大阪フェスティバルホールが来年閉鎖し解体される。朝日新聞グループが超高層ビルに建て替えるという。嘘みたいな本当の話。それは衝撃的なニュースであった。
山下達郎は大阪フェスティバルホールがコンサート会場の中でベストだと公言しているが、さっそくミクシィーの山下達郎のコミュニティーでは騒ぎとなった。しかし、朝日新聞の記事には山下達郎の、解体に肯定的とも取れるコメントが紹介されており、騒ぎは収束したかに思えた。僕も「仕方のないことなのかな」と諦めの気持ちになった。
■山下達郎さん 観客との一体感 抜群
フェスティバルホールは、まごうかたなき日本で最高のコンサートホールであり、私ももう25年以上お世話になっています。演じてよし、観(み)てなおよし、観客との一体感はまるで大きなライブハウスのようです。
数々の伝説に彩られた50年が、また新たな未来へのスタートとなりますように。近いうちにまたフェスの舞台に立てる日を楽しみに。(山下さんからのメール)
ところが、先日のサンデー・ソングブックで、フェスティバルホールを解体するなんて愚挙だと、反対の態度を示した。
「フェスティバルホール壊す、愚挙です。カーネギー・ホール壊すとか、オペラ座壊すとかといってることと同じで、ああいうホールは法隆寺とか日光の陽明門と同じで、一回壊したら二度と再建できない。ホールは文化財でありまして、芸人の汗と血を吸ってるのです。それを壊して、超高層ビルにして、テナントで何かしようっていうのは、まぁゼネコン屋の考えそうなことです。この国にはそういう意味では文化がなくて、あるのは利権のみでありまして...ホールを壊す、止めて下さいよ。フェスティバルホール壊したら、どこでやるんですか。みんな大阪城ホールでやるわけ? 冗談じゃないよね、ホントに。大阪厚生年金(会館)もなんか、なくすとかなんとか言ってるわけだから、ホントにやれるホールなくなりますよね。愚挙です。ひどすぎます。今日は時間がないので、時を改めてやりたいと思いますが。(話が)はじまったら、だんだんエキサイトしちゃうので、また次回に」
大変なことが目の前で起きようとしている。ようやく僕も目が覚めてきた。僕は中学1年の時に、音楽の授業の一環でフェスティバルホールに行った記憶がある。おそらくそれがいちばん最初なんだと思う。はじめて自分で金を出して行ったのが、1987年1月の佐野元春「Cafe Bohemia Meeting」だ。いろんなライヴを聴きに行った。山下達郎、矢野顕子、坂本龍一、エルヴィス・コステロ、ビューティフル・ソングス(矢野顕子、鈴木慶一、大貫妙子、宮沢和史、奥田民生)、松たか子、ジョアン・ジルベルト、EW&F...、最新は来月のアンジェラ・アキ弾き語りライヴとなる予定だ。これからはこれが最後になるのだと思って見ることになるのかもしれない。
フェスティバルホールを壊さないでほしい。お願いだ。壊さないで!
タツローさんと同じ思いの人がきっといるだろうし、
誰かがまた反対の声を出すと思います。
フェスティバルホール取り壊しのことを知らない人が多いんじゃないのか、という印象を持ってます。
地元の有力者で「フェスを残せ!」なんて人は居ないのかなあ・・・
そんな元気な人は大阪に居ないか・・・
特別なホールですよね。
絶対に壊してほしくないです。
困った話です。
他の会場と違う盛り上がりを感じるのは僕だけでしょうか?
わたしはここで、ルー・リードの2つのツアーを見ました。
ホールがなくなるのもいやですが、このごろ
ホール等の名前が以前のものと変わってますよね。
私はこれにも反対です。
そのアーティストを観た体験は、そのホールの名前と共に残っていくものだと思うからです。
今、過去に幾多のロックの名盤を作ってきたアメリカのレコーディング・スタジオも、昔とは名前が変わってるそうですね。
それでいて、それらのアルバムだけは通路の壁に飾ってあるとか。
解せないですね。
はじめまして。
大阪の文化遺産ですよね。
超高層ツインビルなんて中之島に必要ないでしょ。
僕の大好きな場所を壊さないでほしいです。
私も達郎のラジオを聞いていました。
私もフェスには沢山の思い出が有り、大阪が誇れる日本一のホールだと思います。
何とかして残して欲しいですね。
達郎の熱い言葉を聞いて胸が熱くなりました。