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太王四神記:タムドク、父の非業の死を契機に成長

2007-10-12 23:44:06 | Weblog


 故国壤王が自決する場面に遭遇したギハは王を殺害したという誤解を受け、ペ・ヨンジュン扮するタムドク(談徳)の悲しみと怒りは頂点に達した。





 11日に放映された『太王四神記』(MBC)では、火天会と結託したヨン・ガリョ(パク・サンウォン)が、息子ホゲ(ユン・テヨン)を王位に就かせるため本格的に動き出し、王位継承をめぐる激しい争いが描かれた。



 故国壤王(ドッコ・ヨンジェ)は火天会の大長老(チェ・ミンス)の手下に攻撃を受ける。この知らせを聞いたギハ(ムン・ソリ)は、朱雀の姿で危機に陥った故国壤王を救った。



 しかし、故国壤王はギハとたった2人しかいない部屋で、神剣で胸を刺し自決を図る。当惑したギハが胸に刺さった剣を抜いた瞬間、近衛兵隊長カクダン(イ・ダヒ)が部屋の扉を開け、ギハが故国壤王を殺害したものと誤解してしまう。



 故国壤王はカクダンに「太子に私の恨みを晴らし、そして珠申(ジュシン=古代朝鮮の呼び名の1つ)の王になれと伝えるのだ」という最後の命令を下し、息を引き取る。



 カクダンは王の最後の遺言を伝えるため、大長老から受けた攻撃で深く傷ついた体をひきずりながらも、スジニ(イ・ジア)、ヒョンゴ(オ・グァンロク)とともに、ホゲと対峙するタムドクの元に向かう。 



 タムドクを前にしたカクダンは「太子に殿下の最後の遺言を伝える。王を殺した敵はギハだ」と伝え、息を引き取る。



 カクダンの言葉を聞いたタムドクは、父が死んだという事実に加え、その父を殺した人物が自分の最も愛するギハだという信じがたい事実に深い悲しみを感じる。



 「珠申の王が胸を焦がすほどの怒りを感じたときに目覚めるという、玄武の神物が光を放つ」という伝説のように、悲しみと怒りを感じたタムドクにより、玄武の神物が光を放ちながら目を覚ますというドラマチックなシーンが演出された。



 これにより『太王四神記』はついにターニングポイントを迎えた。タムドクとギハの間に生じた誤解、すれ違う愛と裏切りを感じるギハ。そして自身に降りかかるあらゆる状況に怒りを抱いたタムドクは、これまで見せてきた弱々しい姿から、カリスマ溢れる太王へと変貌を遂げていく。



 今後の『太王四神記』は、タムドクの太王としての姿を描き、ギハ-ヨン・ホゲ-スジニ-タムドクなど、主要人物の葛藤が具体化していく。