・「オフグリッドな暮らし」@ビッグイシュー
【内容抜粋メモ】
困難を抱える若者の労働を応援する4団体
2015年に始まり区切りを迎える若者応援ファンド
2019年に助成を受けた4団体が集まり
貧困、虐待、性搾取、国籍、介護などを語った
<座談会参加者>
石井ナナエさん
認定 NPO 法人ふじみの国際交流センター理事長
高木実有さん
一般社団法人慈有塾代表
仁藤夢乃さん
一般社団法人Colabo代表
牧野史子さん
NPO 法人介護者サポートネットワークセンター・アラジン理事長
仁藤:
高校時代に暴力と暴言が飛び交う家を出て
渋谷でさまよっている時に
声をかけてくる大人は性搾取を目的とする人ばかりだった
若者応援ファンドで助成を受けた講座の修了生はアウトリーチに加わり
無料のバスカフェでごはんや洋服、妊娠検査薬などを提供しています
性搾取
売春、性風俗産業従事 、AV 出演を強要するなど
アウトリーチ
援助が必要ながら届いていない人々に対して
積極的に働きかけて具体的な支援を提供すること
バスカフェ
バスで巡回する移動型カフェ
高木:
中卒や高校中退の若者に無料で学習支援する無料塾を立ち上げた
99%が高校進学する日本で
残り1%の中卒の子達に
高卒認定試験や大学専門学校の個別指導をしています
就職を視野に入れた資格取得などにも関わった
牧野:
阪神淡路大震災の時、仮設住宅を訪問する活動していた
孤立した家族介護者「ケアラー」の存在を知り団体を立ち上げた
20代、30代の若者ケアラーからの相談が増え
同世代が出会えるサロンを始めた
収入の低い若者が介護することで
人生のキャリアを積む機会を失います
シェアハウスで共同生活して
働きながら資格を取る試みを始めました
石井:
公民館で外国人に日本語を教えています
日本語ができない親がビザの書き換えや
病院に子供を休学させて連れていく現状があります
仁藤:
日本語ができないフィリピン人の母親と
母親の母国語が分からない娘との間には
言葉の壁があり、虐待されて逃げてきた少女もいる
外国にルーツを持つ女の子達は就労しにくく
性搾取の業界に取り込まれやすい
石井:
今年4月から始まった在留資格「特定技能」は
介護など14分野で海外からの労働者受け入れを行う制度
仁藤:
当事者が声をあげた時の反応は国内外で全然違います
台湾で開催された世界女性シェルター会議で
「あなたはその存在だけで価値がある」という言葉をかけられたが
日本では「応援しています」などと
自分事になっていないように感じます
石井:
学校では子供が授業内容を理解できずに
月に1度くらいしか通わなくても卒業させてしまうので
そうした若者は外国人だけの職場で
将来の夢も持てずに働いています
牧野:
ヤングケアラーと言われる18才未満の問題は深刻
日本の高校生の20人に1人が家族の介護をしているという
調査結果もあるが、多くは発見されずにいます
日本ケアラー連盟がロビー活動を進めています
高木:
高等教育無償化法が成立しても
条件に当てはまらない子もいる
外国人を雇用する企業が多い岐阜県可児市では
外国ルーツの子どもや大人に
日本語を教えてから学校や企業に送り出している
それぞれの地域が責任をもって
市民を育てることが大事だと思います
牧野:
共感をもって話を聞いてもらえる居場所で
同じ世代、同じ立場の仲間を得て
やっと自分を客観的に見られるようになります
中間就労支援も必要だと考えます
ケアラーが安心して相談できるスペースがあれば介護離職も防げると思います
私たち自身がケアラーのハローワークになれればと思います
仁藤:
私たちの活動は問題解決型ではなく
一緒に道を開いて行くところが共通していると思いました
性搾取に遭った女の子も
「お金もらったんでしょう?」と被害者が責められる
女子高生に「JK ビジネスをしてはいけない」とチラシを配る前に
売春しない教育をして欲しいです
・最新号・バックナンバー
【内容抜粋メモ】
困難を抱える若者の労働を応援する4団体
2015年に始まり区切りを迎える若者応援ファンド
2019年に助成を受けた4団体が集まり
貧困、虐待、性搾取、国籍、介護などを語った
<座談会参加者>
石井ナナエさん
認定 NPO 法人ふじみの国際交流センター理事長
高木実有さん
一般社団法人慈有塾代表
仁藤夢乃さん
一般社団法人Colabo代表
牧野史子さん
NPO 法人介護者サポートネットワークセンター・アラジン理事長
仁藤:
高校時代に暴力と暴言が飛び交う家を出て
渋谷でさまよっている時に
声をかけてくる大人は性搾取を目的とする人ばかりだった
若者応援ファンドで助成を受けた講座の修了生はアウトリーチに加わり
無料のバスカフェでごはんや洋服、妊娠検査薬などを提供しています
性搾取
売春、性風俗産業従事 、AV 出演を強要するなど
アウトリーチ
援助が必要ながら届いていない人々に対して
積極的に働きかけて具体的な支援を提供すること
バスカフェ
バスで巡回する移動型カフェ
高木:
中卒や高校中退の若者に無料で学習支援する無料塾を立ち上げた
99%が高校進学する日本で
残り1%の中卒の子達に
高卒認定試験や大学専門学校の個別指導をしています
就職を視野に入れた資格取得などにも関わった
牧野:
阪神淡路大震災の時、仮設住宅を訪問する活動していた
孤立した家族介護者「ケアラー」の存在を知り団体を立ち上げた
20代、30代の若者ケアラーからの相談が増え
同世代が出会えるサロンを始めた
収入の低い若者が介護することで
人生のキャリアを積む機会を失います
シェアハウスで共同生活して
働きながら資格を取る試みを始めました
石井:
公民館で外国人に日本語を教えています
日本語ができない親がビザの書き換えや
病院に子供を休学させて連れていく現状があります
仁藤:
日本語ができないフィリピン人の母親と
母親の母国語が分からない娘との間には
言葉の壁があり、虐待されて逃げてきた少女もいる
外国にルーツを持つ女の子達は就労しにくく
性搾取の業界に取り込まれやすい
石井:
今年4月から始まった在留資格「特定技能」は
介護など14分野で海外からの労働者受け入れを行う制度
仁藤:
当事者が声をあげた時の反応は国内外で全然違います
台湾で開催された世界女性シェルター会議で
「あなたはその存在だけで価値がある」という言葉をかけられたが
日本では「応援しています」などと
自分事になっていないように感じます
石井:
学校では子供が授業内容を理解できずに
月に1度くらいしか通わなくても卒業させてしまうので
そうした若者は外国人だけの職場で
将来の夢も持てずに働いています
牧野:
ヤングケアラーと言われる18才未満の問題は深刻
日本の高校生の20人に1人が家族の介護をしているという
調査結果もあるが、多くは発見されずにいます
日本ケアラー連盟がロビー活動を進めています
高木:
高等教育無償化法が成立しても
条件に当てはまらない子もいる
外国人を雇用する企業が多い岐阜県可児市では
外国ルーツの子どもや大人に
日本語を教えてから学校や企業に送り出している
それぞれの地域が責任をもって
市民を育てることが大事だと思います
牧野:
共感をもって話を聞いてもらえる居場所で
同じ世代、同じ立場の仲間を得て
やっと自分を客観的に見られるようになります
中間就労支援も必要だと考えます
ケアラーが安心して相談できるスペースがあれば介護離職も防げると思います
私たち自身がケアラーのハローワークになれればと思います
仁藤:
私たちの活動は問題解決型ではなく
一緒に道を開いて行くところが共通していると思いました
性搾取に遭った女の子も
「お金もらったんでしょう?」と被害者が責められる
女子高生に「JK ビジネスをしてはいけない」とチラシを配る前に
売春しない教育をして欲しいです
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