いちき串木野市の一石双体の田の神を3つ紹介します。
一石双体の田の神というのは、一つの石に二つの田の神が彫られているもので、串木野と川内に多いです。
鏑楠(てきなん)の一石双体(並立)の田の神です。
小高いところで、周囲に田んぼはありません。
右が男性、左が女性です。1842年の建立です。
男性はメシゲとお椀を持っています。
女性は手振錫杖(神楽で使う鈴のように音がでるもの)を持っています。
南方神社に並立鳥居があります。
鳥居の前に、福薗の田の神があります。1862年の建立です。
男性はメシゲとお椀を持っています。
女性は手振錫杖を持っています。
河内の田の神です。
左が男性、右が女性です。
男性は大きなメシゲを抱えており、女性は笏を持っています。建立は1860年です。
持物も似たようなものですね。
そういえば お地蔵様だったら見たことあります。
年代が古いのに びっくりしました。
近代になってからと思ったら・・・
>串木野と川内に多いです
そうなんですね。 ありがとうございます。
こんにちは。
一石双体の田の神は、串木野、川内では割とよく見ますが、他ではほとんど見ません。
地域による特徴があるようです。
男女ペアというのが、ほほえましいです。