監督:ダニー・ストロング
登場人物
J・D・サリンジャー:ニコラス・ホルト
ウーナ・オニール:ゾーイ・ドゥイッチ
ウィット・バーネット:ケヴィン・スペイシー
ドロシー・オールディング:サラ・ポールソン
ジルー:ブライアン・ダーシー・ジェームズ
ソル・サリンジャー:ヴィクター・ガーバー
マリアム・サリンジャー:ホープ・デイヴィス
クレア・ダグラス:ルーシー・ボイントン
ガス・ロブラノ:ジェームズ・アーバニアク
ナイジェル・ベンチ(英語版)アダム・ブッシュ
ほか
※「作家別」カテゴリー「J・D・サリンジャー」に追加します
Amazonプライムビデオで観た
私の大好きな作品がどういう状況で生み出されたかが分かる
作家として成功しても、イノセントを重視して隠遁生活に向かうまでが描かれる
どこまでが実話か分からないけれども
【内容抜粋メモ】
精神病院で手のふるえを隠すサリンジャー
「ホールデンは死んだ もう救いはない」
6年前 1939年
ジャズバンドが生演奏するクラブ
ウーナ 父が作家 短編を書いてると自己紹介するがフラれる
母に短編を読ませると褒める
母:あなたは才能があるわ
サリンジャー:大学で創作を学んで出版したい
父:
落ちこぼれのお前が作家で食べていけると思うか?
挫折して落ち込んでほしくないんだ
うちは肉とチーズで財産を築いた
大学でウィット先生からライティングを学ぶ
ウィリアム・フォークナーを読んで聞かせる
ウィット先生:自殺未遂や暴力を自分の声で語り、唯一無二にしている
日常会話を小説に入れていくサリンジャー
アップタウンではユダヤ人、ダウンタウンでは堅物と言われ、どこにも居場所がない
グリニッジ・ヴィレッジ
ウィット先生:これこそ執筆だ
『若者たち』の原稿の持ち込みに行くが不採用
ウィット先生:2番目に大事なのは不採用に耐えること 次を書け そして次
ウィット先生どうしてこの道を選んだ?
サリンジャー:いろんなものに腹が立つけど、書けば思ってることがハッキリする
ウィット先生:
怒りを感じるものを物語にするんだ
何も得るものがなくても
美しい自然の中に建つホテルにきた家族
少年と少女がチェスをしているのを見て、すぐノートにメモる
父:姉も来てるのに5日も書き続けているぞ
*
『若者たち』が掲載され、初めての小切手25ドルをもらう
友だちとお祝い
またウーナをダンスに誘う
ウーナ:あなたの短編を読んだ ステキだった
ウーナの部屋に来る
ウーナ:ハリウッドに出るつもり
サリンジャー:僕も昔、俳優になろうとしてた
ウーナ:
私はタレントが好き
小さかった頃に父と別れて、なぜ愛してくれないのか分からない
*
著作権代理業
女性担当者:
ポスト誌系の小説を書くこと
まずはリラックスしなきゃ
ホールデンのことを書き、ウーナにインチキと言われてぶたれる
『マディソン街の反抗』をニューヨーカーが掲載
2点修正するのが条件
アル中ぽい描写、最後に2人をくっつけること
サリンジャー:
現実は違うだろ?
依存症じゃなくても酒に頼る人もいる
ウソのない物語を書きたい
ウィット先生:
私は才能の芽を見つけることができる
サローヤン(!)もコールドウェルも私が見つけた
ホールデンを長編で書け 1冊かける価値がある
君が読みたいと思うものを書けばいい
*
真珠湾が攻撃されたニュース
兵隊に行くサリンジャーを祝うパーティー
『ニューヨーカー』は出版をやめた
戦時には軽薄すぎるという理由
ウィット先生:
ワガママが言えるのは成功してからだ
ホールデンと親友になるんだ
なにがあっても絶対に死ぬんじゃないぞ!
*
イギリスに送られた兵役の間も短編を書いて送る
チャップリンとウーナのスキャンダルのニュースを見る
Dデイ 戦死者が大勢出た
爆弾にヤラれる部隊 友人が目の前で死ぬ
極寒の穴の中で死にかける
看病してくれた友人は氷に埋まる
強制収容所
こんな環境でトラウマにならないほうがおかしいな↓↓↓
病院の冒頭に戻る
「もう語ることがない」
*
1946年 帰宅
半年前に結婚した妻のシルヴィアを紹介する
戦前は眼科医だった
ウィット先生とも再会
ホールデンの長編はまだ半分 戦争がよみがえるために続きが書けない
カウンセリング
眠れないし、集中できない 叫んで起きることもある
悪夢を見る 日中も強制収容所が見える
医師:帰還兵にはよくある すぐ治る
出版社が選集の出版を拒否
サリンジャー:
そのためだけに帰ってきたのに! オレはDデイに上陸した
生きてるのがすまないくらいだ! 顔も見たくない!
*
サリンジャー:このアヒルは池が凍ったらどこに行くのかな?
(この質問、作品にも出てくる 涙が出るよね・・・
夜中に2人の男に襲われてスラれる
サリンジャー:オレは帰還兵だぞ!
*
公園で瞑想しているグループ
僧侶に白昼夢を話す
僧侶:
私も独立運動の戦士だった、暴力を見てこの道に入った
意識を高めて瞑想し、苦しみを癒す
神はあらゆるものに存在する
永遠の精神であり・・・
書くのは才能を見せびらかすためなのか?
また書き始めるがゴミばかり
僧侶:破るのを楽しんだか?
サリンジャー:昨日は5ページ破った
僧侶:楽しそうだな
シーモア・グラースについて書く!
『バナナフィッシュにうってつけの日』
戦争が終わり掲載が検討されているが修正するのが条件
サリンジャー:
新しいスタイルで現代社会を描きたい
生きる苦しみを偽りなく伝えたい
編集者:説明しすぎだ 読者の理解力を信じろ
『バナナフィッシュにうってつけの日』も見てもらう
ハロルド・ロス:
とても才能がある
『ニューヨーカー』は全作品を掲載することにした
年俸を払う契約をする
“期待の新星”と一気に話題となるが
写真を撮る時も戦争がフラッシュバックして酒で誤魔化す
これじゃ成功しても嬉しくないな↓↓↓
僧侶:前へ進むために書いてみては?
*
ストレスをなくすために郊外へ引っ越して瞑想する
ホールデンについて書き始める
ジルーに初の長編『ライ麦畑でつかまえて』を出版してほしいと頼む
サリンジャー:
ノルマンディに上陸した時にこれを書いていた
入院していた時も僕を救った作品だ
出版社:
彼自信が“インチキ”に見える 鼻につくんだ
何年か寝かしたらどうか
ジルー:
私はとても気に入ったが、ボスはホールデンが理解できなかった
彼はすべてを憎んでる
ホールデンは狂ってるのか?
(若者の象徴だから大人には分からないよね
*
リトル・ブラウン社に送ったら米文学史に残るマスターピースだと賞賛
表紙の会議に出る
サリンジャー:
ホールデンの姿は読者の想像にまかせる
宣伝は要らない
ベストセラーになり、マスコミに書かれるサリンジャー
僧侶:平安は得られたか?
*
熱狂的ファンの男性:
なぜこんなにボクを知ってるんですか?
僕はホールデン・コールフィールドです
サリンジャー:僕はフィクション作家だ
熱狂的ファンの男性:あんたもみんなと同じインチキだ!
父:
顔写真は外すべきだな
私はピアニストになりたかったが
ラビだった父は止めさせた
愛ゆえだと知ってた
ホールデンはお前なんだろ?
お前には才能があるよ
(作家は1回当たれば、さらに面白い作品を書くよう言われてプレッシャーがかかるんだな
クレア:たかが本よ 愚痴と退屈な結末 作家は他にもいる
*
家の前に本を持って待つ熱狂的ファンを逃れて
ニューハンプシャーへ引っ越す
ヨガもやってる
青年会で講義する
女生徒:
学校新聞でインタビューしたい
なぜ若者の作品を書いている?
サリンジャー:無垢だから 僕は失ったけど
クレア:若い女の子が好きなのね 私が老けても愛してくれる?
地方紙にインタビューが載ってる
サリンジャー:子どもまで裏切るのか!
敷地に塀をはりめぐらせる
ウィット先生:彼に会いたい 成功したのに、なぜまだ怒ってる?
『ナイン・ストーリーズ』
*
サリンジャー:素晴らしい作品を生み出す者は欠陥が多い
子どもが産まれても、グラース家の物語を書いてこもりきり
クレア:私たちも家族よ!孤独なの!
ウィット先生から電話:選集のために序文を書いてほしい
ウィット先生:
『フラニーとゾーイ』は宗教話ぽかった
あの序文は使えない
私のことばかりで不向きだ
*
映画化の話が絶えない
サリンジャー:
彼を演じられるのは自分だけだが老けた
もう出版したくない
書くことはボクの祈りになった
出版は瞑想を汚す
見返りを求めなければ幸せになれる気がする
その後、作品は世に出なかった
隠遁生活後、2010年に死去
つい最近まで同じ空気を吸ってたってビックリ
遺稿があるなら読みたいけれども、死後も出版されないのか?
登場人物
J・D・サリンジャー:ニコラス・ホルト
ウーナ・オニール:ゾーイ・ドゥイッチ
ウィット・バーネット:ケヴィン・スペイシー
ドロシー・オールディング:サラ・ポールソン
ジルー:ブライアン・ダーシー・ジェームズ
ソル・サリンジャー:ヴィクター・ガーバー
マリアム・サリンジャー:ホープ・デイヴィス
クレア・ダグラス:ルーシー・ボイントン
ガス・ロブラノ:ジェームズ・アーバニアク
ナイジェル・ベンチ(英語版)アダム・ブッシュ
ほか
※「作家別」カテゴリー「J・D・サリンジャー」に追加します
Amazonプライムビデオで観た
私の大好きな作品がどういう状況で生み出されたかが分かる
作家として成功しても、イノセントを重視して隠遁生活に向かうまでが描かれる
どこまでが実話か分からないけれども
【内容抜粋メモ】
精神病院で手のふるえを隠すサリンジャー
「ホールデンは死んだ もう救いはない」
6年前 1939年
ジャズバンドが生演奏するクラブ
ウーナ 父が作家 短編を書いてると自己紹介するがフラれる
母に短編を読ませると褒める
母:あなたは才能があるわ
サリンジャー:大学で創作を学んで出版したい
父:
落ちこぼれのお前が作家で食べていけると思うか?
挫折して落ち込んでほしくないんだ
うちは肉とチーズで財産を築いた
大学でウィット先生からライティングを学ぶ
ウィリアム・フォークナーを読んで聞かせる
ウィット先生:自殺未遂や暴力を自分の声で語り、唯一無二にしている
日常会話を小説に入れていくサリンジャー
アップタウンではユダヤ人、ダウンタウンでは堅物と言われ、どこにも居場所がない
グリニッジ・ヴィレッジ
ウィット先生:これこそ執筆だ
『若者たち』の原稿の持ち込みに行くが不採用
ウィット先生:2番目に大事なのは不採用に耐えること 次を書け そして次
ウィット先生どうしてこの道を選んだ?
サリンジャー:いろんなものに腹が立つけど、書けば思ってることがハッキリする
ウィット先生:
怒りを感じるものを物語にするんだ
何も得るものがなくても
美しい自然の中に建つホテルにきた家族
少年と少女がチェスをしているのを見て、すぐノートにメモる
父:姉も来てるのに5日も書き続けているぞ
*
『若者たち』が掲載され、初めての小切手25ドルをもらう
友だちとお祝い
またウーナをダンスに誘う
ウーナ:あなたの短編を読んだ ステキだった
ウーナの部屋に来る
ウーナ:ハリウッドに出るつもり
サリンジャー:僕も昔、俳優になろうとしてた
ウーナ:
私はタレントが好き
小さかった頃に父と別れて、なぜ愛してくれないのか分からない
*
著作権代理業
女性担当者:
ポスト誌系の小説を書くこと
まずはリラックスしなきゃ
ホールデンのことを書き、ウーナにインチキと言われてぶたれる
『マディソン街の反抗』をニューヨーカーが掲載
2点修正するのが条件
アル中ぽい描写、最後に2人をくっつけること
サリンジャー:
現実は違うだろ?
依存症じゃなくても酒に頼る人もいる
ウソのない物語を書きたい
ウィット先生:
私は才能の芽を見つけることができる
サローヤン(!)もコールドウェルも私が見つけた
ホールデンを長編で書け 1冊かける価値がある
君が読みたいと思うものを書けばいい
*
真珠湾が攻撃されたニュース
兵隊に行くサリンジャーを祝うパーティー
『ニューヨーカー』は出版をやめた
戦時には軽薄すぎるという理由
ウィット先生:
ワガママが言えるのは成功してからだ
ホールデンと親友になるんだ
なにがあっても絶対に死ぬんじゃないぞ!
*
イギリスに送られた兵役の間も短編を書いて送る
チャップリンとウーナのスキャンダルのニュースを見る
Dデイ 戦死者が大勢出た
爆弾にヤラれる部隊 友人が目の前で死ぬ
極寒の穴の中で死にかける
看病してくれた友人は氷に埋まる
強制収容所
こんな環境でトラウマにならないほうがおかしいな↓↓↓
病院の冒頭に戻る
「もう語ることがない」
*
1946年 帰宅
半年前に結婚した妻のシルヴィアを紹介する
戦前は眼科医だった
ウィット先生とも再会
ホールデンの長編はまだ半分 戦争がよみがえるために続きが書けない
カウンセリング
眠れないし、集中できない 叫んで起きることもある
悪夢を見る 日中も強制収容所が見える
医師:帰還兵にはよくある すぐ治る
出版社が選集の出版を拒否
サリンジャー:
そのためだけに帰ってきたのに! オレはDデイに上陸した
生きてるのがすまないくらいだ! 顔も見たくない!
*
サリンジャー:このアヒルは池が凍ったらどこに行くのかな?
(この質問、作品にも出てくる 涙が出るよね・・・
夜中に2人の男に襲われてスラれる
サリンジャー:オレは帰還兵だぞ!
*
公園で瞑想しているグループ
僧侶に白昼夢を話す
僧侶:
私も独立運動の戦士だった、暴力を見てこの道に入った
意識を高めて瞑想し、苦しみを癒す
神はあらゆるものに存在する
永遠の精神であり・・・
書くのは才能を見せびらかすためなのか?
また書き始めるがゴミばかり
僧侶:破るのを楽しんだか?
サリンジャー:昨日は5ページ破った
僧侶:楽しそうだな
シーモア・グラースについて書く!
『バナナフィッシュにうってつけの日』
戦争が終わり掲載が検討されているが修正するのが条件
サリンジャー:
新しいスタイルで現代社会を描きたい
生きる苦しみを偽りなく伝えたい
編集者:説明しすぎだ 読者の理解力を信じろ
『バナナフィッシュにうってつけの日』も見てもらう
ハロルド・ロス:
とても才能がある
『ニューヨーカー』は全作品を掲載することにした
年俸を払う契約をする
“期待の新星”と一気に話題となるが
写真を撮る時も戦争がフラッシュバックして酒で誤魔化す
これじゃ成功しても嬉しくないな↓↓↓
僧侶:前へ進むために書いてみては?
*
ストレスをなくすために郊外へ引っ越して瞑想する
ホールデンについて書き始める
ジルーに初の長編『ライ麦畑でつかまえて』を出版してほしいと頼む
サリンジャー:
ノルマンディに上陸した時にこれを書いていた
入院していた時も僕を救った作品だ
出版社:
彼自信が“インチキ”に見える 鼻につくんだ
何年か寝かしたらどうか
ジルー:
私はとても気に入ったが、ボスはホールデンが理解できなかった
彼はすべてを憎んでる
ホールデンは狂ってるのか?
(若者の象徴だから大人には分からないよね
*
リトル・ブラウン社に送ったら米文学史に残るマスターピースだと賞賛
表紙の会議に出る
サリンジャー:
ホールデンの姿は読者の想像にまかせる
宣伝は要らない
ベストセラーになり、マスコミに書かれるサリンジャー
僧侶:平安は得られたか?
*
熱狂的ファンの男性:
なぜこんなにボクを知ってるんですか?
僕はホールデン・コールフィールドです
サリンジャー:僕はフィクション作家だ
熱狂的ファンの男性:あんたもみんなと同じインチキだ!
父:
顔写真は外すべきだな
私はピアニストになりたかったが
ラビだった父は止めさせた
愛ゆえだと知ってた
ホールデンはお前なんだろ?
お前には才能があるよ
(作家は1回当たれば、さらに面白い作品を書くよう言われてプレッシャーがかかるんだな
クレア:たかが本よ 愚痴と退屈な結末 作家は他にもいる
*
家の前に本を持って待つ熱狂的ファンを逃れて
ニューハンプシャーへ引っ越す
ヨガもやってる
青年会で講義する
女生徒:
学校新聞でインタビューしたい
なぜ若者の作品を書いている?
サリンジャー:無垢だから 僕は失ったけど
クレア:若い女の子が好きなのね 私が老けても愛してくれる?
地方紙にインタビューが載ってる
サリンジャー:子どもまで裏切るのか!
敷地に塀をはりめぐらせる
ウィット先生:彼に会いたい 成功したのに、なぜまだ怒ってる?
『ナイン・ストーリーズ』
*
サリンジャー:素晴らしい作品を生み出す者は欠陥が多い
子どもが産まれても、グラース家の物語を書いてこもりきり
クレア:私たちも家族よ!孤独なの!
ウィット先生から電話:選集のために序文を書いてほしい
ウィット先生:
『フラニーとゾーイ』は宗教話ぽかった
あの序文は使えない
私のことばかりで不向きだ
*
映画化の話が絶えない
サリンジャー:
彼を演じられるのは自分だけだが老けた
もう出版したくない
書くことはボクの祈りになった
出版は瞑想を汚す
見返りを求めなければ幸せになれる気がする
その後、作品は世に出なかった
隠遁生活後、2010年に死去
つい最近まで同じ空気を吸ってたってビックリ
遺稿があるなら読みたいけれども、死後も出版されないのか?