イギリスの音楽新聞「NME」によるとボブ・ディランが売れているらしい。
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最近のメディアの大注目によって、ボブ・ディランのアルバムの売り上げが10倍以上に伸びている。HMVによれば、彼の50年のキャリアの中でも最高の売り上げが見込まれるとのこと。ディランが再注目された一因は、先日BBC2で放送されたマーティン・スコセッシ監督によるドキュメンタリー映像『ノー・ディレクション・ホーム』にある。HMVのトップはこう語っている。「何年にもわたる彼の作品の中で、一番の売り上げを示しています。音楽界の巨匠であるエルヴィスやザ・ビートルズ、シナトラと同じように、ディランは固いファン層を持っているので、作品はいつも売れます。しかしこの9月の伸びはすごかったですね。全国のHMV店舗ではかなりの売り上げが報告されています」。ディランの作品は全般的に売り上げを伸ばしているが、特に絶好調なのは、昨年出したコンピレーション・アルバム『The Essential Bob Dylan』とのことだ。(NME)
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ボブ・ディランのTHE BOOTLEG SERIES VOL.7『NO DIRECTION HOME: THE SOUNDTRACK』の第一印象はあんまり良くなかった。Disc1はまだしもDisc2はほとんどボツ・テイクではないのだろうかと思った。
でも何度か聴いているうちにやはりはまってしまった。「Ballad Of A Thin Man」(Live Version) の気味の悪さにはぞっとした。ライナー・ノーツにも書いてあるが、どうしてこれがブーイングを浴びたのだろう。アル・クーパーが記憶を辿って探し出されたという「Desolation Row」(Alternate Take)は3人だけでレコーディングされたものだが、こちらも素晴らしい。
ところでSMEはディランの未発表ライヴCD『Bob Dylan Live At Carnegie Hall 1963』を応募者全員にプレゼントするというキャンペーンを実施していますね。みなさん、もう応募しましたか?
●『Bob Dylan Live At Carnegie Hall 1963』
<収録曲>
1.The Times They Are A-Changin'
2.Ballad Of Hollis Brown
3.Boots Of Spanish Leather
4.Lay Down Your Weary Tune
5.North Country Blues
6.With God On Our Side
(all tracks previously unreleased)
≪キャンペーン対象商品≫
■2005年9月14日発売
・『ノー・ディレクション・ホーム』 MHCP-794
■2005年9月21日発売 紙ジャケ4タイトル
・『ボブ・ディラン』 MHCP-835
・『時代は変る』 MHCP-836
・『グレイテスト・ヒッツ第一集』 MHCP-837
・『グレイテスト・ヒッツ第二集』 MHCP-838
僕は先月末、紙ジャケシリーズ4Wを買ってきました。うかうかしていると締め切りまでに買えそうにないと思いまして。『ボブ・ディラン』と『時代は変わる』は2005年リマスターでしたが、『グレイテスト・ヒッツ第一集』と『グレイテスト・ヒッツ第二集』は2枚とも1999年リマスターなんですよ。殺生でっせ、SME。
「マギーズ・ファーム」なんて40年前の聴衆にとってみたらめちゃめちゃハードでしょうね。僕が同時代でピストルズ聞いたよりも絶対パンキッシュだったと思います。
ルーリードあたりにもかなり影響を与えているような気もするのですが思いこみすぎかな。
「マギーズ・ファーム」では司会のピーター・ヤーロウ(でしたっけ?)が「持ち時間が短い」というような紹介をしていますね。アル・クーパーが言った「ブーイングは時間が短くて起こったんだ」という発言を裏付ける証拠になりますよね。映像を見るのが楽しみです。
ルー・リードは盲点でした。そういえば影響を受けたとしてもおかしくはないです。