「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

センセイのコトバ

2016年12月19日 | 今日のお仕事 
昨日、三者面談をしていたときに小耳にはさんだ学校の先生のコトバ。↓↓↓

中3の今ごろになっても、まだ気が緩んでいる中3生全員に向かって
日曜日は8時間くらい勉強してください。」

多い生徒だって4、5時間。多くの生徒が毎日30分から1時間くらいで
中にはゼロという生徒もいるというのに。
「学年プラス1時間」という数字だって絵に描いたモチなのに
そんな現実味のない数字を出されても…。

保護者の方から「どう思います~?」と意見を聞かれ
生徒からは「あのセンセイ、脳ミソどうかしてる。」と愚痴を吐かれ
どんな文脈で出た言葉かわからなくても、これはないわ~、と思いました。


昨日同じように中3クラスの三者面談を実施していた知り合いの塾の
塾長先生がウチのボスにしてきた愚痴電話で聞いた先生のコトバ。↓↓↓

内申点(通知票)を考えても模擬テストの点数を見ても
今さら、どう考えても第一志望校は合格不可能な生徒に向かって
死ぬ気で勉強しなさい!!」

その言葉を鵜呑みにした保護者が
「学校の先生にそう言われたので、死ぬ気で頑張らせますのでお願いします。」
冬期講習会(中3講座)を申し込んできたのだそうです。
塾長先生いわく、
「受験勉強で死ぬとか、ないから。『討ち死にしますよ』『ムリですよ』って意味だろ?
 そんな状態なのに、希望を持ってウチに来られても困るよ…。しかも今頃…。」

その困惑、よくわかります。これが半年前ならまだなんとかできたかもしれないけど
あと2ヶ月半じゃ、取り返せる部分が少なすぎる。
このセンセイも、もうちょっとマシなアドバイスはなかったのかなあ。

私も面談でいろいろな言い方をするし、よく考えているつもりだけど
発言には気をつけようと思いました。