~軽い下見のつもりだったが~
2021年5月19日。先日友人と探索した森林に再度足を踏み入れる。
明るい日中のうちに樹液の出ている木や、歩きやすい箇所を確認しておけば夜の昆虫採集がしやすくなるためだ。
やはり薄暗い森林は何となく不安感を覚える。夜に1人で来るのは無理かもしれない...(臆病者)
と、何かを発見。
コクワガタだ。筆者の地域だと羽化するには早すぎるため、おそらく越冬した個体と思われる。
~ヤツはいた~
良さそうな木を発見し接近。なんとそこにいたのはオオスズメバチだった。
なんてこった。去年あんなに探し回っても見つけられなかったのに...
昆虫採集あるある「ある種を狙って探すといないのに、どうでもいい時に限って簡単に見つかる」
~さあ、狩りの時間だ~
標本として保存するのが目標だったオオスズメバチ。見つけてしまったからには捕るしかない。
今年は気合を入れて、冬のうちに登山用のリュック、折りたたみ式の捕虫網を購入。まさか5月から使うことになるとは。
さらにバッテリーと乾電池に対応したサーチライトも購入しておいた。備えあれば憂いなし
捕獲後に冷やして動きを鈍らせるための保冷ボックスも持っていく。
午前9時。まずは樹液場探しも兼ねて周囲の探索から開始。
ストッキングを使った餌トラップと思われる残骸が。やはり同じ考えの人がいるらしい。
ボロボロになった鳥の巣箱も見受けられる。ある程度の人の出入りはあるようだ。
しかし、まだ5月だというのに暑い 3本持ってきたスポーツドリンクのうち1本を早くも消費。
塩分補給も忘れずに。こんな所で倒れたら助からない。
時に不気味な植物が見られるのも森林探索の魅力(?)ムカデ草(適当)
ここの山は針葉樹林が混在しているようだ。いったん引き返して例の現場へ向かう。
目標を確認。樹液に夢中になっている時が狙い時。
捕虫網を展開。折りたためばリュックに余裕で入り、伸ばせば最大1.5mになる優れモノ。
普通に網をかぶせるか、飛び立った瞬間を狙って捕獲。そう難しくはない。
すかさず押さえて、
ビン、空きペットボトルなどの蓋がついた容器に移して完了。ここで大きさからして女王蜂であると気が付く。
そうか、まだ巣作りと子育ての時期だもんな。
2匹目ゲット。なんだか小さいと思ったらモンスズメバチだった。大きさからしてコイツも女王蜂の可能性が高い。
調べてみると、スズメバチは自分で木を傷つけて樹液を出す場合もあるらしい。
オオスズメバチだけで4匹ほどいたようだが、女王蜂を捕獲しすぎると巣ごと滅びて働き蜂が捕れなくなってしまう。
ということで、今日は2匹だけ持ち帰り。撤収。
~焼酎漬けと標本作り~
前から試してみたかったのがスズメバチの焼酎漬け。筆者の一番好きな赤霧島に漬けてみる。
オオスズメとモンスズメを入れてみた。通常は3年以上漬けるが、最短で半年後に飲めるらしい。
もう1匹は標本にした。ついでに標本ケースの除湿剤も交換。
標本はどうしても色が落ちてしまうため、綺麗な状態でじっくり観察するなら今のうち。
全長は42mmだった。デカすぎる(語彙力)
日本で一番人をコロしている野生生物。そりゃ、こんなのが大群で刺しに来たら...
胸部の筋肉、腹部の脂肪分、そしてこのサイズ。茹でて食べたら美味しいに違いない
働き蜂が飛び回る頃が楽しみだ。一気に10匹ぐらい茹でて食べたい。
~その後、周囲の昆虫観察~
森林付近の草むらにスズメガを発見。戦闘機のような見た目と強靭な筋肉を持ち、飛行速度は30~40kmとされる蛾界のスピードスター。
おそらくシモフリスズメで、成虫は初めて見る。羽化したばかりなのか全く動かず。
このモフモフな見た目が可愛らしい。それにしても、その掴まり方はキツくないのか?
茶色くてフワフワしている毛虫。ヒトリガの幼虫だ。毒を持っていないため触ることができる。
毛は少し固めで、刺さりはしないもののチクチクはする。あまり触り心地は良くないかも...
さて、間もなく本格的な夏が来る。梅雨が過ぎた頃、夜の昆虫採集に出かけるのが楽しみだ
2021年5月19日。先日友人と探索した森林に再度足を踏み入れる。
明るい日中のうちに樹液の出ている木や、歩きやすい箇所を確認しておけば夜の昆虫採集がしやすくなるためだ。
やはり薄暗い森林は何となく不安感を覚える。夜に1人で来るのは無理かもしれない...(臆病者)
と、何かを発見。
コクワガタだ。筆者の地域だと羽化するには早すぎるため、おそらく越冬した個体と思われる。
~ヤツはいた~
良さそうな木を発見し接近。なんとそこにいたのはオオスズメバチだった。
なんてこった。去年あんなに探し回っても見つけられなかったのに...
昆虫採集あるある「ある種を狙って探すといないのに、どうでもいい時に限って簡単に見つかる」
~さあ、狩りの時間だ~
標本として保存するのが目標だったオオスズメバチ。見つけてしまったからには捕るしかない。
今年は気合を入れて、冬のうちに登山用のリュック、折りたたみ式の捕虫網を購入。まさか5月から使うことになるとは。
さらにバッテリーと乾電池に対応したサーチライトも購入しておいた。備えあれば憂いなし
捕獲後に冷やして動きを鈍らせるための保冷ボックスも持っていく。
午前9時。まずは樹液場探しも兼ねて周囲の探索から開始。
ストッキングを使った餌トラップと思われる残骸が。やはり同じ考えの人がいるらしい。
ボロボロになった鳥の巣箱も見受けられる。ある程度の人の出入りはあるようだ。
しかし、まだ5月だというのに暑い 3本持ってきたスポーツドリンクのうち1本を早くも消費。
塩分補給も忘れずに。こんな所で倒れたら助からない。
時に不気味な植物が見られるのも森林探索の魅力(?)
ここの山は針葉樹林が混在しているようだ。いったん引き返して例の現場へ向かう。
目標を確認。樹液に夢中になっている時が狙い時。
捕虫網を展開。折りたためばリュックに余裕で入り、伸ばせば最大1.5mになる優れモノ。
普通に網をかぶせるか、飛び立った瞬間を狙って捕獲。そう難しくはない。
すかさず押さえて、
ビン、空きペットボトルなどの蓋がついた容器に移して完了。ここで大きさからして女王蜂であると気が付く。
そうか、まだ巣作りと子育ての時期だもんな。
2匹目ゲット。なんだか小さいと思ったらモンスズメバチだった。大きさからしてコイツも女王蜂の可能性が高い。
調べてみると、スズメバチは自分で木を傷つけて樹液を出す場合もあるらしい。
オオスズメバチだけで4匹ほどいたようだが、女王蜂を捕獲しすぎると巣ごと滅びて働き蜂が捕れなくなってしまう。
ということで、今日は2匹だけ持ち帰り。撤収。
~焼酎漬けと標本作り~
前から試してみたかったのがスズメバチの焼酎漬け。筆者の一番好きな赤霧島に漬けてみる。
オオスズメとモンスズメを入れてみた。通常は3年以上漬けるが、最短で半年後に飲めるらしい。
もう1匹は標本にした。ついでに標本ケースの除湿剤も交換。
標本はどうしても色が落ちてしまうため、綺麗な状態でじっくり観察するなら今のうち。
全長は42mmだった。デカすぎる(語彙力)
日本で一番人をコロしている野生生物。そりゃ、こんなのが大群で刺しに来たら...
胸部の筋肉、腹部の脂肪分、そしてこのサイズ。茹でて食べたら美味しいに違いない
働き蜂が飛び回る頃が楽しみだ。一気に10匹ぐらい茹でて食べたい。
~その後、周囲の昆虫観察~
森林付近の草むらにスズメガを発見。戦闘機のような見た目と強靭な筋肉を持ち、飛行速度は30~40kmとされる蛾界のスピードスター。
おそらくシモフリスズメで、成虫は初めて見る。羽化したばかりなのか全く動かず。
このモフモフな見た目が可愛らしい。それにしても、その掴まり方はキツくないのか?
茶色くてフワフワしている毛虫。ヒトリガの幼虫だ。毒を持っていないため触ることができる。
毛は少し固めで、刺さりはしないもののチクチクはする。あまり触り心地は良くないかも...
さて、間もなく本格的な夏が来る。梅雨が過ぎた頃、夜の昆虫採集に出かけるのが楽しみだ
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