5月30日(土) 曇り一時雨。
FM802開局20周年記念イベント、
FM802 STILL20 SPECIAL LIVE「RADIO MAGIC」の1日目を聴きに行った。
土曜日の午後は天気が崩れる予報ではなかったのだが、
午後4時前に突然激しい雨が降った。
叩き付けるような雨は瞬く間に路面を濡らし、
僕は通り雨だとわかっていたけれど、開演に間に合うように、
急いで折り畳み傘を広げ駅へと向かった。
最寄りの駅に到着した頃には足下が雨でびしょ濡れになっていた。
この1週間は大阪にとって災厄の日々だった。
新型インフルエンザの影響で何もかもが停滞しているという感じ。
ひじょうに重苦しい雰囲気があった。
大阪や神戸で予定されていたライヴは公演延期になるケースもあった。
FM802開局20周年記念イベントもまた開催が危ぶまれていた公演のひとつだった。
5月の初め、忌野清志郎の逝去という不幸があった。
清志郎は802春のキャンペーン・ソング「Oh! RADIO」を書いていたので、
体調が良ければシークレット・ゲストとして飛び入り出演するかもしれないと思っていた。
ライヴの前に降った激しい雨は一連の不幸を象徴するようだった。
FM802 STILL20 SPECIAL LIVE「RADIO MAGIC」は
開局20周年を祝う華やかなパーティのはずだったが、
新型インフルエンザの影響で停滞してしまった経済や社会を盛りたてよう、
そしてそのためには何よりも音楽で元気を取り戻そうじゃないか、
そんなふうにイベントの性質を変更したように思った。
ライヴで演奏される曲目も当初はこの20年のラジオ・ヒッツから、
ということになっていたのだが、清志郎を追悼するシーンがあったりして、
そうした面でもイベントが様変わりした様子が感じられた。
予想外だった桑田佳祐の飛び入り出演は、
大阪に来て「桑田佳祐の音楽寅さん」のロケをしていたので、
そのついでに急遽出演したということになっていたが、
今から考えれば新型インフルエンザで自粛ムードのあの状況の中で、
大阪ロケを敢行したこと自体がすごいことなのだと思った。
そんなことを全くおくびに出さずパフォーマンスした点もまた素晴らしいことだった。
■FM802 STILL20 SPECIAL LIVE RADIO MAGIC
http://funky802.com/magic/
2009年5月30日(土) 大阪城ホール
スタンドC9列22番
出演
いきものがかり
福原美穂
CHEMISTRY
ユースケ・サンタマリア(Secret Guest)
桑田佳祐(Secret Guest)
KAN
スキマスイッチ
絢香
斉藤和義
SPECIAL BAND
佐橋佳幸(Guitar)
河村"カースケ"智康(Drums)
渡辺等(Bass)
Dr.kyOn(Keyboards)
斎藤有太(Keyboards)
本田雅人(Saxopone)
佐々木久美(Backing Vocal)
渕上祥人(Backing Vocal)
大滝裕子(Backing Vocal)
Set List
01 RADIO(JUDY AND MARY カバー) / 吉岡聖恵+福原美穂
02 気まぐれロマンティック / いきものがかり
03 帰りたくなったよ / いきものがかり
04 SAKURA / いきものがかり
05 CHANGE / 福原美穂
06 LOVE ~winter song~ / 福原美穂
07 So in Vain / CHEMISTRY
08 北風(槇原敬之カバー) / CHEMISTRY
09 約束の場所 / CHEMISTRY
10 You Go Your Way / CHEMISTRY
11 HONKY JILL ~69(あいなめ)のブルース~ / 桑田佳祐
12 悲しい色やね(上田正樹カバー) / 桑田佳祐
13 明日晴れるかな / 桑田佳祐
14 波乗りジョニー / 桑田佳祐
Pause(20minutes)
15 愛は勝つ / KAN
16 まゆみ / KAN+スキマスイッチ
17 世界で一番好きな人 / KAN
18 view / スキマスイッチ
19 マリンスノウ / スキマスイッチ
20 全力少年 / スキマスイッチ+絢香
21 おかえり / 絢香
22 三日月 / 絢香
23 Peace loving people / 絢香
24 JUMP(忌野清志郎カバー) / 斉藤和義
25 やわらかな日 / 斉藤和義
26 君の顔が好きだ / 斉藤和義
27 アゲハ / 斉藤和義
Encore
28 Oh! RADIO(FM802 2009年春のキャンペーンソング) / SESSION
・サンスポ(5/31)の記事
「桑田佳祐の音楽寅さん」、新聞のテレビ欄では今夜大阪ロケの模様が放送されるようです。
・開場時に配布されたフライヤー
フリーペーパー「Flying Postman Press」のパロディーとなっています。
その下は「Flying Postman Press」の創刊100号を記念し、
FM802とタッグを組んで開催したスペシャル・イベント「Your Songs, Our Songs」の号外。
その下には手元にある「Flying Postman Press」。
いちばん下が創刊100号。