4月1日に顔面神経麻痺を発症してしまいました(現在、左顔面が麻痺中)。脳腫瘍などの中枢系障害ではなく、末梢神経神経障害による「ベル麻痺」と言われる顔面神経麻痺です。ベル麻痺発症の原因は特定できない場合が多く、ストレス、過労、あるいはヘルペスウイルス感染によるものと考えられているそうです。
ベル麻痺発症の原因のひとつと考えられているヘルペスウイルスは、口唇や口内にヘルペスが出来たことがある人なら誰でも保有しているウイルスで、それがストレス、過労、冷たい風に当たる等の環境変化によって、ある日突然再活性化し、顔面麻痺(ベル麻痺)を発症するそうです。10万人に20人の割合で発症するそうなので、誰でも発症しうる病気です。やはり、過度のストレス、過労というのが一番良くないかもしれませんね。
ベル麻痺の場合は、発症後すぐに治療を受ければ、2~3ヶ月で完治するそうです。治療が遅れたり、重度の場合は、後遺症が残ることもあるようです。僕の麻痺は比較的軽度で、麻痺発症の自覚が早く、かなり早期の段階で治療を受けることができたので、おそらく後遺症の危険性は低いとは思いますが。。。
僕が自分で顔面麻痺を認識したきっかけですが、4月1日夜にトロンボーンの練習をしていたところ、唇の左側からプップッと息が漏れ出し、徐々にその息漏れがひどくなり、10分後には唇が全く振動しなくなってしまいました。その日はまだ唇が振動しなくなっただけで、顔面麻痺の症状はなかったのですが、翌2日になると左顔面が動かず「これは大変なことになったぞ!」と思い、近所の耳鼻科に行きました(顔面麻痺は耳鼻科なんです)。
顔面の動きなどの検査を受けたところ、
先生「顔面麻痺はストレス、過労が主な原因ですから、すぐに仕事を休んで、2週間入院してください。ウチは入院設備が無いので、紹介状を書きますから大学病院で精密機械を受けてください。」
僕「いやしかし、自営業なので2週間も仕事を休む訳には、、、」
先生「あなた、一生後遺症が残ってもいいんですか!」
僕「、、、」
ということで、紹介状を書いていただき、翌日に新宿西口の都庁近くにある東京医大病院にいきました。顔面検査、血液検査、CT撮影などの検査をひととおり受けた結果、麻痺は軽度なので、入院の必要はないでしょう、とのことで、4日間の通院点滴治療と以降は飲み薬による治療となりました。
点滴治療は終了し、今は飲み薬を飲んでいるだけですが、ベル麻痺は、発症から10日間は症状がどんどん進行する期間ということで、麻痺の症状は日に日に悪くなっています。少しずつ神経障害が進んでいき発症後10日位で神経障害が完了(要するに神経細胞死滅?)。2週間目から少しずつ神経が修復されていくそうです。
今、発症から9日目の麻痺症状が最もひどい時期で、顔面がひん曲がっていますが、おそらく麻痺症状は出尽くしたと思うので、あとは身体の自然治癒能力を信じて神経再生を待つしかありません。
今は出来るだけストレスをためないよう、過労にならないよう気をつけながら生活をしています。トロンボーン演奏復帰のことも考え過ぎるとまたストレスになってしまうので、あまり考えないようにしています。
病状経過については、またこのブログで報告させていただきます。
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