町内の、お寺の山門近くにマサキの木が一本あって、たくさんの実が生っています。
先週までは橙紅色の果皮が割れていなかったのですが、今週に入ると氷点下の朝が続いた
ためか、割れが入って、橙色の種子が顔を出してきました。
種子と書いたものの、いま見えている橙色の部分は果肉状の仮種皮で、この中に小さな豆状
の白い種子が入っています。
2017.12.17撮影
〈 松江の花図鑑 マサキより 〉
樹木の果実には赤や橙、黄色などの派手な色のものが多いですね。
これは鳥に食べてもらうための、作戦なのだそうです。目立てば鳥が集まり、果実を食べて離れた
ところに飛んで行けば、そこで糞をします。糞の中には未消化の種子が入っていて、地に播かれます。
このような種子の散布方式を「鳥散布」と呼びます。
マサキの果実はヒヨドリ、ツグミ、ムクドリ、メジロ、シジュウカラなどが好んで食べるようです。
果実の果肉や仮種皮には発芽阻害物質が含まれていますから、樹下に落ちただけでは発芽しにくい
ようです。鳥が食べて、砂嚢を通過する際に発芽阻害物質が吸収されますから、糞の中の種子は
発芽率が向上するのだそうです。
二枚とも2017.12.17撮影
ニシキギ科ニシキギ属の常緑広葉樹で、樹高2〜6mの小高木。
北海道南部〜沖縄に分布し、海岸~丘陵地の林内や林縁に自生する。
成長が早く刈り込みにも強いため、かつては生垣としてよく植栽されたが、病害虫にやや弱く、
特にウドン粉病になりやすいため、最近は少なくなってきた。
樹皮は暗褐色で、縦に浅い溝がある。本年枝は緑色で丸い。
葉は対生するが、まれに互生する。葉身は楕円形で長さ3〜8cm、縁には浅い鋸歯がある。
質は厚く、両面とも無毛。葉柄は長さ1cmほど。
花期は6〜7月、葉腋から集散花序を出し、黄緑色または緑白色の花を7〜15個付ける。
花は直径7mmほどで、花弁、萼片、雄しべは各4個。花盤が発達し、雄しべは花盤のふちに付く。
果実は蒴果で、直径6〜8mmの球形。11〜1月に橙紅色に熟し、4裂する。
種子は橙赤色の仮種皮に包まれ、落ちずにぶら下がる。
先週までは橙紅色の果皮が割れていなかったのですが、今週に入ると氷点下の朝が続いた
ためか、割れが入って、橙色の種子が顔を出してきました。
種子と書いたものの、いま見えている橙色の部分は果肉状の仮種皮で、この中に小さな豆状
の白い種子が入っています。
2017.12.17撮影
〈 松江の花図鑑 マサキより 〉
樹木の果実には赤や橙、黄色などの派手な色のものが多いですね。
これは鳥に食べてもらうための、作戦なのだそうです。目立てば鳥が集まり、果実を食べて離れた
ところに飛んで行けば、そこで糞をします。糞の中には未消化の種子が入っていて、地に播かれます。
このような種子の散布方式を「鳥散布」と呼びます。
マサキの果実はヒヨドリ、ツグミ、ムクドリ、メジロ、シジュウカラなどが好んで食べるようです。
果実の果肉や仮種皮には発芽阻害物質が含まれていますから、樹下に落ちただけでは発芽しにくい
ようです。鳥が食べて、砂嚢を通過する際に発芽阻害物質が吸収されますから、糞の中の種子は
発芽率が向上するのだそうです。
二枚とも2017.12.17撮影
ニシキギ科ニシキギ属の常緑広葉樹で、樹高2〜6mの小高木。
北海道南部〜沖縄に分布し、海岸~丘陵地の林内や林縁に自生する。
成長が早く刈り込みにも強いため、かつては生垣としてよく植栽されたが、病害虫にやや弱く、
特にウドン粉病になりやすいため、最近は少なくなってきた。
樹皮は暗褐色で、縦に浅い溝がある。本年枝は緑色で丸い。
葉は対生するが、まれに互生する。葉身は楕円形で長さ3〜8cm、縁には浅い鋸歯がある。
質は厚く、両面とも無毛。葉柄は長さ1cmほど。
花期は6〜7月、葉腋から集散花序を出し、黄緑色または緑白色の花を7〜15個付ける。
花は直径7mmほどで、花弁、萼片、雄しべは各4個。花盤が発達し、雄しべは花盤のふちに付く。
果実は蒴果で、直径6〜8mmの球形。11〜1月に橙紅色に熟し、4裂する。
種子は橙赤色の仮種皮に包まれ、落ちずにぶら下がる。
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