一関市弥栄地区の水田や休耕田では、オモダカが生えているのをよく見かけます。
このあたりでは、コンクリート化されていない用水路が残されていて、さらに
乾田化されていない田んぼもあり、それでオモダカやコナギなどが多くみられる
のではないかと推測しています。
水辺に生える植物を水生植物と呼びますが、その中で水田や浅い池沼の水中に生え、
根は水底の土壌中にあって、葉や茎が水面から出ている植物を抽水(チュウスイ)植物と
呼びます。オモダカやコナギ、ガマやハスなどが当てはまります。
食用のクワイはオモダカの栽培品種で、塊茎の大きさが2~3倍あります。
二枚とも2017.8.19撮影
オモダカに良く似た抽水植物に、アギナシがあります。
アギナシは7月下旬に撮影して、休耕田に咲くアギナシと題して記事をアップしています。
二種は葉と花茎の位置関係に違いがあるようで、オモダカは葉の先端よりも上に花茎が
出ないのに対して、アギナシは花茎が高く伸び上がるようです。
花茎が葉の先端より低い位置にありますから、オモダカですね。
葉にも違いがあって、二種とも真ん中付近から下が二つの側裂片に分かれますが、オモダカ
は上裂片が側裂片より短いと解説されています。 解説どおり上裂片が少し短いようですから、
この点からもオモダカと同定できます。
二枚とも2017.8.19撮影
オモダカ科オモダカ属の多年草で、日本全土に分布する。
水田や用水路、浅い池沼の縁、水のある休耕田などに自生する抽水植物。
秋に葉の基部から数本の走出枝を伸ばし、先端に塊茎を形成して越冬する。
葉は根生、幼葉は線形。狭長楕円形の葉を経て矢尻形の葉身となる。葉柄は長さ15〜60cm。
葉身の全長は7〜30cm、上裂片は挟三角形、側裂片は上裂片より長く、先は鋭く尖る。
花期は8〜10月、花茎は長さ20〜100cmであるが、葉の上部より高くなることはない。
3輪生の総状花序の下方に雌花、上方に雄花をつける。雄花、雌花とも直径は2cmほど。
花弁は3枚で白色。雌しべ、雄しべともに多数。
雄花と雌花の中間位置に両性花がつくこともある。
果実は扁平な痩果が多数集合した球状で、表面にとげがある。
痩果は長さ3~5mm、周囲に広い翼がある。
このあたりでは、コンクリート化されていない用水路が残されていて、さらに
乾田化されていない田んぼもあり、それでオモダカやコナギなどが多くみられる
のではないかと推測しています。
水辺に生える植物を水生植物と呼びますが、その中で水田や浅い池沼の水中に生え、
根は水底の土壌中にあって、葉や茎が水面から出ている植物を抽水(チュウスイ)植物と
呼びます。オモダカやコナギ、ガマやハスなどが当てはまります。
食用のクワイはオモダカの栽培品種で、塊茎の大きさが2~3倍あります。
二枚とも2017.8.19撮影
オモダカに良く似た抽水植物に、アギナシがあります。
アギナシは7月下旬に撮影して、休耕田に咲くアギナシと題して記事をアップしています。
二種は葉と花茎の位置関係に違いがあるようで、オモダカは葉の先端よりも上に花茎が
出ないのに対して、アギナシは花茎が高く伸び上がるようです。
花茎が葉の先端より低い位置にありますから、オモダカですね。
葉にも違いがあって、二種とも真ん中付近から下が二つの側裂片に分かれますが、オモダカ
は上裂片が側裂片より短いと解説されています。 解説どおり上裂片が少し短いようですから、
この点からもオモダカと同定できます。
二枚とも2017.8.19撮影
オモダカ科オモダカ属の多年草で、日本全土に分布する。
水田や用水路、浅い池沼の縁、水のある休耕田などに自生する抽水植物。
秋に葉の基部から数本の走出枝を伸ばし、先端に塊茎を形成して越冬する。
葉は根生、幼葉は線形。狭長楕円形の葉を経て矢尻形の葉身となる。葉柄は長さ15〜60cm。
葉身の全長は7〜30cm、上裂片は挟三角形、側裂片は上裂片より長く、先は鋭く尖る。
花期は8〜10月、花茎は長さ20〜100cmであるが、葉の上部より高くなることはない。
3輪生の総状花序の下方に雌花、上方に雄花をつける。雄花、雌花とも直径は2cmほど。
花弁は3枚で白色。雌しべ、雄しべともに多数。
雄花と雌花の中間位置に両性花がつくこともある。
果実は扁平な痩果が多数集合した球状で、表面にとげがある。
痩果は長さ3~5mm、周囲に広い翼がある。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます