「百人一首」 第1回「外から」見た魅力と謎
日本人なら誰もが知っている「百人一首」。ところが最近、英訳や英語版かるたが、海外でも静かなブームを呼んでいる。
日本文学研究者のピーター・マクミランさんは、その秘密が世界中のどの国にいても通じる高度な「普遍性」にあるという。
「由良の門を渡る舟人梶を絶え行方も知らぬ恋の道かな」。
ゆれる恋心を、舵を失って方向が定まらない船にたとえる鮮烈な視覚性や、それによって表現された感情の普遍性。
そこには人間なら誰しも揺さぶられる巧さがある。
第一回は、「百人一首」に収められた秀歌のもつ、国境を超えた普遍性に迫っていく。
HAUSER - Song from a Secret Garden
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