南三陸町戸倉地区南東部、集落背後の桑畑跡を踏査していると、林道三叉路近くの桑の樹
下に、黄色い小花が咲いているのが見えます。歩み寄るとキバナノアマナですね。
10m四方ほどの範囲に20株くらいが散生していて、大きな株では10個ほども花を咲かせて
います。自生地の中心辺りに大きな株があって、その東側に花数の少ない株が散生してい
るので、そちらへ分布を広げてつつあるように見えます。
なお、この日はきれいに晴れていたので、花がきれいに咲いていましたが、雨や曇りだと
花は閉じてしまいます。
二枚とも2021.3.31撮影
ネット記事によると、キバナノアマナの自生地の1つとして、りんご園や栗園が挙げられて
います。これらの果樹園では雑草に肥料分を奪われないように、或いは果実の収穫を容易に
するために下草が刈られています。それがキバナノアマナのお気に入りのようで、樹下で密
生してお花畑のようになっているそうです。
ここの桑畑跡も似たような環境で、下草刈りはないものの春~秋は桑の枝葉が茂るため樹下
は丈のある下草が茂りにくく、それでキバナノアマナのような小形の植物が生えやすいのだ
と推測されます。
2021.3.31撮影
キバナノアマナは2016年の3月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/6736f5e61e0f21fff917de2c42392c90
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