栗原市金成普賢堂地区西部、林道の終点まで上がり、そこから先は電力会社の送電線巡視
路を登って行くと、若い雑木林の中を行くようになります。道はなだらかな尾根上にあり、
周囲の林床にキノコが生えていないか探しながら上がって行くと、左手の腐葉土上に小さ
なキノコが群生しているのを見つけました。
きれいな栗色のキノコで傘の直径は3cmほど、林床のあちこちに島状に群生しています。
二枚とも2020.9.27撮影
「きのこ図鑑」のページをめくって、似たキノコを探していると、アマタケというキノコが
あって、傘の大きさや色がそっくりです。柄の太さや色、ひだの付き方や密度も同じなので、
「アマタケ」で間違いないでしょう。
食べられるキノコのようで、ほのかな甘みがあるとか。汁物、スキヤキ、酢の物などにして
食べられているようです。ただ、小さなキノコなので採るのに手が掛かりますが、あちこち
に群生しているので、そこそこの収量は確保できるでしょう。
2020.9.27撮影
キシメジ科モリノカレバタケ属のキノコで、落葉を分解する腐生菌。
夏~秋に、松の混じった雑木林の林床に散生~群生する。
傘は丸山型から平らに開き、直径は2~6cm、表面は平滑。肉は薄く、縁が不規則に波打
つものもある。色は茶~肉色で中央部ほど濃色。乾くと色が薄くなる。
ヒダは密で直性~離生、白色からやや傘色をおびる。
柄は細長く中空、上下同大、ときに扁平につぶれる。上部は肌色で下部は帯褐色。
表面は微毛に覆われる。
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