石巻市北上町十三浜地区、海岸段丘上に荒れた林道が通っていて、これをしばらく行くと海岸
に下りられそうな踏み跡を見つけました。下草や灌木の間を縫ってゆるやかに下って行くと、
尾根状に張り出した岩場の上に出ました。尾根上を慎重に下ると、あちこちの岩の割目や窪み
に、丈の詰まったエノコログサ似の植物が生えています。
磯浜でも砂浜でもよく見ますから、海浜植物の1つなのでしょう。
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石巻市北上町十三浜地区、ある漁港に面した急斜面の中段に、たくさんの青い実を付けた
低木が、何本か茂っていいます。枝先に葉が輪生状に集まっていますから、トベラの木で
しょう。実は直径1.5cmほどあって、晩秋には熟して黄褐色になり、やがて果皮が3裂し、
中から小さな赤い種子が10個ほど現れます。
三枚とも2019.10.10撮影
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石巻市北上町十三浜地区、ある漁港近くの岩場に、アオノイワレンゲが生えているのを見つけたのが4~5年前のことです。宮城県北における花期は、10月下旬~11月初旬と予測されるので、10月下旬に踏査を計画していましたが、週末に大型の台風が襲来する予報が出されたので、花が咲く前ではありますが、傷む前にと撮影してきました。岩場の下から見上げると、岩の窪みや割れ目に淡緑色の植物が生えているのが見えるので、たぶ . . . 本文を読む
一関市藤沢町藤沢地区南部、丘陵地林際の溜池や周辺の耕作放棄田を踏査していると、黄褐
色に黄葉し始めた植物が叢生していて、葉か茎の先の方に金平糖状のものを付けています。
草姿が似ていることから、カヤツリグサ科のサンカクイの仲間と思われます。
植物図鑑でサンカクイを検索し、その前後のページを見ると私の写真によく似た植物が載って
いて「カンガレイ」とあります。金平糖状の果実も付いています。
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一関市藤沢町藤沢地区南部、丘陵地の棚田の奥に小さな溜池があり、周辺には耕作放棄地も
多いため、何か面白い植物を見つけられるのではないかと訪れてみました。
溜池の土手を歩いていると、ヒシがたくさん浮いていて、その間を埋めるかのように小さな
浮草が群生しています。これはサンショウモですね、何十年振りかで見ました。
かつては水田や溜池等にたくさん浮いていましたが、除草剤が使用されたり、乾田化が推進
さ . . . 本文を読む