ルー・リード

2013年10月30日 | Rock

日曜日、夜中に目が覚めた。
昨年の夏からいろいろとあり夜が長くなった。
眠れない日はiPhoneで誰かの声を聞く。
実際はテキストを読むことなのだけど、声を聞いてる感じがする。
その夜はルー・リードの訃報を聞いた。
それから数日が経った。時間が過ぎるにつれて重くなってきた…

ルー・リード。
今年の5月に肝臓の移植手術を受け療養生活を送っていたらしい。
最近は健康状態が不安定で10月27日ニューヨークの病院で亡くなった。
享年71歳。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK28001_Y3A021C1000000/
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131028/k10015600101000.html

かつて一緒にバンドを組んでいたジョン・ケイルがルー・リードの死を受けてメッセージを発表している。
http://amass.jp/30456

僕が観た最初で最後のルー・リードのライヴは十年前の大阪厚生年金会館だった。
実は大阪公演の3ヶ月前、2003年の6月に行われたL.A.公演はライヴ・レコーディングされている。
僕が持ってる最新のルー・リードのアルバムはこのライヴ盤『Animal Serenade』だった。

これ以降、ルー・リードのオリジナル作品は2011年のメタリカとのコラボ『Lulu』まで出ておらず、
僕はなんとなく買いそびれたままで持ってない。結局、遺作となってしまった。
2011年というとバディ・ホリーのトリヴュート・アルバム『Rave On』が出ている。
この中でルー・リードは「Peggy Sue」をカヴァーしている。
ハードエッジなサウンドが印象的だ。


Amazonで発売日順にルー・リードの作品を検索すると
もう一枚、2011年のブッカー T. ジョーンズのアルバムがヒットした。
アルバム『The Road From Memphis』。
このアルバムも僕は持っていた。
アルバム最後の曲「The Bronx」のヴォーカルがルー・リードだった。
僕が知るルー・リードの最後の作品はこの曲だった。


ルー・リードは佐野元春が敬愛するアーティストだった。
今後、何かしらのコメントがあるものと思われるが、
最新の公式発言はMRSのこのときのものだろうか。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/5e038a80ce683abdf856d2aea0588042

最後にルー・リードの語録から引用したい。
「僕がやりたいのは、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』と同じレベルにあるロックン・ロールなんだ」
(Lou Reed)

ご冥福をお祈り申し上げます。安らかにお眠りください。

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