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キツネや、何してる 

2006-09-20 16:23:03 | mbcドラマ
MBC水木ドラマ『キツネや、何してる』

初放送:2006年 9月 20日
放送時間:水&木曜日 夜9時55分放映
演出:クォン・ソクチャン
脚本:キム・ドウ
企画:キム・ナムォン
出演:コ・ヒョンジョン、チョン・ジョンミン、チョ・ヨヌ、キム・ウンジュ


■コ・ヒョンジョン(コ・ビョンヒ役)“
セクシーボン”の名前なき記者
時折、自分の平凡さに耐えられなくなる小心なおてんば。ただ年をとっているのではないらしく、33歳年相応に成熟しているビョンヒ。率直淡白で、思っていることは隠せないが、仲たがいすれば髪をかきむしるタイプ。彼女は小心なA型で、簡単に運命だと信じてしまう水瓶座。生まれつき頭よりは気持ちが先にたち、よく笑いよく泣き、突拍子もない性格。三角パックのコーヒー牛乳が好きで、いまだに運命的な愛を夢見る世間知らず。チャン・ドクの歌が好きなボーっとしたおてんば娘である。
気づけばいつの間にか33歳、つい先日までは23歳だったのにいつの間に時間が経ったのか?やりきれない。現在彼女はセックスの伝道師である。食事をしながら、道を歩きながら、地下鉄に座って居眠りしながら、彼女はセックスのテクニックを研究する。どのようにすれば彼氏を満足させられるのか、どうすれば彼女を興奮させられるのか、創造主が人間にのみ与えた快楽の極致を想像し、探求し、そして書く。そのみだらな記事は“セクシーボン”に掲載される。名前の代わりに「編集者 チュ」と記されたまま。彼女は名前のない記者である。名詞に記者と刷られていても堂々と差し出したことはない。彼女が作る雑誌“セクシーボン”が、このようなモットーを掲げているからである。

■チョン・ジョンミン(パク・チョルス役)
(シンシン)自動車整備所の整備工
富も名声もないが堂々とした自発的なアウトサイダー。既成世代の価値観に振り回されず、やや傾いた視線と自分なりの主体性で生きている余裕たっぷりの男。年齢のわりに早熟で礼儀正しい奴だが、ワイルドでカッとなるところがある。
男らしくて意地っ張りで融通がきかず、同じ年頃の青年とは異なった考え方と価値観を持っている。度胸が据わっていて、本意ではなく高校の伝説的な人物になった経験がある。気の毒に必要を感じず大学にも行かず、社会的視線などには頓着しない。輝く未来や結婚、マイホームや終身保険のような現実的な計画はない。タダ好きな仕事(車を触ること、旅行、読書、ワインを楽しむなど)ができる現状に満足しているだけである。だから既成世代の目には油にまみれたマイナー人生に見えるが、人生の速度を緩めようというダウンシフト族に近い。人格が素晴らしいので、作業服を着ていても輝いている。年齢を問わず、女性オーナーが夢中になるが、実際彼は関心がない。
車の虜になり、工業高校の自動車科を卒業して整備所に勤めていたが、語学研修を理由に旅立った。口実だった語学研修を1ヶ月で放り出すと、1年間バックパックを担いで旅に出る。旅から帰ってドラマが始まる。自分なりに主体性を持って生きてきた24年間、誰と張り合っても負けないくらい成熟した魂を持っていながら、若さかからくる純粋さと不完全さが不意に現れる。そのせいだろうか?9歳も年上の姉の友人、コ・ビョンヒに純情を捧げることになる。

■ペ・ヒミョン(チョ・ヨヌ役)
泌尿器科の医師、“セクシーボン”の相談コーナーを担当。
恋愛の達人。ホワイトカラーでもブルーカラーでもないブラック・カラー。セクシーでユーモアがあって、できる男である。全ての女性が理想に思うタイプ。知的でありながら率直淡白(行き過ぎてしらじらしいこともある)で、おしゃれに多くのエネルギーを浪費する。ショッピングが趣味だと堂々と語り、文化生活と料理とスポーツ、ファッションに関心が旺盛な男性。気に入った女性がいれば「食事に行こう」と言う代わりに、「寝たい」とささやく魅力の塊の男性が、低俗な“セクシーボン”の泌尿器科Q&Aを担当しているのは、同郷の先輩“セクシーボン”のファン社長(彼とファン社長とパク・ビョンカクとの関係は後述)の執拗な頼みに負けてである。
男性雑誌ではない、男性成人雑誌(成人という単語がつきながら、18歳購読不可になりラッピングされている)に文章を掲載しているということは、個人と病院の品位に汚点を残しえることである。しかし同郷の先輩が、1年だけ書いてほしいと泣きついてきた。その原稿担当がコ・ビョンヒという女性である。ミス・コが泌尿器科に対する質問を持ってくると、かれが答えを書く。調べてみると他の相談コーナーは、ミス・コが質問も答えも自ら創作しているが、泌尿器科は知識がないので書けないと言う。まったくおかしな雑誌、おかしな娘である。ミス・コ、この娘は見れば見るほど笑える。年はそれなりに食っているが、世間知らずのようでもあり、純真なようでもある。あたかもイケテルふりをしているが、お尻を見ればお見通しの彼の目がごまかせるはずもなく、結局処女であることもばれてしまう。21世紀に33歳の女性が処女とは、褒美を与えるべきか罰を与えるべきか、しかし好奇心がそそられるのはどうしようもない。
だからやっとの思いで抱くと、彼女を驚かせてしまう。「今日、僕と寝る?」その言葉に反応するミス・コの表情変化は、まったく変化無双!スペクタクル!そのものである。

■コ・ジュニ(キム・ウンジュ役)ビョンヒの妹。
B級ファッションモデル
情熱とやる気マンマンの礼儀知らずな新世代。モデルとして成功し、能力のある男性と出会って品よく暮らしたい欲張り。姉のビョンヒとは違い、自信満々で大胆、猛烈な礼儀知らずである。いつも自分の意見がはっきりしていて、自己中心的である。姉は亡くなった父親に、彼女は母親に似ている。専門大の衣装学科を卒業した。ファッションとメイクアップに一見識があり、東大門の洋服でおしゃれにかわいらしく装って歩く。
昔、一時期人気があったが引退後に結婚し、交通事故で亡くなったモデルの“カン・ウンビ”に似ていると時折言われる。S放送局のスーパーモデル出身で、入賞こそ逃したが、それが縁でファッションモデルとして活動して4年目。モデルエイジェンシーから連絡が来れば、間欠的にステージに立つ。時々中小企業の紙面広告などでまとまったお金を手にしたりもする。やる気も野望も満々だが現実は思い通りに行運ばず、高校生モデルはのし上がってくるが、年を取るばかりであれこれ気に障る。だがいつかはステージのラストを飾る一流モデルになる日を夢見て、自己管理を怠らない。いくら食べても太らないビョンヒとは違い、水を飲んでも身になる体質のせいで、涙ぐましいダイエットをしている。1日2時間の運動は必須で、世界に進出する日のために、英会話学校にも欠かさず通う。知的なモデルになるために読書も懸命にする。1ヶ月の読書量を聞くと8冊だと答える。全て雑誌である。ファッション雑誌、女性雑誌、映画雑誌、時事雑誌。面白いことに本は目に付かないが、雑誌はよく目に留まる。時事雑誌は難しくてつまらないが、題目だけでも読もうと努力している。それがなかなか役に立つ。
姉の弱点をよく知っている。男を知らないということ。だから姉が記事の文章につまると、体験から来る助言をしたりする。ところが最近姉の様子がおかしい。
チョルスという奴に、微妙な感情の綱渡りをしているようだ。彼女もチョルスをよく知っている。これは誰も知らない秘密だが、高校の時に彼にアタックしてひじ鉄砲をくわされたことがある。今は本音を打ち明ける友達の関係である。う~ん…とにかく姉とチョルスの様子を見守らなければ。

■■ 企画意図 ■■
男と女にはそれぞれ死んでも捨てられない習慣がある。男には心の中にツバメが一羽、女は愛への幻想のせいで片割れが誰かも分からないまま、ウロウロと愛の世渡りを続ける。そのような人々がドラマで出会い、ああだこうだ言う。自分だけのファンタジーを夢見て、「結構よ」と冷笑する。実体のない蜃気楼を作りだしておいて、それが掴めないと苦しむ。だから“他人だけが幸せ”だと思う。手に鉛筆を握り、その鉛筆を探して家中をさまよった記憶が誰にでもあるだろう。このドラマは鉛筆が手中にあるということに気がつく過程を描いている。愛も幸福も自分の横、もしくは心の中にあるという平凡な心理を語り、少しだけうわべを脱ぎ捨てれば“私も幸せ”になれる物語を語ろうと思う。



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