コネリンのイージーライフ”テキサス”編

テキサス州は最南端ロックポートで、今度は色んなフィッシングにチャレンジな日々を綴ります🎵

物価の上昇率

2014-03-11 03:00:55 | 経済
このところ株価の値上がり以外には趣きのあるニュースもない

数日前のある雑誌の統計(コラムで)で中間層がなぜいまだに裕福感を感じないかとあった
確かに株の値上がりで経済も上昇傾向にあるにも関わらず一般巷では恩恵を受けているのはそれを持っている人々のみであり
あのグレイトリセッションの時に株を手放してしまったり会社でのリタイアメントプランである401Kをも放棄してしまった人々も多い
その後仮に株価が上がろうとその時の痛手が忘れ去られずマーケットの不信感で買戻しもしないままいる一般家庭も多いとか
数字で言えば2007年以前であればアメリカ人は何らかの形での株の所有率は85%にも登っていたのだが2013年ではほとんどの家庭が持っていない

それに裕福度を感じる一つにハウジングもある 特別な地域での値上がりは過去数年間あるが価格的に言えばようやく2007年の価格に戻したのみ それ以外の地域で言えば未だに数十パーセントも落ち込んだままだという
財産保持の三原則 株 プロパティ キャッシュの一部のプロパティが落ち込んでいれば当然裕福度も感じないだろうしーーーーー

それだけではなく 2003年の物価の上昇率も家庭のバジェットを圧迫しているのであろう
特にフードコスト 
 ビーフ10%強 ミルク25% ポークは過去5年間で倍 トマト チーズは2013年一年で20% サーモン シュリンプともなるとレコードハイ
これらにはそれなりの理由もある ビーフにおいてはテキサスの60年にも及ぶ慢性のドラウト 牧草が育たなくその牧草の著しい値上げ 
アメリカ中の90%の野菜 フルーツ ナッツをプロデュースするこのカリフォルニアのドラウトも挙げられる
このかなりのフードコストの値上がりに反し給料などのウエッジはほとんど上がっていないどころか下がっているところも多い(いまFEDのミニマムウエッジを上げようとしているが上がったとは聞いていない)

またガソリン価格もしかり 2007年では1ガロン2ドルであったが今日では倍の4ドル

そう 最低の必要不可欠なものが倍になっているのです これ以外にもカレッジの授業料 医療保険などなどーーー 書き出したらきりがない

ってな具合で最低の生活を維持するだけでも困難な状態になっているのです

この物価の上昇 2014年も特にフードコストは2013年と同じく20%の上昇が予測されている ますます家庭のバジェットを圧迫する事になる

しかしこれらのインフレーションは8年で倍 10年で倍が良いインフレーションといえるから少し早いがこれまた悪くない
日本に過去20年間あったようなデフレーションは経済を凍結させてしまうからね このアメリカ良い方向に向かうかも なんて期待もする

 
 それに どんな世の中になろうと ”どこかの誰かが何かをする!!” まんざら捨てたものではない 自分だけは”勝ち組”に入っていれば良いのです

昨日の朝焼けはきれいだった もうすぐ春 何もかも動き出すことでしょう


                          

  

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