鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

一石双体の田の神

2024-05-18 | 田の神

いちき串木野市の一石双体の田の神を3つ紹介します。

一石双体の田の神というのは、一つの石に二つの田の神が彫られているもので、串木野と川内に多いです。

 

 鏑楠(てきなん)の一石双体(並立)の田の神です。

 

小高いところで、周囲に田んぼはありません。

 

右が男性、左が女性です。1842年の建立です。

 

男性はメシゲとお椀を持っています。

 

女性は手振錫杖(神楽で使う鈴のように音がでるもの)を持っています。

 

南方神社に並立鳥居があります。

 

鳥居の前に、福薗の田の神があります。1862年の建立です。

 

男性はメシゲとお椀を持っています。

 

女性は手振錫杖を持っています。

 

河内の田の神です。

 

左が男性、右が女性です。

 

男性は大きなメシゲを抱えており、女性は笏を持っています。建立は1860年です。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 内山田の鼻んす | トップ | 国分広瀬の潮遊池 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます。 (momomama)
2024-05-24 06:14:48
一石双体の田の神・・・珍しいですね。
持物も似たようなものですね。
そういえば お地蔵様だったら見たことあります。
年代が古いのに びっくりしました。
近代になってからと思ったら・・・
>串木野と川内に多いです
そうなんですね。 ありがとうございます。
返信する
男女ペア (chiro)
2024-05-24 17:35:27
momomamaさん

こんにちは。
一石双体の田の神は、串木野、川内では割とよく見ますが、他ではほとんど見ません。
地域による特徴があるようです。
男女ペアというのが、ほほえましいです。
返信する

コメントを投稿

田の神」カテゴリの最新記事