6月19日(日曜日)、九州新幹線開業100日目を迎え、沿線4県の各駅で「百日(ももか)祝い出発式」が挙行されました。
百日祝いは元来、赤ちゃんの誕生から100日を迎えられたことを祝う儀式ですが、鉄道で行われるのは異例。新幹線開業日に中止された出発式を、改めて行ったという切り口で紹介していたマスコミもありました。
経緯はともあれ、沿線の鉄道ファンとして共に祝いたい気持ちはいっぱい。雨降りの日曜日朝、新鳥栖駅に車を走らせました。
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9時40分にホームへ上がると目に入ったのは、すでに整えられていた出発式会場。両側のモニタには、すっかり全国区となった開業記念CMの「総集編(180秒)」と、「各駅編(新鳥栖)」がエンドレスで流されていました。
5月に入って放送されたTVCMでは「祝」の字がなくなっていましたが、今日は百日のお祝いということでか、震災前に3日間だけ流された「祝」の文字入りバージョンです。
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10時22分に始まった式典挨拶のトップバッターを勤めるのは、JR九州・唐池社長。
震災後の出控えで苦戦したものの、次第に目標値に届きつつあること。CMが予想外の注目を集めて、ネット上での再生回数は200万回を越え、被災地からも元気をもらったとの反応があったこと。元気な地域から元気を届けていかなければならないと思い至ったことを踏まえ、今日の日を迎えたとのメッセージでした。
本来、式典中に列車の発着がないようプログラムされていたようですが、雨による遅れで社長挨拶中に「さくら」が到着するというアクシデントが。式典会場後ろの8号車から降りた乗客は1人だけで混乱はなく、結果的には式典中のいいアクセントになりました。
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続いて佐賀県副知事からは、新鳥栖駅へのさくら停車増を求めるコメントが。そのためにも、まずは県民のより多くの利用をと呼びかけられました。
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鳥栖市の橋本市長は、広大な駐車場を「1日100円、2泊3日でも300円」とアピール。バス駐車場や、駅前に建設が進むがん治療センターなど、鳥栖ならではの取組みが紹介されました。
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来賓によるテープカット。
続いて会場をやや後方に移して、入線してきた「つばめ338号」を101歳の一日駅長が出迎えます。
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駅長と一日駅長の出発合図を受け、新幹線ならではの長いタイフォンを鳴らし、800系新幹線は出発。ホームを埋めた人からの拍手と、「Boom!」の軽快な音楽に見送られながら、つばめは博多へと発っていきました。
本来であれば、100日前に各駅で繰り広げられるはずだった光景。タイミングも形も少し変わったものにはなりましたが、胸にじんとくる思いと共に、僕の中でも何かが一区切りついたような気がしたのでした。
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式典後は、来賓が揃っての記念撮影。ご希望の方はどうぞとステージ裏に招かれ、またとない記念の1枚を。
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一日駅長はお耳が遠いのか、
「通訳がおらんと!」
と、息子さんを介してのインタビュー。新幹線という未来の乗り物なのに、どこかのどかで、ほのぼのした雰囲気を感じられた式典でした。
…とはいえ、さすがは大JRの式典だけあって、時間の割り振りは名人芸ともいえるもの。挨拶の長さもそれぞれで、途中で新幹線が到着するというアクシデントもあったのに、テーップカットから出発までの流れは、焦るでもなく間延びするわけでもなく、ピッタリのタイミングでした。
イベントを仕掛ける機会も多いと思われる鳥栖市の新幹線担当部署の職員さんも、感心することしきり。
唐池社長と共に?後続の さくら302号に乗って、次なる式典会場の博多駅へと上ります。
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新800系のゴージャスな車内に浸る間もなく、14分で博多到着です。続く。
↓YouTube動画で紹介されている、新鳥栖駅の様子。
百日祝いは元来、赤ちゃんの誕生から100日を迎えられたことを祝う儀式ですが、鉄道で行われるのは異例。新幹線開業日に中止された出発式を、改めて行ったという切り口で紹介していたマスコミもありました。
経緯はともあれ、沿線の鉄道ファンとして共に祝いたい気持ちはいっぱい。雨降りの日曜日朝、新鳥栖駅に車を走らせました。
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9時40分にホームへ上がると目に入ったのは、すでに整えられていた出発式会場。両側のモニタには、すっかり全国区となった開業記念CMの「総集編(180秒)」と、「各駅編(新鳥栖)」がエンドレスで流されていました。
5月に入って放送されたTVCMでは「祝」の字がなくなっていましたが、今日は百日のお祝いということでか、震災前に3日間だけ流された「祝」の文字入りバージョンです。
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10時22分に始まった式典挨拶のトップバッターを勤めるのは、JR九州・唐池社長。
震災後の出控えで苦戦したものの、次第に目標値に届きつつあること。CMが予想外の注目を集めて、ネット上での再生回数は200万回を越え、被災地からも元気をもらったとの反応があったこと。元気な地域から元気を届けていかなければならないと思い至ったことを踏まえ、今日の日を迎えたとのメッセージでした。
本来、式典中に列車の発着がないようプログラムされていたようですが、雨による遅れで社長挨拶中に「さくら」が到着するというアクシデントが。式典会場後ろの8号車から降りた乗客は1人だけで混乱はなく、結果的には式典中のいいアクセントになりました。
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続いて佐賀県副知事からは、新鳥栖駅へのさくら停車増を求めるコメントが。そのためにも、まずは県民のより多くの利用をと呼びかけられました。
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鳥栖市の橋本市長は、広大な駐車場を「1日100円、2泊3日でも300円」とアピール。バス駐車場や、駅前に建設が進むがん治療センターなど、鳥栖ならではの取組みが紹介されました。
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来賓によるテープカット。
続いて会場をやや後方に移して、入線してきた「つばめ338号」を101歳の一日駅長が出迎えます。
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駅長と一日駅長の出発合図を受け、新幹線ならではの長いタイフォンを鳴らし、800系新幹線は出発。ホームを埋めた人からの拍手と、「Boom!」の軽快な音楽に見送られながら、つばめは博多へと発っていきました。
本来であれば、100日前に各駅で繰り広げられるはずだった光景。タイミングも形も少し変わったものにはなりましたが、胸にじんとくる思いと共に、僕の中でも何かが一区切りついたような気がしたのでした。
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式典後は、来賓が揃っての記念撮影。ご希望の方はどうぞとステージ裏に招かれ、またとない記念の1枚を。
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一日駅長はお耳が遠いのか、
「通訳がおらんと!」
と、息子さんを介してのインタビュー。新幹線という未来の乗り物なのに、どこかのどかで、ほのぼのした雰囲気を感じられた式典でした。
…とはいえ、さすがは大JRの式典だけあって、時間の割り振りは名人芸ともいえるもの。挨拶の長さもそれぞれで、途中で新幹線が到着するというアクシデントもあったのに、テーップカットから出発までの流れは、焦るでもなく間延びするわけでもなく、ピッタリのタイミングでした。
イベントを仕掛ける機会も多いと思われる鳥栖市の新幹線担当部署の職員さんも、感心することしきり。
唐池社長と共に?後続の さくら302号に乗って、次なる式典会場の博多駅へと上ります。
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新800系のゴージャスな車内に浸る間もなく、14分で博多到着です。続く。
↓YouTube動画で紹介されている、新鳥栖駅の様子。