30年間ずっとMr.Childrenを見守ってきた森田恭子さん。
3月10日、満を持して本を出版されました。
「歌々の棲家 named Mr.Children」 コチラ
森田さん、初めてMr.Childrenに取材されたのが
1992年3月8日、そうミスチルのデビュー年の…桜井さんの誕生日だったそう。
もうこりゃ「運命」としか…うん。
それから傍らでずっと見守ってこられていました。
そんな森田さんが書いた彼らの歴史は…
「深い」
1992年1月に森田さんがMr.Childrenの音楽をラジオで紹介し、5月に彼らはデビューし、
8月にFM802で「君がいた夏」がヘビーローテーションに選ばれたわけで。
私自身、FM802は開局時より贔屓にしてきたラジオ局だったこともあり、
そのヘビロテで彼らを知ったのです。
802のヘビロテってね…ほぼ洗脳なんです(笑)
一日ラジオかけてたら何度ヘビロテ曲を聴くことか。
だからミスチルもそこで叩き込まれたのです。
でもまあ、それが好みだったから他の楽曲も聴くようになったんですけど。
というわけで、おかげさまでほぼほぼ彼らの動きは見てこれたのです。
なので。
この森田さんの本は「答え合わせ」というか「照らし合わせ」というか。
私が見て感じていた彼らと実際の彼らはどうだったのか?っていう…
森田さんだからこそ知ることができた彼ら…というか桜井さんの素顔と感情。
やっぱ深かったです。
桜井さんの人生や感情と森田さんの人生。
それがその時々で噛み合ったり距離ができたり。
いいときも悪いときもあったはず。
でも要所要所では必ずどちらかが声を掛け繋がってきた二人。
素敵な信頼関係がみえました。
桜井さんにとって森田さんは出会うべくして出会った人、なんだと。
そんなたくさんのエピソード内容の中、ちょっと違う角度でストンと落ちた話がありました。
「感情の倍音」の話。
まず「倍音」とは?なんですけど
(Wikipediaより)
楽音の音高とされる周波数に対し、2以上の整数倍の周波数を持つ音の成分。
…まあ、これだとよく分からないのだけど(笑)
森田さんは桜井さんの歌声について
「ひとつの声の上にもうひとつの声が重なって聞こえるような響きがある」
と。
ひとりで声を共鳴させることができる。
そしてそれは「感情」で作られている、と。
もうね、目からウロコレベルです。
私がなぜ桜井さんの歌声に惹かれるのか。
なぜライブだとより響くのか。
その答えがこれなんだと思います。
「感情の倍音」
"音符に乗せた声+感情の声" が自然と発せられてるってことでしょ?
こんなものを持っているとすれば…それはホント天性のもの、だよなぁ
そしてその天性の声に私の細胞ががっつりハマっているのだと。
あとはですね、
初っ端にフフフフフとニヤケてしまった話。
最初の章の一番初めのサブタイトル「30年前の”あんまり覚えてないや”」
そこで…
私が常々関心を抱いていた案件。
このブログで記事にしたタイトルは…「あんまり覚えてない…な」(笑)
記事(2021年12月5日付)は コチラ
桜井さんが過去の話をことごとく「覚えていない」という件。笑
これを解決してくれるような話が。
簡単に言うと
桜井さんの「ときどき記憶が薄くなる」のは30年前からそうで、
森田さんいわく、桜井さんのその特性は、
多くのものを背負いながら多忙を極めているからではなく「そういう体質だったのか」と。
それなら仕方ない(笑)
っていうか、あまりにも似たような話だったのでひとりニヤけまくりました。
注)「あんまり覚えてないや」は2007年にアルバム「HOME」に収録されている楽曲名です。
とまあ、そんなこんなで…
30周年にふさわしい心がキュンキュンしたりホッコリしたりニヤニヤしたりの素敵な著書でした。
たぶん…あれかもな。
いわゆる「古参」組の方が楽しめる本かもです。
そのときの彼らの表情や言動やパフォーマンスを思い出しながら読むのがイイ。
ごめんなさい。若い方々。
たまにはそんなことも言わせてね。
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