「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

一夜明けて

2018年02月22日 | 今日のお仕事 
今日は中3クラスの授業の日。
志望校変更に関する相談を受けるかも…と身構えていましたが
特に要望もなく、倍率発表前とあまり変わらないテンションで授業を終えました。

倍率が高くても確実に合格できそうだと思っている生徒数名から
「落ちたらどうしよう。」「志望校変更した方がいいと思いますか?」と
休憩時間中に意見を求められましたが、励ますだけで終了。

合格確実レベルの生徒は不安がって更に集中して勉強に励む一方
危なくてヒヤヒヤするレベルの生徒は根拠のない自信で余裕をぶちかましているという
いつもの光景が、また今年も見られます。

なんで100人もオーバーしているのに、その100人に自分が入るわけないと思えるんだろう…。
今までの模試の結果を見たら(合格圏に入ったことがない)
1人でもオーバーしたらそれは自分かも、と思ってしかるべきなのに。
自分だけは大丈夫という、その根拠はなんなんだろうなあ。
落ちたとしても、自分だけじゃないから平気、とも思っていそう。

「志望校を変える気はない」と言うので、あまりとやかく言えませんでしたが
これでいいのか…という思いがつきまといます。

1点でも多く点数をとって、合格をもぎ取ってやろう!
という気概を見せる生徒が年々減っている気がして、なんとも不甲斐ないです。
仲間と本気で競争する機会が少ないこともあるのでしょうが
高望みせずに、無駄な努力をせずに、成りゆきに任せて
流れ着いたところに安住する…みたいな意識の生徒が多いです。まだ若いのに!
ちょうど開催中のオリンピックに出場している選手を見ていると
ギャップに目眩がするわ。