とにかく日記

とにかく何でもいいから書く日記。3人の子へは仕送り、更新頻度は下がり、書き続けられるのか?(コメント等は承認制です)

哺乳瓶からの卒業

2005-04-21 13:11:05 | 母乳育児・離乳・偏食
ルル(1歳7ヶ月)が、やっと哺乳瓶を「卒業」できた。
しばらく前からやめさせたい、と思っていたのだ。

1年前、保育園に預け始めた頃は完全母乳児で哺乳瓶が大嫌い、おっぱいがなければ昼寝もしない、ということで昼休みを利用して授乳(&昼寝の寝かしつけ)に行っていた。
授乳に行く、というと平和でのどかな育児、という雰囲気がただようが、実際は仕事が途中であっても放り出して飲み物片手に園にかけつけ(昼食前でも水分はせめてとらねば乳が出ない)、保育園では携帯が鳴ってもごめん!と心の中で謝りつつすかさず切り、横目で時計を見ながら分刻みの授乳、眠ったら即刻職場に向かい、戻ったら仕事が待っていて自分の昼食時間は夕方近く、などという毎日で、ああ大変、という日々だった。
しかしそれも2ヶ月程度のことで、5月の終わりに突然、哺乳瓶で飲めるようになり、私としてはぐっと楽になった。

満1歳で断乳(卒乳というようよりは断乳という感じ、噛まれて噛まれて痛いから止めた)と同時に家では完全に母乳が哺乳瓶に置き換わり、朝起きたら居間のカーペットに寝転んで哺乳瓶をくわえ、保育園から戻ったらまたカーペットに寝転んで哺乳瓶で牛乳を飲み、寝る時も哺乳瓶でひとしきり飲んでから、という習慣になっていた。
その頃にはコップで上手に飲めるようになっており、保育園では満1歳を越すと哺乳瓶を使わないので、年末頃から家でも哺乳瓶をやめさせよう、と思ったのだが、やめようとするとなぜか嘔吐下痢症になり、水分の補給のためにイオン飲料を哺乳瓶であげたりして、なかなかやめられなかった。

そうこうするうち、ルルにも反抗期がやってきた。
こちらの言うことには、とにかくとにかく従いたくない、という風になってきたので、もう、今やめないとしばらくはやめられない、と危機感を持ち、やめさせることにした。

ダンナに協力してもらって食事の用意を早めにし、もし食事準備が済んでいない時には代わりにあげるもの(おにぎり)を用意するようにして、朝と夕方、カーペットに寝転がって哺乳瓶を要求するルルには食事(もしくはおにぎり)を与えるようにした。
寝る前、欲しがる哺乳瓶については説得。
「ルルはもう赤ちゃんじゃなくて、1歳なんだから、眠る時にはいらないよ。お母さんと一緒にお話しながら眠ろう」と言ったら案外あっさりあきらめて、その晩はお話(アンパンマンがルルたちの保育園にやってきてバイキンマンを追い出すが最後にはみんな仲良くなって終わるというテキトーな創作話)のあと私の首にしがみついて眠った。それで寝る前の哺乳瓶は終わり。

帰宅直後の哺乳瓶(ミルク)をやめるのが、一番最後まで抵抗があった。
夕食に誘っても、哺乳瓶を要求してカーペットに寝転んだままジタバタ泣きわめく。
うるさいが、そのまま30分くらい放置した。
それでも泣くので、コップに水をついで飲ませたら、おなかがグウグウ鳴る。
「おなか空いてるんでしょう?ごはん食べようよ」と誘っても返事は「イヤ」。
さすが反抗期。空腹くらいではメゲないということか。
もう30分くらいそれを繰り返し、やっと夕食を食べたのはその後。

これはもう哺乳瓶を見えないところに片付けるしかない、とルルを寝かしつけてから、それまでガラス扉の食器棚に入っていた哺乳瓶を、床下収納にしまいこんだ。
哺乳瓶があったところにはわざとらしく大きなお皿を何枚も重ねて陳列しておいた。

翌朝、起きて哺乳瓶を要求するルルを食器棚の前に抱いて行き「ないよ」と見せる。
ルルは不思議そうな顔をし、幾分かは不満そうであった。
それでも哺乳瓶が「ない」ということはわかったらしい。
「なーい、なーい」と言いながら、コップで牛乳を飲んだ。

それが二日前の朝のこと。
今朝はコップに入れた牛乳を盛大にこぼしてくれたが、哺乳瓶を欲しがるそぶりはない。

ようやく我が家における哺乳瓶の出番が、終わった。
3人の子を足かけ7年に渡って育ててくれた哺乳瓶さん、ご苦労さま、という感じである。
コメント
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