その日は泣き通しで眠ってました
晴れているのか雨が降っているのか記憶がない
現実を受け入れられないのでただただ眠りたいのです
添い寝したあと母親を呼びに行きました
ウンチが出たかったのか少しお尻から出ていたのでお風呂できれいに洗ってあげてから万が一のため買っておいたオムツをつけました
新しいシマシマの服と寒いと可哀想なのでニットの服を着せて白いバスタオルとブービーが使っていたブランケットで包んであげました
妹ゆーたんもかけつけました
斎場は25日まで空いてないと言われたけどキャンセルが出て23日の朝9時に予約とれました
それまではブービーと一緒にいられる....
最後の夜は隣で寝ました
何度も目が覚めてブービーの冷たい背中を触りました
朝、顔を洗ったらブービーに舐められたあとのようにヌルヌルしていた
母親は涙だというけど、涙だったらかぴかぴになるはず
絶対、夜中ブービーが舐めていたんだと思った
お天気は予報と違って澄み切った青空でした
最後までいい子なブービーです
ゆーたんと甥っ子のいっくんも来てくれましたが立ち会いは二人までとの事でゆーたんたちは先に帰りました
母と何度もブービーの顔を撫でました
最後のお別れをして泣きながら受付でお金を払い売店でお骨を納める壺を買って誰もいない待合室で母と座ってましたが
待ってる間、少しづつ気持ちが落ち着いてきてそのうちに50分位で呼ばれました
お骨になったブービーの下顎とのど仏と頭の部分をお箸で母と壺に納めました
他は前もって全て壺に入っています
下顎は2才の時、交通事故に合って手術したワイヤーがちゃんと残っていて確かにブービーなんだと思った
火葬の係の方がとても丁寧でありがたかった
家に戻って祭壇を作ったよ
不思議なことがあった
いっくんが帰るとき外に出たんだよね
1回だけ「ワン!」て大きくハッキリとブービーの声がしたんだ
あんなにハッキリ大きな声だったのに誰も気がつかなかったみたいで
でも私は何も言わなかった
きっと言っても信じないかもしれないから
でも確かに間違いなく聴き慣れたブービーの声だった
きっと私にしか聴こえなかったんだと思う
ああいう不思議なことってあるんだね
白金のオヤジからロウソクとお香が送られてきた
みんなに愛されていたね
母が掃除したらブービーの小さいときの写真が出てきた
目が離れて情けない顔してる
でも可愛かったよ
ブービー
かけがえのない可愛いわたしのブービー
虹の橋を渡っていってしまった
ブービー会いたいよ
でもきっとまた会えるって信じている