自然社本宮造営史
【まえがき】
自然社本宮に皇大神(すめらおおかみ)の神霊の御降臨を仰ぎ
その御鎮座の式典を行ってから、今年(昭和48年)で
満10か年になるので、この機会に、本宮神域の決定から買収、
社殿その他の建造物の建築および土工などの経過一切を、
ここに「自然社本宮造営史」として一巻にまとめて、
書き残すことにした。
本宮の神域が現在の地に選ばれて決定するまでには、
長い時日を経ているが、それは、
神慮にかなった聖地でなくては ならなかったであって、
結局は、幽界からの神々のお導きとお力添えをいただいて、
そのみ恵みによって、ここに神域をいただくことが出来たのである。
しかし、このみ恵みは、決して偶然にいただいたのではない。
敷地の探索にせよ。買収交渉にせよ、建設工事にせよ、
人として尽くし得るだけの努力を尽くし、
なすべきことのあらん限りを尽くしたところに、恵まれたものであるjことを、
今更ながら思わずにはおられない。
ことに建設工事に際しては、多くの信徒の方が、みそぎの精神であらゆる
勤労奉仕に真心を尽くされた熱意は、。近世の社寺建築史には稀な、
うるわしくも尊いこととして、後世に伝えたいことである。
今、10年前をふりかえって(10年前とは、昭和38年)、
この聖業に参加した人々には。まことに感慨深いものがあると思う。
この一篇の記録は、自然社本宮造営についての真相を、誤りなく伝えたものであって、
その内容は正に自然社精神の発露ともいうべき尊い事跡を述べたものである。
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