしたものは一緒にやらないとライヴでグルーヴが出ないという。
・IT'S ALL OVER NOW
アネット・スネルはもともとはポール・ケリーのプロデュースで何枚か出していたが、「IT'S ALL OVER NOW」は1977年にエピック・レーベルから出たシングル。マッスルショールズでドラムのロジャー・ホーキンスとギターのジミー・ジョンソンのプロデュースで出した曲。このあとアルバムを作ろうかという時に飛行機事故で亡くなった女性シンガー。
・SHM-CD
リスナーからの質問で「ニュー・アルバム『RAY OF HOPE』をSHM-CDなどの高音質とされるCD仕様にしなかった理由は?」。
高音質とされるCD仕様にすると音が丸くてバリッと来ないそうだ。達郎さんはあまり好きじゃなくて、ロックの音はひずみだと思ってるという。ハイエンド・オーディオと呼ばれてる、オーディオ雑誌が推奨する音がいい音だとは思ってないとか。「ご期待に添えなくてすいません」と達郎さん。
・KEEP THAT SAME OLD FEELING
サイド・エフェクトは西海岸のヴォーカル・グループ。女性一人、男性三人のヴォーカル・グループ。「KEEP THAT SAME OLD FEELING」は1977年、全米ソウル・チャート22位。シングル・ヴァージョン。プロデューサーはウェイン・ヘンダーソンで途中で彼のトロンボーン・ソロが出てくる。
・ニュー・アルバム『RAY OF HOPE』のアナログ盤
ニュー・アルバムのアナログ盤『RAY OF HOPE』を11月2日に発売。180グラムの重量盤で2枚組となる。
http://item.rakuten.co.jp/warnermusic/wpjl-10005/
・プレゼント
ニュー・アルバム『RAY OF HOPE』のグッズでオリジナルLEDランタン。ソーラー・パネル&手回し充電式だとか。これを10名にプレゼント。
・ツアー・スケジュール
リスナーから「ツアー・スケジュールはどのようにして決めるのですか? 今回のツアーは四国三県には来られるのに高知はありませんでした。是非、高知に来てください」。
ホールの空き状況で決まるそうだ。別に行きたくないわけではなく、ここのところツアーを毎年続けてるので来年あたりは高知に行けるかもしれないとのこと。いいホールだと達郎さん。
・BARBIE
ビーチボーイズがキャピトルからメジャー・デビューする前の作品で、1961年にケニー&キャデッツ名義でリリース。完全にドゥー・ワップ・ソング。
・いつか
超常連のリスナーの元気づけにと達郎さん。1980年のアルバム『RIDE ON TIME』から。
・白いアンブレラ
この季節の歌ということでリクエストが集まった。2005年のアルバム『SONORITE』から。
■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
09月18日は引き続き「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.tatsuro.co.jp
コメントありがとうございます。
ファミリマート先行で大阪公演が手配できました。
中野サンプラザは僕もいつかはと思ってるんですが。
前回のツアーを観てからちょうど一年になろうとしてます。
もう一年なのか、まだ一年なのか。
東京エレクトロンホール宮城ホールは復旧工事が間に合わず現在調整中とのこと。
宮城公演が実現することを祈ってます。