薩摩川内市の田の神を5体紹介します。
薩摩川内市宮里町にある宮里の田の神です。
4体の田の神が並んでいます。元は、別々の集落にあったものですが、明治末期の耕地整理の際、ここに集めて祭ったものです。
薩摩川内市指定文化財です。
右のものから見て行きます。
右手に大きなメシゲ、左手に椀を持っています。
一つの石に二つの田の神を彫っている双体像です。
田の神には、単体のほか、このように双体のものも見られます。
アップ。
大きなシキを被り、右手にメシゲ、左手に椀を持っています。
右手にメシゲを持ち、顔には化粧が施されています。
田んぼを見つめて建っており、ワラヅトを背負っています。
宮里では、今でも田の神祭りが行われており、ワラヅトに餅を入れ、酒宴が催されるそうです。
薩摩川内市水引湯原にある水引湯原の田の神です。
これも双体像です。
男女の田の神で、1743年の建立です。