暗くなるまで待って

都会の夜景を中心に写真のことを。
※掲載写真の無断転載、無断複写は禁止とさせていただきます。

夜景写真はレタッチ前提

2019-12-04 08:20:00 | 日記
自分の夜景写真はレタッチ前提で撮影しています。
理由は単純です。

撮影したままでは地味だから。

もちろん、レタッチしないに越したことはありませんが、ほとんどの場合実際に自分の目で見た印象とは異なります。自分の腕が無いというのも起因していますが…。

もともと都会のキラキラした夜景が好きというのもあり、写真を始めたきっかけでもあります。
プロとして納品してお金をもらっているわけではないのではないので、趣味の範囲であれば自分好みに仕上げたいじゃないですか。

夜景写真に限ったことではありませんが、自分の写真を他の誰か一人でも、心に残してもらえれば、そんな嬉しいことはありません。


作例です。
恵比寿ガーデンプレイスタワーから撮影した渋谷方面の夜景です。

レタッチ前


レタッチ後




Winter Illumination 2019 @カレッタ汐留

2019-12-02 08:45:12 | 撮影記
引き続き、冬のイルミネーション撮影記です。
カレッタ汐留に行ってきました。
開始当初から大量の青色LEDを使ったイルミネーションがとても美しく印象的です。今回のテーマはディズニーのアラジンです。

カレッタ汐留前の広場でけして広いとは言い難い範囲ですが、その分濃縮されている感じがします。
写真を撮っていると、若い女性の驚く声をよく耳にします。きっとここでイルミネーションをやっていることは知っているけれど来たことがない、見たとしてもインスタで写真を見かける程度だったので、実際に自分の目で見て、そのゴージャスさを目の当たりにした、ということなのでしょう。

ここのイルミネーションの撮影は、それほど難易度は高くないように感じます。
きつく白飛びするような場面はありませんが、かなり地味に感じるかもしれません。

今回試していませんが、イルミネーションの幻想的な表現方法のテクニックとしては以下のようなものが考えられます。
・ソフトフィルターを使う。無い場合はレンズ面に息を吹きかけてすぐに撮影する
・クロスフィルターを使う。
・フォーカスして撮った写真と、わざとデフォーカスして撮った写真を後から合成する

なお撮影場所に対しては、年々厳しくなっているように感じます。今回は撮影ポイントについて、実体験を記載します。

撮影ポイントは以下の3つ。
①全体(上から)
②正面(中心部から)
③テント前(魔法のランプの前)

①全体(上から)
イルミネーションが開催されている場所は階層的には地下2階となります。
カレッタ汐留前の広場は屋外なので1階、および各ビルとゆりかもめ汐留駅を結ぶ通路(3階相当)からガラス越しに見下ろすように鑑賞することが出来ます。カレッタ汐留のビルからちょうど反対側にあたる場所からは、イルミネーション会場全体を見下ろせる場所がありますが、イルミネーション開催期間中はガラス面に近づけないようにバリケードが設置されています。2年前はありませんでした。バリケード越しに撮影しても映り込みは必至です。望遠レンズを使えば映り込みは最小限に抑えることは出来るかもしれませんが、全体を撮ることは叶いません。今回は3階部分からバリケードがない通路側からガラス越しと、バリケードないガラスの隙間から撮影しましたが、やはり全景を収めるには厳しい角度です。
また、前回はカレッタ汐留の3階から見下ろせる場所があったのですが、今回は閉鎖されていました。
いずれも安全への配慮もしくは、マナーの悪い一部のカメラマンが原因かも知れません。
なのでイルミネーションを見下ろすように撮影する場合は、カレッタ内の飲食店を利用し、窓際から撮影したほうが確実です。

②正面(中心部から)
イルミネーションの中心部からは、メインとなるテントのようなモニュメントと両脇のいくつかの塔を正面にして撮影することが出来ます。
個人的にはこの場所からの構図がお気に入りです。15分おきに劇中ソングに合わせた光のショーを鑑賞するのにも最適なポジションと言えます。
ショーのタイミングに合わせて入れ替え制の入場制限を行っているので、いつでも撮影出来るわけではありません。会場の両脇に入口があり、入場のために並ぶ必要があります。ショーが行われている最中は並んでいた人以外は入場できません。
この中心部のベストポジション、つまり一番前でショーの鑑賞をしたり、人が入らない状態で撮影するためには一番前に並び、入場が開始されたら速やかに場所を確保しなければなりません。
写真、動画の撮影は自由なので、ほとんどの人は画面に収めるためにスマホを両手でかざして撮影しているので、後方からでは人影無しでの撮影は絶望的です。
ショーが終わってから人が掃けるまで待機、と思っていると、入れ替え制のため速やかに退場するようスタッフに促されます。
なお、イルミネーション周辺にて他の人の邪魔にならなければ三脚の使用も問題ないようですが、入場制限があるうえ多くの人の流れがあるの三脚の使用は、常識的にやめた方がいいでしょう。十中八九、スタッフに注意されると思います。

③テント前(魔法のランプ)
イルミネーションのメインとなっているテントのようなモニュメント(以下:テント)の中にはテーマに関連するオブジェが置かれています。今回は魔法のランプです。
魔法のランプをなるべく近接撮影するためには、このテント前に行くのがベストです。
が、ここも入場制限がなされています。
中心部はショーを楽しむために入場制限を行っていますが、テント前は魔法のランプとの記念撮影のために並んでいます。スタッフにカメラやスマホを渡せば撮影してくれます。
中心部の入場場所が異なるうえ、ショーが行われている時は入場できません。しかも並んでいるのはほとんどがカップル。親子連れや女子同士もいますが、一眼レフカメラを持ったオッサンが独りでここに並ぶ心臓の強さは持ち合わせていません…

①全体(上から)
ガラス越しの隙間から。


ガラス面への映り込み前提


通路側のバリケードがないガラス越しの撮影



②正面(中心部)
これがお気に入り。人がいない状態で撮りたい。


ショーが終わった直後に一番前から


③テント前(魔法のランプ前)
実際にはテント前まで行っていないので、脇から望遠レンズで撮影したものを。ご参考までに。





(撮影日 2019年11月23日