鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

めがね橋他

2019-05-08 | 石橋

宮崎県えびの市の石橋を二つ紹介します。いずれも、国登録有形文化財です。

 

えびの市有島にあるめがね橋を上流から見たものです。美しい3連アーチ橋で、正式名「月の木川橋」と言います。

 橋長:58.2m

 架設年代:昭和3年

 

中央のアーチは、下部の長さが28.8mと非常に大きいです。

この石橋は、川内川最上流の大平官行から吉都線飯野駅までの30kmのトロッコ軌道の一部として、木材搬出用に造られました。

 

アーチ部。

鹿児島県串木野の肥田佐兵衛が請け負いました。

 

藤と石橋。

 

右岸側のアーチ。

 

左岸側のアーチ。

 

左岸から見たものです。軌道は昭和37年に廃止され、自動車が通るようになりましたが、今は人道橋となっています。

 

橋から上流を望む。見学用の広場があります。

 

右岸より見る。

 

めがね橋の上流にある享保水路太鼓橋を下流から見たものです。

橋の壁石は勾配がついていて、しかも途中で段差がついている珍しい形です。

 

上流より見る。

 

左岸から見たものです。中央に幅1.6mの水路があり、左右は幅3.5mと4.5mの農道になっています。

 

橋から上流を望む。

 

左岸側にある水路です。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中島の田の神他

2019-05-07 | 田の神

宮崎県えびの市や小林市は、鹿児島県と同じく田の神が多いです。

 

えびのインター近くの国道268号の横にある中島の田の神です。鳥居の先にあります。

 

神社はなく、祠の中に田の神があります。

 

1724年の建立で、えびの市で一番古いです。

 

神官型田の神です。

 

正面より見る。

 

えびの市大明司の国道221号の脇にある大明司の田の神です。

 

祠に祀られています。

 

俵に乗っています。

 

右手にメシゲを持っています。

 

顔のアップ。

 

えびの市東原田にある東原田の田の神です。

 

農道脇の墓地の横にあります。

 

2体の田の神が並んでいます。

 

右の田の神。

 

左の田の神は、大きな俵を背負っています。

 

後ろ姿。

 

レンゲソウの田んぼを見つめています。向こうは霧島連山です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飯野のイチョウ

2019-05-06 | 巨樹・古木

宮崎県えびの市・小林市方面へ行きました。しばらく、宮崎県の記事が続きます。

 

えびの市飯野にある飯野のイチョウです。えびの市役所飯野支所の庭にあります。

 根回り:9.6m

 樹高:21m

 樹齢:400年以上

 

1577年、島津義弘の長男鶴寿丸の供養のために植えたと伝えられています。

 

大きく枝を広げ、樹勢がいいです。江戸時代、ここには地頭仮屋がありました。

 

根元。

 

中部。

 

気根が下がっています。垂乳根というそうです。

 

新緑がきれいでした。

 

案内板です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノカイドウ

2019-05-05 | 植物

霧島のえびの高原へ、ノカイドウを観に行きました。

 

えびの高原の駐車場近くに、ノカイドウの群落があります。

 

ノカイドウ(野海棠) バラ科

 

世界で、えびの高原の渓流沿いだけに見られる貴重な植物です。

 

リンゴの仲間で、実は7~9mmと小さく、秋に真っ赤な実をつけます。

 

つぼみは濃い紅色ですが、この時は花が開き、白くなっていました。

 

開花時期は十日足らずと短く、運のいい人しか見ることができないそうです。

 

若木は、鹿に食べられないようにネットで覆っています。

 

アカマツ林を歩きます。

 

その他の花を見ていきます。これはハルリンドウ(春竜胆、リンドウ科)です。

 

ツルキジムシロ(蔓雉蓆) バラ科

草地に群落があります。

 

ツボスミレ(壷菫) スミレ科

白い小さなスミレです。

 

ミヤマキリシマ(深山霧島、ツツジ科)も少し咲いていました。もうすぐ、大群落がみられます。

 

韓国岳を眺めてくつろぐカップル。

 

韓国岳と硫黄山です。

 

水蒸気を上げる硫黄山。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナポリ祭

2019-05-04 | イベント

鹿児島中央駅前で開催されているナポリ祭へ行きました。鹿児島市とナポリ市は姉妹都市です。

 

アミュ広場の、大迫淳英さんのヴァイオリンコンサート。

 

メイン会場はナポリ通りです。

 

ナポリステージのハトルプレクトラムカルテット。

 

イタリア車も何台か展示しています。

 

ワインを飲むには、まずワイングラスを購入し、各店舗でワインを買います。

 

向こうが鹿児島中央駅です。

 

ピザの店はどこも長蛇の列で、1~2時間待ちでした。

 

このお店で・・・

 

生ハムサンドと・・・

 

赤ワイン(セット800円)を買いました。

 

甲突川の両岸で5月4日まで開催されています。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日輪照大神神社

2019-05-02 | 史跡

鹿児島市吉野町寺山にある日輪照大神神社を訪ねました。

 

階段の上に南洲翁開墾地遺跡碑があります。

 

西郷隆盛は、明治8年、吉野開墾社を設立し、この付近の開墾を進めました。

 

近くにある池。

 

さらに進んで振り返ったものです。左の小道を行くと神社があります。

左に人家が1軒ありますが、他に人家はありません。

 

日輪照大神神社です。

 

参道を進みます。

 

左右に人工の池がありますが、水はありません。

 

モミジの新緑の参道。

 

灯籠台。

 

日輪照大神神社社殿。日輪照大神は天照大神(あまてらすおおみかみ)のひいおじいさんです。

人家のない山の中に、どうしてこんな立派な神社があるのかわかりません。

 

内部。

神社は廃止されているようですが、管理はされているようで、荒れた感じはしません。

 

さらに進むと寺山炭窯跡があります。

 

安政5年(1858年)に造られた炭窯跡で、木炭は集成館事業の火力に使用されました。

 

上から見た炭窯跡内部。旧集成館などと共に世界文化遺産に登録されました。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする