最近ずっと、リリ(次女、5歳)が一人で寝ることができなかった。
寝なさい、と言ったらすぐララ(長女、7歳)のベッドにもぐりこみ
「ララおねえちゃんと、ねる」と言って、朝までベッドを占領していた。
布団をとられたララがリリのベッドに移動して寝たことも何度もあるくらい。
ララが迷惑そうだったので、先週、ララの目の前で、リリと話をした。
「いつまでもララおねえちゃんと一緒に寝たらダメ。
自分のベッドがあるんだから、一人で寝なさい。
いつから、一人で寝るの?
今日?
明日?
次の月曜日?」
と逃げ道を断つような質問をリリにした。(といっても、リリに選ばせてはいる。)
「つぎの、げつようび」という答えが返ってきた。
その晩からカウントダウンが始まり、ついに迎えた月曜日。
ララは夕食の時から嬉しそう。「もうリリと寝なくていいんだよね?」
リリのベッドにたくさんのお人形を持ち込み、リリの布団を整えた。
さぁ消灯、という時になって、とっさに思いついた話を始めた。
一人で寝る子の枕元を、そっと訪れる、優しい妖精がいます
誰かと一緒に寝てる子のところには来ません
一人で寝ている子供のことが、とっても好きな妖精さんです
一人で寝る子の所にきて、ふわっと いい「におい」を残します
夜中に目を覚ました時に、ふわっ といいにおいが漂ったら
それが妖精がきていた、という「しるし」です
朝、明るくなった時に、ふわっ と におう こともあるでしょう
暗い夜に姿も見せず、光も出さない妖精さんだけど
とーーってもいい「におい」で、一人で寝る子を包みます
一人で寝る、おリこうな子が朝までぐっすり眠れるように
お母さんが子供で一人で寝てた頃、目をさましたときに
ふわっ と いいにおい をかいだことがありました
その頃から、妖精さんは一人で寝る子のところに来ていたのでしょう
でも、もうお母さんは大人になってしまったから、
もう いいにおい はありません、妖精さんは大人には来ないから
もしも目が覚め さびしかったら
ふわっ と いいにおいがしないか、気をつけて
優しい妖精さんがやってきて、守ってくれてたかもしれないでしょう
一人で静かに寝てる子が とっても好きな優しい妖精さん
もし いいにおいがしたならば 明日の朝、お母さんに教えてね
こんな話をしてから、ルルのベッドに添い寝した。
ルルは「ようせいさん、ルルのところにきたことあるよ!」と言う。
(かわいいなー。こういう話にすぐノッてくれるルル。)
「じゃあ、また妖精に会えるといいね、おやすみ」と寝かしつけた。
ルルが寝て、リリのベッドにあがってみた。(ララは寝息、眠っている。)
まだ眠れずにいたリリを抱きしめ、おやすみ、と言ったら
リリも私を抱き返し、おやすみ、とささやいた。
子供たちはそのまま、みんな寝た。
さて、明日の朝、何て言って起きてくるかな?
寝なさい、と言ったらすぐララ(長女、7歳)のベッドにもぐりこみ
「ララおねえちゃんと、ねる」と言って、朝までベッドを占領していた。
布団をとられたララがリリのベッドに移動して寝たことも何度もあるくらい。
ララが迷惑そうだったので、先週、ララの目の前で、リリと話をした。
「いつまでもララおねえちゃんと一緒に寝たらダメ。
自分のベッドがあるんだから、一人で寝なさい。
いつから、一人で寝るの?
今日?
明日?
次の月曜日?」
と逃げ道を断つような質問をリリにした。(といっても、リリに選ばせてはいる。)
「つぎの、げつようび」という答えが返ってきた。
その晩からカウントダウンが始まり、ついに迎えた月曜日。
ララは夕食の時から嬉しそう。「もうリリと寝なくていいんだよね?」
リリのベッドにたくさんのお人形を持ち込み、リリの布団を整えた。
さぁ消灯、という時になって、とっさに思いついた話を始めた。
一人で寝る子の枕元を、そっと訪れる、優しい妖精がいます
誰かと一緒に寝てる子のところには来ません
一人で寝ている子供のことが、とっても好きな妖精さんです
一人で寝る子の所にきて、ふわっと いい「におい」を残します
夜中に目を覚ました時に、ふわっ といいにおいが漂ったら
それが妖精がきていた、という「しるし」です
朝、明るくなった時に、ふわっ と におう こともあるでしょう
暗い夜に姿も見せず、光も出さない妖精さんだけど
とーーってもいい「におい」で、一人で寝る子を包みます
一人で寝る、おリこうな子が朝までぐっすり眠れるように
お母さんが子供で一人で寝てた頃、目をさましたときに
ふわっ と いいにおい をかいだことがありました
その頃から、妖精さんは一人で寝る子のところに来ていたのでしょう
でも、もうお母さんは大人になってしまったから、
もう いいにおい はありません、妖精さんは大人には来ないから
もしも目が覚め さびしかったら
ふわっ と いいにおいがしないか、気をつけて
優しい妖精さんがやってきて、守ってくれてたかもしれないでしょう
一人で静かに寝てる子が とっても好きな優しい妖精さん
もし いいにおいがしたならば 明日の朝、お母さんに教えてね
こんな話をしてから、ルルのベッドに添い寝した。
ルルは「ようせいさん、ルルのところにきたことあるよ!」と言う。
(かわいいなー。こういう話にすぐノッてくれるルル。)
「じゃあ、また妖精に会えるといいね、おやすみ」と寝かしつけた。
ルルが寝て、リリのベッドにあがってみた。(ララは寝息、眠っている。)
まだ眠れずにいたリリを抱きしめ、おやすみ、と言ったら
リリも私を抱き返し、おやすみ、とささやいた。
子供たちはそのまま、みんな寝た。
さて、明日の朝、何て言って起きてくるかな?