6月13日(木)に地域の基幹病院脳神経外科から小脳出血の86歳女性が転院してきた。経鼻胃管による経管栄養が行われていた。
5月23日の夜間に嘔吐したそうだ(治まったのでそのまま就寝)。翌24日の午前6時半ごろに、起きて来ないので家族が見にいった。呼びかけても反応が鈍くて動けなかったため、救急要請した。
かかりつけの病院に救急搬入された。頭部CTで右小脳出血を認めて、基幹病院の脳神経外科に紹介搬送となった。
小脳出血だと手術適応になる場合があるが、今回は保存的に経過をみていた。脳室拡大を認めたが、当初は脳委縮によるものと判断された。
頭部CT再検で脳室拡張が軽減して、それまで水頭症を来していたことが判明した、と診療情報提供書に記載されている。
小脳出血なので、四肢の麻痺はなく、運動失調になる。呼びかけると答えてくれるが、活気がないというか、覚醒が良くない。水頭症が改善した分、嚥下障害の改善が期待されるが、今のところは言語療法士(ST)も嚥下訓練を行い難い。
家族には嚥下再評価を行って、経口摂取の見込みがなければ、胃瘻造設になると伝えた。
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