なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

新型コロナワクチンの効果

2024年11月16日 | COVID-19

 倉原優先生のYahoo newsに「いま接種されている新型コロナワクチンは、冬に流行する変異ウイルスに効くのか?」が載っていた(11月6日の記事)。

 現在定期接種で使用されているのは、JN.1対応ワクチンだが、「現在流行しているKP.3にも今後流行するXECにも中和抗体価は十分達成される」ということだった。

 現在外来では、もっぱらインフルエンザワクチン接種をしているが、新型コロナワクチンも併せて受けたいという高齢者もいて、同日接種している。当院の新型コロナワクチンはファイザーのmRNAワクチン・コミナティを使用している。

 外来の高齢者にコロナのワクチンの通達が来ているかと訊くと、来ていないと答えたりして、接種者は少ない。

 当院の皮膚科の先生は、「先生(当方)が打つなら打ちます」ということで新型コロナワクチンを接種した。費用は15300円。この先生は注射局所が少し腫れるそうだが、全身性の副反応はない(うらやましい)。

 費用が2000~4000円(自治体により違う)の高齢者でも接種者が少ないと、15300円かかる64歳以下の人たちはあまり受けないのだろう。

 

 Yahoo newsの忽那賢志先生と倉原優先生の記事をずっと見ていたが、一時アクセスできなくなった。Yahoo newsのエキスパートのところに変更になっていたので修正してまた見られるようになった。

 

図2.JN.1対応ワクチンの効果(参考資料4より引用)(NT50:ウイルスの感染性を50%阻害する血漿の希釈倍率を表す中和抗体価の指標)
図2.JN.1対応ワクチンの効果(参考資料4より引用)(NT50:ウイルスの感染性を50%阻害する血漿の希釈倍率を表す中和抗体価の指標)
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