「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

ロングの反対は

2018年11月20日 | 今日のお仕事 
定期テストが終わって、生徒たちは気が抜けています。
中学校では生徒会役員選挙のシーズンですが
候補者以外はあまり関心がないみたい。
次のイベントであるクリスマスはまだ1ヶ月も先で
心を騒がすようなことが特にない、ということは
勉強に専念できそうなんだけどなあ(特に中3)。

今日の英語の授業でも「疲れた」「眠い」と言って
集中力が途切れている生徒がいました。
ちょっとした英単語の問題に「思い出せない」と
手間取る生徒も。

「短い」という単語が思い出せずに困っている生徒がいたので
「髪の毛が長いロングでしょ、短いと?」とヒントを出したら
「パッツン!と即答。
それ英語じゃないし。前髪だけだし。
周りの生徒たちは彼の答えに爆笑し、
睡魔と戦っていた生徒も目が覚めた様子。

他の生徒からの指摘で「あー、ショートかあ。」と気づいたようですが
「でも書けないや。」と独り言。
テストが終わっても、英単語は忘れないでほしいなあ。


ちょこっと

2018年11月19日 | 今日の1品 
今日の1品はいただきものの和菓子。
一口サイズなのが嬉しい。
仕事が一段落してちょっと一息にちょうどよかったです。

年末、年度末に向かってジワジワと忙しくなってきました。
ちょこちょこ休憩を入れながら、息切れしないように
準備していきたいと思います。

美人林と雲洞庵

2018年11月18日 | 今日の出来事 
思いがけず天気が良かったので、今日も出かけました。

まず向かったのが、十日町の美人林
新緑の頃に来たことがあったので紅葉の時期も来てみたかったのです。


ブナなだし、先日きれいな紅葉を見たばかりということもあり
紅葉そのものはそこまで美しいとはいえなかったけど
これはこれで風情がありました。


空を見上げると


足元は


冬の寒い日も、天気が良ければ美しいだろうなあ。
でも、山深いし道が細いから来るのがタイヘンか。

道の駅でお昼を食べてから雲洞庵へ。

こちらは女人救済の庵寺、越後一の寺、ということですが
数年前の大河ドラマ「天地人」で一躍有名になったお寺でもあります。
「わしはこんなところ、来とうはなかった!」の「こんなところ」です。


参道の敷石の下には一石一字ずつ法華経が埋められていて
参拝者は法華経を踏みながらお参りすることになり
参道を歩けば罪業消滅や万福多事の御利益があるとのこと。

「雲洞庵の土踏んだか」は赤門にも御朱印にも書いてありました。
もちろん、しっかり踏みしめながらゆっくり歩きました。

参道をぬけると優しいお顔をした仏像に迎えられました。


中に入ってすぐのところに「長生きの水」

特に長生きしたいってわけでもないけど、飲んできました。

本堂はとにかく荘厳で立派でいろいろ見るところはあるし
本堂以外にも、いくつかお堂があって、仏像や絵や書があって
宝物殿には歴史的に貴重な資料や興味深い絵があって
かなり見応えがありました。

観音堂の「千手千眼観世音とお酉の百体観音」にいちばん惹かれたなあ。
あと、ぽつんと埴輪が飾ってある場所があって「なぜここに?」と一瞬目がテンに。

思っていたより、広くて大きいお寺でした。
観光バスも停まっていたし、それなりに参拝客がいましたが
多すぎるということもなく、ちょうどいい感じで
気兼ねなくゆっくり見て回り楽しむことができました。

そして、御朱印がコチラ。↓↓↓

久しぶりのお寺の御朱印です。
でも、なんて書いてあるかわかるのが嬉しい。


言い訳

2018年11月17日 |   中3 
今日は中3クラスで5回目の模擬テストを実施。

定期テストが終わったばかりで、
週明けには学校でも模擬テストが実施されるとあって
「毎日テスト…」と生徒たちは食傷気味。
緊張感がだいぶ薄れてきているのも心配です。

「この結果をもとに最後の三者面談をします。」
とアナウンスしたら少しピリリとした空気になったけど
ほんの少しだったなあ…。

テスト終了後に
「今回の模試の結果が悪そうだと思った人は今日から勉強して
 『でもテストが終わってからは頑張ってる』って
 三者面談で弁解できるようにしときなさいよ!」
と声をかけたら、「は~い。言い訳考えま~す。
と素直に(?)帰っていきました。
言い訳だけ考えても、行動が伴わないと、お家の人は納得しませんよ!!

弥彦へ

2018年11月16日 | 今日の出来事 
今日は日曜日分の代休だったので、弥彦公園もみじ谷へ行ってきました。


こちらも昨日のもみじ園と同じく、紅葉は終盤。


燃えるような赤い葉も、多くが落ちて
赤いふかふかの絨毯になっていました(トップの写真)。


池には悠々と泳ぐ立派な錦鯉が。
(写真だとわかりづらい。


旧弥彦村役場跡地にある大イチョウは今が見頃でした。
風が吹いて葉が散る様子に、与謝野晶子の短歌
「金色の ちひさき鳥の かたちして 銀杏散るなり 夕日の岡に」
を思い出しました。私が見たのは夕日ではなかったですけどね。

そのまま菊まつり開催中の弥彦神社へ。

今年の大風景花壇は「日光華厳の滝」
色とりどり大小さまざまな菊で彩られ圧巻でした。


拝殿のすぐそばにもたくさんの菊が飾られ
この時期ならではの華やかな境内でした。

天気が良かったこともあるのか、宣伝効果なのか
弥彦公園も弥彦神社もとにかく人が多くて
(自分のことを棚に上げて)「平日なのに!」と驚きました。
たくさんのツアー客、外国人観光客、大型観光バスを見たし
駐車場入り口前に車の長い列も見ました。

人が多い割には、神社の拝殿前にお参りする人の列はほとんどなくて
数年前にパワースポットとして紹介されたとき
大勢の人が並んでなかなかお参りできなかったことを思い出し
あのときとはまた違う雰囲気を感じました。


重軽の石のところにも他に並んでいる人がいなかったので
心おきなく両方の石を試せたのはラッキー。


そして鳥居の前のお店でゲットしたのがコチラ。↓↓↓

上2つは兎をあしらった根付。
弥彦なので兎グッズが多いのが嬉しいやら悩ましいやら。
そして下の2つは金箔入りのガラス細工。
他にもたくさん種類があって、迷ったあげくの2つです。
「お財布の中に」とあるけど、もったいないので飾っておく予定。

今年は例年になく紅葉がキレイで、混雑してはいたけど
それなりに秋を堪能できて良かったなあ。


もみじ園

2018年11月15日 | 今日の出来事 
今日は時間に余裕があったのでもみじ園に行ってきました。


見頃のピークは過ぎたように感じましたが
平日にもかかわらず、まだまだ多くの見物客で賑わっていました。


真っ赤な絨毯もステキ。


天気が良かったので、青空によく映えていました。

暦の上ではもう冬ですが、もう少しだけ秋を楽しみたいなあ。

指導はしたけど

2018年11月14日 | 今日のお仕事 
定期テスト対策授業の全日程が終わりました。

明日が本番だというのに
まだ『平家物語』平安時代の書物だと思っている生徒がいたり
もうテストが終わった学校の生徒に
「『平家物語』って平安時代でよかったんですよね?」と聞かれたり
(成立時代を漢字で書く問題が出題されたらしい)
「「鎌倉」って漢字が書けなかったから「平安」でいいやって…。
という声を聞いたりして、結果が不安です。

居残り自習教室も今日が最終日。
「最後に質問はありませんか?」と尋ねたら
わりと成績の良い生徒が「作文の書き方を教えてください!
自分の意見を書かせる記述問題が出題されるので
その対策かな、と思ったら
「生徒会の選挙演説の原稿の締め切りが明後日なんです。
それ今ここで書くの!?

明日、テストが終わってから書いたら?と促したら
「テストはもう大丈夫ですから。」とのこと。
どこからそんな自信がわいて出るんだろうとは思ったけれど
本人にとっては年に4回ある定期テストよりも
中学時代に1度しかない選挙演説に意識が向くのも仕方ないか。



ちょっと一息

2018年11月13日 | 今日のお仕事 
定期テスト対策授業も残りわずか。
ようやく対策授業の準備はメドが立ち
そろそろ冬期講習会の準備が始まりました。
今期もまた学校の冬休みと曜日の巡り合わせで
日程を組むのが大変そう。
スケジュール案を見せてもらったけど
ちょっと寒気がしました。
これからまだ練り直すとはいえ
そんなに変わらないんだろうなあ。

これで去年みたいに雪が多かったり
インフルエンザが大流行したりすると
さらに予定が複雑化してしまうので
穏やかな冬になることを願っています。
今のところ暖冬の予報が出ていますが
どうなるのかなあ。

争奪戦

2018年11月12日 | 今日のお仕事 
定期テスト本番まであと数日。

生徒たちがやっと本気になってくれたのはいい傾向なのですが
居残り自習時間を超えて居残ろうとしたり
本来授業のない日にも塾に来て勉強しようとしたりする生徒が増えてきました。

受け入れられる人数程度が就業時間中に来る分には大歓迎。
しかし、居残り自習後さらに延長して23時頃までねばる生徒や
土日に我々の出勤時間前に来たがる生徒などもいて、すべてに対応すると
我々の就業時間がとんでもないことになってしまいます。
教室が空いていないのに突然来られても場所がない、ということも。

生徒たちには事前にひとこと申し出るように促し
先着で空き教室を開放することにしたら
予定表を見ながら空き教室を見つけ
「この日のこの時間なら空いているはずだから、オレたち使いたいです!」
と申告してくる生徒多数。
そんなわけで、このところ教室がフル回転状態です。

テスト前日は自宅で自分のペースで勉強してもらうおうと
基本的に授業を入れないようにしているのですが
そこに目をつけて、前日に塾で長時間勉強しようと
目論んでいる生徒もたくさんいるようです。

勉強がはかどる、というのはタテマエで
単に家にいたくない、という生徒もいるので
監督なしの完全なる自習、というわけにもいかないだろうなあ。


文学史

2018年11月11日 |   中2 
今日も休日返上で昼間から定期テスト対策授業を実施しました。

本番まで数日と迫っているので、クラス・科目によっては
総仕上げの意味を込めて過去問プリントを使ってみました。

中2国語は、今回「枕草子」「徒然草」「平家物語」がテスト範囲で
それぞれの作者成立時代ジャンルを漢字で書く問題が
出題されやすいから、必ず覚えてください!
と毎時間訴えていたのに、いざ過去問をやらせてみたらヒドイ有様。

春はあけぼの。やうやう…」と本文が載っていて
作品名作者名漢字で書きなさい。という問題に
「あー…。なんだっけ。知ってますよ!ちょっと待ってください…
と言っている割にはずっとうなっているので、
そっちはあきらめて作者名を聞いたら
紫式部でしょ。」と即答。
ぜんぜんわかってないじゃない。

つれづれなるままに日暮らし…」の作品名ですら
私の顔色をうかがいながら、おそるおそる「…枕草子
読んだ?本文を読んでその答えなの?
私の驚きぶりにあわてて本文を読んで
「あ!つれづれぐさ…。でも漢字が「草」しかわかりません。
今までの授業は何だったんだろうと脱力しました。

「平家物語」成立時代に至っては
「平安」が多くて「安土・桃山」「室町」も何人かいました。
戦をしている時代…というイメージなんだろうな。

そういえば、中1クラスでも「竹取物語」の成立時代を
「日本最古の物語」というヒントがあったにもかかわらず
「江戸」と自信満々に書いていた生徒がいてのけぞったんだよなあ…。

そもそも、時代の順番を覚えていない生徒がけっこういるので
覚えたところで、どっちの方が古い書物なのかわかっていない気がします。
「平成」の前が「昭和」というのはギリギリわかるとして
それより前のことは関心がない様子。

生徒たちのこういう姿を見ると危機感を覚えます。
日本の将来も心配だけど、週明けのテストも心配だなあ。