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トキ産卵

今回は気楽に落書き的マンガを。
トキが31年ぶりに佐渡で自然内産卵をした、
というニュースを見た。
ついこのあいだまで、メスがみんな本州に飛んで行ってしまい、
オスは佐渡に取り残されてしまって、
ペアが自然にできない、という状況が続いていた。
なんでもトキのメスはより良いオスを探して
広範囲に移動する習性があるのだという。
佐渡のオスたちは、「ダセえ!」という烙印を押されて
なさけなくも佐渡に取り残されてしまったのだが、
メスの方も、どこまで行ってもオスがいないので、
仕方なく佐渡に戻った1羽がペアを組んだ、ということらしい。
つまり、たくさん仲間がいるうちは
よりよい子孫を残すために機能している習性が、
数が少ないと、逆に滅亡に近付く要因になってしまうという、
これも自然界の不思議である。
今回の1羽のメスの、現実と妥協した行動が
種の将来には明るい灯をともしたことになる。
何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」で、
「あきらめて適当に手を打つ」というのも
必要なことなのかもしれない。
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